面接対策の授業で奥深さを味わった

man and woman near table

面接対策の授業で都立高校に行ってきました。

「3秒で面接官の記憶に焼きつける~面接対策」というタイトルも衝撃的なんですが、面接は合否以外のことにも大きく関わっているという話を聞いてさらに目からウロコが落ちたのです。

講師の先生は鹿児島から来てくれている先生で、面接官の仕事もしているとのこと。

たまたま帰りの電車が一緒になりお話する機会に恵まれました。

そこで驚きの話を聞いたのです。

進学の面接ではそうでもないそうなんですが、就職の面接では、合否以外にもその後のキャリアに大きな影響を持つような評価もされているんだそうです。

それは、就職した後に、幹部候補になるのか、平社員になるかの選別も行われているということなんです。

いわゆる出世コースに乗れるかは、合否の面接ですでに決まるのだそうです。

つまり、最初の3秒で一生が決まるかもしれないということなのです。

よほど優秀な人の場合は、第一印象を超える場合があるそうなんですが、約9割の人は第一印象と変わらず、就職した後の評価も変わらない場合が多いのだそう。

「実は良い人」というのは通用しない世界だということです。

「実は良い人」ではなく「ただの良い人」であればいいのです。

そのためには、準備をすることが大切なんだそうです。

それよりも大切なのは、自分の善き部分を周りに使っていくことを心がける生活をしているかどうかも重要なんだそうです。

隠していれば誰もわからないのです。

たった1回、もしくは数回の面接で一生が決まるなんて…

たった1回の評価で一生が決まるかもしれないなんて…

ビックリしましたわ。

そうそう「愛嬌がある」人も大事だと言ってました。
可愛がられる人ってどこでも重宝されるんですよね。

日々の意識の向け方で、人生は変わると実感しました。

僕らの心理カウンセラーも、その人の態度や言葉使いで、いろんなことがわかるので、同じことなのかなと思ったりしました。

ふとした瞬間に学びがやってきますね。

貴重な話をありがとうございました。

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カウンセリングにアドバイスは必要ないのか?

person in black pants and black shoes sitting on brown wooden chair

カウンセラーだからアドバイスしないんです。
コーチだからアドバイスしないんです。

という話をよく聞きます。

話を聞く仕事をしている人たちの中で、アドバイスをしてはならないという掟があるようです。

基本的なことを言えば、傾聴って、シンプルに話を聞くことなんです。

カウンセラーやコーチが話をするのではなく、クライアントが話をする役割なんです。
話を聞く人、話をする人が明確に分かれています。

20年以上相談業を実際にしていた身としては、これは半分正解で半分間違いなんです。

アドバスが必要なこともあれば、アドバイスがいらない時もある。
話を丁寧に聞く必要がある時もあれば、話をする必要がある時もあるのです。

時と場合によって変わることがあるのです。

アドバイスしたほうが良い時というのは、正解がある時です。
提案としてアドバイスをしたほうがいい時なんです。

アドバイスをしない時は、正解がない時です。
答えは自分の中にあるといいますが、自分で考えて決断する必要がある時にはアドバイスをしないほうがいいのです。

待つことが最善の方法である時もあります。

この辺りのことは精妙なことなのでちゃんと説明するのは難しいです。
きっと本を1冊書けるくらいの分量になるかと。

傾聴型の聞くカウンセリングをする時もあれば、心理分析をしたり、心理療法を使うカウンセリングもしたり、コーチをする時もあれば、コンサルタントのように提案をすることもあります。

クライアントさんとの関係性だったり、相談内容だったりで変わっていきます。

僕らの屋号のようにフリースタイルでやっているのが現状です。

話をただ聞いて欲しい時には、そう言っていただければただ話を聞きます。
また、アドバイスが欲しいと時には、そう言っていただければアドバイスします。

そうやって場を作っていくからこそ、セッションというのでしょうね。

現場からは以上です。

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焚き火シーズン到来

ハンモックフルネスを開催しました。

リピーターの方が新しい参加者を連れてくるという有難いことがおきました。
そして、ハンモックフルネスを喜んでいただいたみたいで、とても嬉しいです。
自然が好きな人は自然に溶け込むのが早いような気がしています。

