インプロで停滞する日本の問題点がわかってしまった

eye on a hole in a paper

ダブリンワークショップさん主催のインプロワークショップに参加。
ファシリテーターは絹川さんのインプロワークショップを主催しているあーこ。
ワークショップデザイナーつながりです。

最後に「歌舞伎」という最高の舞台が現れたのに感動でした。

とあるワークにモヤモヤが残っていたので、自主的に振り返りながら整理をしました。

以前、絹川さんのワークショップでも起きたことなんです。
ちなみにその時のことは、ここの「人は変化を恐れて冒険をしない」を参照。

お題があって「うさぎのハイキング」みたいなものがあって、それを一人が一節話して次の人に回してお話を作ると言うもの。

「むかしむかし」→「あるところに」→「うさぎが」→「いました」→・・・

みたいにチームでグルグルと話を回していくのです。

で、なかなかにハイキングに行かないのです。
ずっと家の中にいるのです(笑)

「うさぎが」→「玄関に」→「いきました」→「でも忘れ物に」→・・・

みたいに前に進ませないことを言う人がいるのです。
で、最後に「ハイキングに」→「いきました」と終わらせる感じになるのです。
どうも、他のチームも、チームを変えても、同じ現象が起きるのです。

確か3、4人のチームだったかな。

その中の1人でも、前に進ませないようにする人がいれば話は前に進まないのです。

これ、日本中のあちこちで起きている現象なんだなと思ったんです。
日本の合意形成の基本は先延ばしです。
決めないことで調和をとるのが日本のお家芸。
で、時間切れで声の大きい人の意見が通るみたいな結論の決め方です。
もしくは、なんとなく誰も決めずにヌルヌルと決まっちゃう感じ。

この原因はたった一人の前に進ませない人がいるからなんです。

もっと言ってしまえば、誰の中にも先延ばしにしたい人がいるのです。
誰かのせいでなく、先に進ませたくない人がいるのです。

これクラウン(道化)ならばコメディになって楽しめるのですが…

インプロのワークショップは、自分で行くことを決めて、自分の足で会場に来て、積極的に参加している人たちなんです。

そんな人たちが集っても先延ばしが起きるのです。
決まらない私たちになってしまう不思議。

これ、日本の文化的なものが関わっているのではないかと思うのです。

失われた何十年とか言っていますが、ずっと失われたいるのかもしれません。

日本人が優秀だから戦後復興ができたという人がいますが、僕はただ人口が増えたから景気がよくなったという説が一番しっくりとしていると思っています。

これ探求的なワークショップで、この状況を変えるチャレンジをみんなでやってみたい。
原因となっていることを見つけ出して、解決方法まで見つけたいと思ったのでした。

楽しもうとして参加しているワークショップで、日本がかかえる問題点に出会ってしまったことに感動しています。

たった一人の敵対者がいるだけで組織は崩壊することができるかもと思うとちょっと怖いですね。

主催のダブリンさんのレポートはこちら

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自分のパターンから抜けろ@インプロに参加してきた

絹川友梨さんのインプロビィゼーション(即興劇)のワークショップを受けてきました。
WSD仲間のあーこが主催してくれているワークショップです。
もう長年継続してやっているのがすごいですね。

今回は、そんな生え抜きの方からはじめての方まで経験値がバラバラな会。
みんなの動きや言葉を見ていると、誰がベテランで誰が初心者かわかりません。

ベテランが自分のお決まりのパターンにはまっていたり、初心者が爆発力を発揮したりしているのです。

エルダー世代が多いので、みなさんそれぞれの人生経験があるのです。
今まで生きてきた物語の欠片を集めて即興に全力で体当たりをしている。
それを見せてくれることにが感動につながります。
フィクションではなくリアルな何かがあるからでしょうか。

演劇そのものは嘘だからこそ、自分の動きや言葉が本当になると心が動くのかもしれません。

な〜べ〜♪な〜べ〜♪そ〜こぬけ〜♪
そ〜こがぬけたらかえりましょ〜♪

というゲームが印象的。
2人1組で手をつないで、前半を歌いながらひっくりかえる。
後ろ向きになったままで、後半を歌いながらひっくりかえる。
ってやったことあります?

