ハラスメントとは何か?

man wearing a suit jacket and stripe necktie

先日参加したインプロで「インプロではハラスメントが起きる危険性がある」という言葉を聞いて衝撃を受けました。

インプロの基本的な考え方に「イエス、アンド」というものがあります。

これは相手の提案を受け入れて、行動するというような意味です。
少なくとも僕はそうとらえていました。

例えば、カメラマンとモデルさんの関係で

カメラ:「いいねぇ、次のポーズ行ってみようか」
モデル:「はい。」
カメラ:「いいねぇ、ちょっと違うポーズをしてようか」
モデル:「はい。」
カメラ:「いいねぇ、ちょっと脱いでみようか」
モデル:「はい。」

というようなことが起きるのです。

指令する人とそれに従う人。これがハラスメントの原型というものです。

権力構造ができてしまっている状態で、ハラスメントが起きがちということです。

で、本来の「イエス、アンド」の技法は違うのです。

Aさんがオファーをだしたら、Bさんがそれをイエスで受け入れてAさんにオファーを返すということなんです。

つまりAさんからBさんにオファーをだして、次にBさんがAさんにオファーをだすのです。

ちなみにオファーって提案やアイデアやリクエストという意味ね。

双方向にオファーをだしあえば権力構造ができずに、対等な関係性ができあがるのです。

なるほどと思ったんですよね。

ハラスメントの構造は、権力側も変えることができるけれど、従者側も変えることができる可能性を示唆しているのです。とちらも状況を変えることができるのです。

加害者側も被害者側も状況を変えることができるということです。
実際には被害者側は難しいかもしれませんが、変えることができる可能性はあるのです。

伝統的に即興劇でも、コントロールする人に翻弄される人がいて、最後はその構造をひっくり返して笑いに帰るというものがありますから、同じ構造であることはハラスメントになる可能性があるということでしょう。

師弟関係も、ずっとやっているとこの構造にはまり込んでしまうことがあるのかもしれません。だから守破離があるのでしょう。

対等性って大事なことだと改めて思ったのでした。

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問題を指摘するならバイトでもできる

waiter and customer in a hotel restaurant pointing a dessert

起業してからメンターに言われたことの言葉を思い出しました。

僕自身、会社員時代には自分のプロジェクトを批判することも多かったです。
なぜやるのか?それが腑に落ちないし、お客様のために開発するのではなく、会社の上層部への言い訳のために開発をしている感じがしていたから。そして、問題を言うことは良いことだと思っていました。

そんな思い込みを持っていたらメンターに

「問題を指摘するなら高校生のバイトでもできる」

と言われて、ハッとしたのです。

「問題に気づくことは、とても良いこと。
 プロはその先にいかなればならない。
 それは、解決策も問題と共に考えて提案することなんだよ。」

批判は誰だってできるのです。

その先を考えているのか?
どのような未来を手に入れたいのか?
理想の未来を手に入れるために何ができるのか?

そこまで考えて初めてプロと言えるのだということなんです。

問題を指摘するだけなら被害者のポジションで済むのです。
誰かのせいに、何かのせいにしておけばいい。

解決策まで考えて提案するのは加害者のポジションです。
加害者は影響を与えるポジションと言った方がニュートラルですね。
解決策は仮説に過ぎないのでできるかできないかはわからない。
時には批判もされることもあるでしょう。
でも、解決に向かって行動する意欲がある行為です。

引き受けるってなかなかに大変なこと。

だからこそ、貴重な存在なんです。
それがリーダーシップなんだろうなぁと思ったり。

ただ、今の時代は解決しなればならない要素が多く複雑系な問題になっていることも多いです。より多くの人と協力をすることも大事なんだと思っています。

メンターから言われた言葉って、いつまでの残りますね。

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インプロワークショップに参加してきた

先週に引き続き、インプロのワークショップに参加してきました。

先週のインプロでファシリテーターをしていたあーこが主催の絹川 友梨さんのワークショップ。

師弟のワークショップを連続で受けた感じです。こういう時に僕が注目しているのは、何が受け継がれているのかということです。いろんな師弟関係の弟子の方のワークショップを受けまくっていた時代があるのですが、全く別物になっています。個性が際立つのが興味深いところです。

今回の僕のテーマは「スピリチュアリティ」の探求です。スピリットとか魂とかいう言葉は人の思い込みがありすぎます。恐いとかいう人もいるし、財布は黄色に限るとか、人によって言っている定義が違いすぎる言葉でもあります。

僕ははスピリットというのは、目に見えない世界のことだと定義しています。心、感情、精神もスピリットです。魂という訳もありますが、もちろん魂もそうです。

これだとわかりずらいので、繊細な感覚でとらえるものという定義を採用しています。同じものを見ていても見えているものが人によって違います。同じ言葉を聞いていても聞いている言葉は違います。同じ体験をしても気づきが違います。これは個性なんです。どんな感覚に敏感かどうか人によって違うのです。

これがスピリチュアリティの入り口だと考えるとわかりやすいのです。感覚ですね。

インプロにはこの感覚を磨くためにメソッドがあると僕は思っています。それを学びにいきました。

今回も様々なワークをしました。2人1組になってお互いに感じ合ってオファーをだすようなそんな即興劇。何が大事かと言えば、言葉を話さずに感じることなんです。言葉で相手とつながろうとするのではなく、相手を感じること。それは肉体的に感じることかもしれないし、第六感で感じることかもしれません。言葉を使わずに相手を感じること。ここにスピリチュアルの扉があるのではないかと思ったのです。非言語といえば非言語なんだけど、相手を言葉以外で感じるというアンテナみたいなイメージです。