都会の疲れが洗い流されていくようなそんなハンモックフルネスでした。

誕生日の方がいたので、天板焼きをいただきました。
ふんぱつしてシャトーブリアンも。

ケーキやローソクなんかも用意。
特別なハンモックフルネスになりました。

朝の高尾山口駅。紅葉シーズンかのような人の多さ。そして、夏の暑さでした。

ご参加ありがとうございました。

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登山やアウトドアに役立つロープワーク【登山入門】@丹沢

石井スポーツアドベンチャーズの講習に行ってきました。

8月に行われてた石井スポーツ立川店での「ゼロから始めるロープワーク講習」に参加して、とても学びになったので、丹沢での1日の実践編を受けてきました。

このロープワークは、自分自身がリーダーとして、初心者を安全に登山できるようなロープワークを学ぶという趣旨なのです。

9月の赤十字救急救命講習を受講したのもそうなのですが、もう一度、自分の技術をブラッシュアップするための受講です。

多くの人をアウトドアの活動に誘ってきているので、今一度学んでおきたかったからです。

渋沢駅に降りたのは40年ぶりでしょうか。

高校の時に新人歓迎で登った塔ノ岳が辛くて、丹沢が嫌になったので登りに来たことはありません。

あれっ?沢登りには来たかもしれません(笑)

午前中は室内で座学と講習、午後は外で実践練習です。

学んだことは4種類のロープワーク(フィックスロープ、ロープアップ、ビレイ、懸垂下降)、3種類のノットの習得(オーバーハンド、ボウライン、クローブヒッチ)です。

今回使ったロープは、7mm・10mのロープです。
これが登山の補助ロープとして最適な道具として購入しました。
もちろん、これは基本であり、場所によって持っていく道具を変える必要あります。

僕的に面白かったのは、3人1組で実践練習をしたことです。

1人がリーダー役となってロープを設置していく、残り2人が初心者としてリーダーにフォローされる役割。

初心者がリーダーに負荷をかけました(笑)
「リーダー大丈夫ですか?」「頼みましたよ」「怖いです」
みたいに声をかけると、リーダーの緊張度が増します。
すると、練習ではスルスルとできていたのが、間違ったりできなかったりするのです。
本番さながらで練習しておくことはとても重要ですね。

僕は、ロープワークはスムーズにできました。
「すごいですね」と言われたので、
「前回の講習が終わってから、手が覚えるまで、毎日5分間練習してました。」と答えると
「やっぱり練習ですね」という返事。
地道な努力って大事なことなんですね。
うちには1mだとか2mだとか練習用のロープが置いてあり、思い出した時に練習したりしています。

途中からシノギング講習のように見慣れた光景になっていきました。

山の技術は基本的に似ています。
シノギングはソロで歩くことを目的に、今回の講習はリーダーとして歩くことを目的にしていることの違いでした。

すると考え方や道具が変わっていくのが興味深いものがあります。

実践練習は現場をリアルに思い描けば描くほど、よきシミュレーションになりますね。
積極的に学ぶって、学んでいることと自分の経験をどれだけミックスさせて、新しい知恵に変えることが大切なのかもしれません。
そのために体験型の学習が重要になってくるのではないかと再確認しました。

これで多くの人と高尾山以外の山域に連れていくことができそうです。
そう、ハンモックハイキングでバリエーションルートを行こうかと考えています。
安全のために準備しておくことにこしたことはありません。

とても学びが深まりました。
石井スポーツ立川店の下村伸之さん、ありがとうございました。

oplus_0

2年半つづけてきた講座を終了

person holding world globe facing mountain

週1回開催してきたメンタルトレーニング講座を終了した。

毎週、グッド&ニューからスタートし、呼吸法で心を整え、様々なワークをし、最後に呼吸法をして、シェアして終わるというもの。

最初から参加してくれている人もいて、長い時間をかけた壮大なセッションをした気分です。

講座の進行役をしていますが、僕も変化の旅を共にしています。

誰かが変わる時に、僕自身も変わらざるをえません。

人と人が向き合うということは、そういうことだったりします。

日本でも各地だったり、地球の裏側から参加してくれたり、まるで旅をしているような気分もありました。

僕も東京以外から参加したりしたので、今の時代のオンラインの便利さを受け取りました。

とてもステキな時間を過ごしたし、参加者のみなさんも初めの頃と状況も在り方がも大きく変化していきました。

僕が提唱する「よりよく」変化をしていったのです。

こういう伴走も必要だなと思いつつも、ここで終わるタイミングなんだなと感じて、終わりにしました。

また、やるかもしれません。

ありがとうございました。

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心を整えるためには

woman spreading both her arms

心って何でしょうか?