僕には記憶はないんだけど、みんな知っていたんですよね。

これが3人、5人、10人と増えてやっていくのです。

うちのチームは、わちゃわちゃとやってケラケラ笑いながらやっていたのです。
他のチームは、やり方を知っている人が、さりげなく指示をしてやっていました。

知っている人が助けるのは効率の良いやり方なのですが、非効率なやり方でも楽しいものです。
しかも、意外な方法が見つかったような気もするのです。
そして、できた喜びも大きいのです。

現代社会は効率重視社会。
それはそれでOKなんだけど、効率を無視することに喜びや豊かさがあるのです。

大事なことはどちらもできること。

タイパ、コスパを重視している人たちって、幸せから遠ざかる傾向があります。
これしていると自分が何が好きなのかがわからなくなるから。
好きって感情なので、感じる必要があるのです。
タイパやコスパって思考のみでやるようなものです。

えぇ、嫌いな勉強をやるにはいい方法でしょう。

好きなことは永遠とやっていたいのです。
できれば引き伸ばした。
子供の頃のようにうだうだと遊んでいたいものなのです。

便利なだけがいいとは限らないのです。

このゲームはリーダーシップ殺しに使えるワークだなと思ったのでした。

1・2・3・4・5・6・7と順番に数を数えていきます。
この時に1〜6までは自分の肩に手を触れます。
その触れた側の隣の人が次の数をいうのです。
そして、7の時に、シェーみたいなポーズ(7の形)をとります。
あげた手の指方向の人が1から順番に数を言っていくゲーム。

このゲームも丁寧にルールを説明しながら進んでいきました。

この時に2チーム作って、失敗したら「間違っちゃった!」と言って他のチームに行くゲームです。
本当は「間違っちゃった」と言ったら周りは「いいね!」と称えるのですが、みんな間違っちゃったら笑いながら速攻で次のチームに行ってました。

間違うことが楽しいし、間違った人が愛おしく見えてくるんですね。

幼児教育の専門家が参加していたのですが、今の子達は3歳くらいでもう失敗を恐れているそうです。

失敗をしない方法は新しいことをしないことです。
いや、失敗していいんだ。新しいことは失敗するんだよ。
どんどん新しいことやっていこうぜ!

2人のエチュード

これも面白かったな。「何やっているの?」の二人版をやりました。
二人組で即興劇を組み立てていきます。

ちなみに僕が「何やっているの?」と聞いたら「夫婦喧嘩」と言われました。
まじか!

不機嫌な旦那役ですよ。イライラしながら椅子に座ります。

これまた怒っている妻が登場します。
まじで怖い顔をしています。
どちらかといえば逃げたい(笑)

「誰のおかげで食えていると思っているだ?」
とよく夫が妻に言ってケンカになるセリフを言います。

観客は女性が多し。みんな妻の味方です。
僕が即興で言葉を言うたびにブーイングですよ。

男性が一人いたのですが、女性の味方です。
「いや、ちょっと待てよ」と言いたかった。

対立構造が良かったみたい。
途中でほんと逃げたかったんだけど、悪い夫をやって良かったわ。
全世界を敵に回すって意外と気持ちが良いのよ(笑)

あとは、記号的な演技をしなかったのが良かったんだなと。
ただ立っているだけでも怒りが伝わっているんですよね。
観客の想像力を信じて場にいるだけでもいいのだなって。

他の組で面白いのは、指示役と道化というクラウン的な構造の即興劇。
役割がハッキリするって面白いのね。

ファシリテーターの絹川さんのサイドコーチが入るから、それを信頼して丁寧に自分の世界を作っていけば相手に伝わるんですね。

そんな体験でした。

荒波ある現代社会を波乗りするかの如く生きる知恵をもらえるのがインプロなのだ!

みなさん、ありがとうございました。
メモ的ブログでした。

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