目には見えないので、あるのかないのかわかりずらい。

でも「心はあるか?」と問われれば、ほとんどの人はあると答えるでしょう。

僕たち心の専門家は、心みるために体をみます。
心に影響を与えるために、体を扱うのです。

心身一如

という仏教用語がありますが、心と身体は同じだととらえています。

もうひとつ心を見る方法として、言葉を聞くこともします。
文字の場合は、言葉を見るというか読むですね。

心を整えるために体にアプローチする方法は様々あります。

呼吸法だったり、マッサージだったり、ツボを刺激したり、体を動かしたり、様々な方法があります。

特に体を動かすという、運動だったり、ストレッチだったり、踊りだったりも心にアプローチする方法です。

筋肉と感情が密接に関係している考えているので、ストレッチなどで伸ばすことで刺激を入れたり、筋トレみたいな負荷を与えて刺激を入れたりします。

またダンスのようにリズミカルに反復の運動して刺激を入れることもあります。

この刺激は脳に直接作用して、心に作用すると考えています。

何が言いたいのかとえば、身体を動かそうということです。

しかも定期的に軽い運動をすることです。

プロスポーツ選手って、健康という視点から見ると、健康でもなかったりします。
なぜならパフォーマンスを上げるためにあらゆることをしているので、体に負荷がかかりすぎていたりするのです。

だから、怪我をしたりしやすい身体だったり、風邪をひきやすい身体だったりもします。
これはアマチュアでもあることですね。
怪我をしていも大会にでたりすることはよくあることです。

なので、適度な運動でいいのです。

散歩だったり、山歩きだったり、ストレッチだったり、自重の筋トレだったりでいいのです。

身体の使い方も重要だったりしますが、これは探求するとマニアックな世界で面白いのですが、ここでは割愛します。

心を整えるために体を動かそう!

という結論でした。

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久々の高尾山(66回目)

今年の夏も暑かった。
7月から9月まで夏だったような気がします。
沢に行くことが多く、たまにハンモックでゆらゆらとする程度の活動。

暑さ寒さも彼岸まで。

ということでお墓参りも兼ねて高尾山に行ってきました。

始発の次の電車で行きます。
現在新宿からの始発電車をみると

新線新宿 4:55発 → 高尾山口駅 6:09着
  新宿 5:29発 → 高尾山口駅 6:20着

始発ではなく、この2番目の電車で行きます。
意外と多くの人が早朝高尾山を訪れています。

久々だと持ち物リストがよくわかりません。
エマージェンシーキット、トイレタリーキット、雨具、防寒具、水…
13-19リットルのビックタートルはスカスカです。

高尾山情報

今現在、今年の3月から稲荷山コースが倒木ために閉鎖中。
噂だと数年前に流行ったナラ枯れのために危険木が100本以上あるとかないとか。
開通は未定らしい。
事故があると大問題になってしまうので東京都も慎重なのでしょう。
ただ今年の紅葉シーズンの混雑っぷりを考えると恐ろしい。

さらに病院道も倒木で閉鎖中。
だが、ゆるく閉鎖されているせいか人は入っていっているようです。
これも8月に閉鎖され、1ヶ月以上放置されていますね。
人手不足の影響なのでしょうか。
この道は東京都の公式の道ではないせいか情報を見つけづらいです。
10月の頭くらいに撤去予定らしい。

ということで通年登り一方通行になっている6号路を歩いて山頂へ。
階段までは快調に歩いていったのですが、階段は呼吸が乱れないようにゆっくりと。
体力が落ちたような気もします。
どんどん追い抜かれていきますが、みんなゼーゼー言いながら登っていってます。
心拍数あげすぎなのかもしれません。

高尾山 7:27着
いつもの定点写真。

富士山は見えませんでした。

ん?!木が伐採されてスッキリしています。
切らなくても良かろうと思ったりも

帰りは1号路で薬王院にお参りして、金毘羅尾根へ。

しっかり開いたタマゴダケが美しい。

そのまま高尾駅まで歩いて、一言堂さんでトトロ定食を。
ちなみに高尾駅 8:47着

高尾駅併設の島根のお店です。
ここ、パンだったりオニギリだったりも美味しい。
ミハラキッチンにフラれた時にはこちらに来ます。
最近は、一言堂さんのほうが美味いかも。

で、バスに乗って墓参り。
午前中のうちに家に帰りましたとさ。

人に伝える時の言葉の大切さ

teach dice ornament on table

先日、とある講習会に行ってた時のこと。

講師の方がたくさんいらして、同じ教科書を複数の講師が教えてくれたのです。

それでわかったことがあった、わかりやすい人とわかりずらい人がいるのです。

スライドもホワイトボードも使わないので、教科書という視覚と、講師の言葉という聴覚で学ぶ方式です。

そして実際に実習をやるので、そこでは体感覚で学びました。

視覚、聴覚、体感覚という感覚すべてを使って学ぶ救急救命講習はとても良かったです。

講師の方々が教科書を説明する時に、自然と頭に入ってくる講師の方と、「ん?」と頭に入ってこない講師の方がいたのです。

これに気づいた理由は、最後の試験でわからない問題があったから。
その時の講師は、ちゃんと言葉を使って言わなかったんです。

確か「あれです」みたいなことを言っていたかな。
「あれ」って何?

100点をとれていたはずなのにという怒りで思い出したのです。

ここに限らず、ちゃんと言葉を言わずに、「あれ」「これ」「それ」「ですよね」と省略して話をする講師がいるのです。

思い出す時に「あれ」「これ」「それ」「ですよね」という言葉しか頭に浮かばずにチンプンカンプンになってしまうのです。

えぇ、僕の頭の特性かもしれないし、ただの八つ当たりなのかもしれません(笑)

で、思ったんです。

言葉をちゃんと使わないと伝わらないということなんです。

このちゃんとというのは、シンプルに必要最低限の単語で伝えるということです。

余計なことは言わない。

親切心から説明を重ねて、これまたチンプンカンプンになってしまうことがあります。
例外的なことを、あれもこれもと言われるとこれまた混乱してしまうのです。

人に指示する時には、とても大事なことだと思います。

何も足さない、何も引けない。

そんな言葉を使ってコミュニケーションをしたいと思った話。

言葉を磨くって大事ですね。

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インプロで停滞する日本の問題点がわかってしまった

eye on a hole in a paper

ダブリンワークショップさん主催のインプロワークショップに参加。
ファシリテーターは絹川さんのインプロワークショップを主催しているあーこ。
ワークショップデザイナーつながりです。

最後に「歌舞伎」という最高の舞台が現れたのに感動でした。

とあるワークにモヤモヤが残っていたので、自主的に振り返りながら整理をしました。

以前、絹川さんのワークショップでも起きたことなんです。
ちなみにその時のことは、ここの「人は変化を恐れて冒険をしない」を参照。

お題があって「うさぎのハイキング」みたいなものがあって、それを一人が一節話して次の人に回してお話を作ると言うもの。

「むかしむかし」→「あるところに」→「うさぎが」→「いました」→・・・

みたいにチームでグルグルと話を回していくのです。

で、なかなかにハイキングに行かないのです。
ずっと家の中にいるのです(笑)

「うさぎが」→「玄関に」→「いきました」→「でも忘れ物に」→・・・

みたいに前に進ませないことを言う人がいるのです。
で、最後に「ハイキングに」→「いきました」と終わらせる感じになるのです。
どうも、他のチームも、チームを変えても、同じ現象が起きるのです。

確か3、4人のチームだったかな。

その中の1人でも、前に進ませないようにする人がいれば話は前に進まないのです。

これ、日本中のあちこちで起きている現象なんだなと思ったんです。
日本の合意形成の基本は先延ばしです。
決めないことで調和をとるのが日本のお家芸。
で、時間切れで声の大きい人の意見が通るみたいな結論の決め方です。
もしくは、なんとなく誰も決めずにヌルヌルと決まっちゃう感じ。

この原因はたった一人の前に進ませない人がいるからなんです。

もっと言ってしまえば、誰の中にも先延ばしにしたい人がいるのです。
誰かのせいでなく、先に進ませたくない人がいるのです。

これクラウン(道化)ならばコメディになって楽しめるのですが…

インプロのワークショップは、自分で行くことを決めて、自分の足で会場に来て、積極的に参加している人たちなんです。

そんな人たちが集っても先延ばしが起きるのです。
決まらない私たちになってしまう不思議。

これ、日本の文化的なものが関わっているのではないかと思うのです。

失われた何十年とか言っていますが、ずっと失われたいるのかもしれません。

日本人が優秀だから戦後復興ができたという人がいますが、僕はただ人口が増えたから景気がよくなったという説が一番しっくりとしていると思っています。

これ探求的なワークショップで、この状況を変えるチャレンジをみんなでやってみたい。
原因となっていることを見つけ出して、解決方法まで見つけたいと思ったのでした。

楽しもうとして参加しているワークショップで、日本がかかえる問題点に出会ってしまったことに感動しています。

たった一人の敵対者がいるだけで組織は崩壊することができるかもと思うとちょっと怖いですね。

主催のダブリンさんのレポートはこちら

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先輩からではなく先生から教わりたい

man in beige blazer holding tablet computer

久々に講習を受けて「人に教えること」について改めて考えています。

先生が生徒に教える時、わかったり、できるようになるために、物語を作っています。
どの順番で、どのように教えたら伝わるのか?

それを邪魔する人がいるんです。

たまに再受講をしている人にいるんです。
そう、急にその先輩が教えだすのです。

僕が教授法に興味を持ったのはスリーインワンというセラピーを学んでいる時でした。
1994年当時は、ワークショップ的な手法の教え方をしているところはありませんでした。

最初と最後には円となり自由に意見をいう時間があったり、ある技術を体験した後にもサークルになって感想から質問まで自由に話す時間がありました。
その中では、一人が話すことを全員で聞くという行為が行われていました。

学校の教室みたいに先生が前にいて生徒に一方的に教える教育しか受けてこなかったので衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そこでは面白いシステムがあって、再受講は半額、3回目の受講は三分の一、4回目以降は四分の一の受講料で受けられたのです。

毎月通ってベーシックなコースが終わるまで約1年かかります。
さらに内容も古今東西様々な手法があり、さらに自分自身も見つめて、ストレスを解放したり、新しい選択をしたりと盛りだくさんな内容でした。

1回では理解することもできなければ、できるようにもなりませんでした。
なので、この再受講のシステムはとても助かったのです。

で、再受講をしている先輩の中に、教えだす人がいるのです。
みんなその人の話なんて聞きたくないのです。

先生から話を聞きたいのです。

得意げに話をしているので、周りの人たちの反応もおかまいなしに話をしています。
役立つであろうと話をしてくれているのかもしれないのですが、ありがた迷惑になっていたのです。
そんな人がいたことを思い出しました。

で、某予備校で人気講師だった人のアシスタントをする機会に恵まれたことがあります。
教えない教え方をする人であり、僕が教えるという行為の影響をとても受けた方です。
その方に、僕自身が「アシスタントをやらせてください」とお願いをして快諾してもらったことがあります。

その時に「受講者さんの質問に勝手に答えないこと。みんなの前で先生に質問をするように伝えること」と言われました。

勝手に教えるなということですね。
そして、一人の質問はみんなの質問でもあるということです。

この経験を繰り返したことで、クラス全体の一体感が増すことを感じました。
その場にいる人の役割が明確になったというか、構造がシンプルであることが重要です。

知っている先生が、知らない生徒に教える

このシンプルな法則が大切だと学びました。
この役割がわかっているとみんなが対等となる場になり、学習効率が最大化するのです。

知っていることをただ伝えればいいというわけではないのです。
特に先輩とかアシスタント役の人はね。

教えるって専門的な技術なんですね。
そして場作りとは、人間力が問われる在り方の問題でもあるんです。

そんなことを思い出して、良き先生に出会うって大事だな。
ご縁って大事だなと振り返っています。

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