言葉にしてしまうと誤魔化しが入るというか、自分に嘘をつけるというか、感じることをやめてしまうのです。周りに起きていることを感じずに、自分の観念の世界に逃げ込むみたいな感覚です。現実ではなく虚構の世界に逃げ込むみたいな。演劇そのものは虚構なんだけど、虚構だからこそ本物でなければならないという不思議な世界なんです。思考的な部分は嘘でも感情的な部分は本当みたいな。

思考のスピードは速いのだけれど、感情や感覚のスピードは遅いのです。遅いからこそ焦らないで感じることが大事なのです。

瞑想って座ることが多いのだけど、ゆっくりを感じるために座るんですね。ただ、今の時代はただ座っていると雑念が多く思考の世界に取り込まれて行ってしまうんです。

だからこそ、身体的なアプローチ、全人的なアプローチをする演劇的なインプロが大事なんだなと思ったのでした。

「ゆっくり感じる」が今回手に入れたことです。

ありがとうございました。

追記:ファミリーコンステレーションやルコック系クラウンワークショップで学んだことを思い出しています。ここにも沈黙があった。

追記2:身体性と言語性と霊性を分けて相互的な影響を感じられるワークを作ろう。

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情報発信で心掛けていること

person holding blue ballpoint pen writing in notebook

情報発信について意識したのは何時の頃だろうか?

思い返すと1988年頃、大学時代のサークルの頃ではないか。部室には誰もが自由に書き込みができるサークル・ノートがあった。そこに好き勝手に書いていたことを覚えています。何も考えずに手が動くまま文章を書いていました。ちなみに日記というものは書いたことがありません。ほとんど誰かが読むことが前提の文章を書いています。

裏サークルノートもあって、人間関係や人のキャラを書いているのがあって、それが面白いと思って自分でも作った覚えがあります。

1994年に就職したらネットが当たり前のようにありました。そこでオンラインでコミュニケーションをすることを学び始めた気がします。もう30年もネットの世界と関わっています。

色々な方からネットにおける発信についてアドバイスをもらいました。

ちょっとそれを整理してみます。

  • 自分の言葉でかけ
  • ネットは公共の場
  • 言葉では伝わらないことがある
  • 文脈を読むこと
  • 関係性を築くならオフラインで
  • 引用する時は、自分の見解も書く
  • 誤解は起きるもの
  • 情報発信を続けたいなら毎日書くこと
  • 情報を発信したいならクローズドなSNSではなく、オープンなSNSを使う
  • 伝えたいことは何か?

いろんなことがあったなと思い返しています。

今でも「自分の言葉で書く」は大事にしています。

他者の言葉は他者の言葉であり、自分の言いたいこととズレている。
自分の言葉で書くことは、自分の頭の中を整理することに役立つ。
自分との対話になるから伝えたいことがあるなら自分の言葉で書く必要があるんです。

3000日毎日連続でブログを書いた経験があるから、きっと書くことが好きなんだろうな。
動画も好きだから情報発信が好きということなんでしょう。

自分の感覚を言葉にして、自分を理解したいこと。
他者の言葉にならないことを言葉にすることができるのではないか。
読むことで癒しが起き、勇気づけられるのではないかと思っているのです。

書くことの新しいペースを作っていこう。そんなことを今思っています。

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遊びを軽視していないかい?

woman sitting in front of macbook

急に仕事が入ってしまい参加できなくなりました。

そんな言葉を彼方此方で聞くことがあります。

断られるのは、遊びの用事であったり、学びの用事であったりします。

仕事 >>>>> 学び > 遊び

のように仕事がとても重要視されていることがほとんどです。

これでいいの?

僕はこのテーマについてずっと観察しています。

結論としては、仕事も遊びも対等にしている人は幸せそうだということ。

仕事だから断ることはありません。
遊びもとても重要視しています。

これをもうちょっと深掘りすると、人間関係をとても大切にされている方が多いです。

仕事関係も遊び関係も大事にしているということです。

自分のライフワークが仕事の場合、断るということもあります。
その時も仕事だからという言葉を使うのではなく、「大事なことだから」「自分の人生を左右するようなことが起きたから」「どうしても必要なお金だから」など正直に語ってくれる方が多いです。

遊びを軽視してはいけません。

遊びって自分の器を広げるような投資なんです。
リラックスできるから以上の恩恵があるのが遊びなんです。
もちろん大好きなことを遊びにするんですよ!

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49対51のポジティブさで行こう!

ポジティブシンキングって危険な考え方です。
それはネガティブを否定してないことにしている場合があるから。

ネガティブを含んだポジティブな状態って案外と難しい。

きちんとネガティブな感情を感じて受け入れる必要があるのです。

その上で、ネガティブな感情の裏にある本当の感情。
あえていうならポジティブな感情なんですが、ちょっと違うのです。
望んでいる状態というのが正確ですね。
それはポジティブだということです。

ネガティブを含んだポジティブな状態ってニュートラルな状態なんです。

僕はニュートラルはゼロのイメージを持っていましたが、最近ちょっと変わりました。

ちょっとだけポジティブだということです。

このポジティブさは人生をドライブするアクセルようなものです。

100のポジティブ、0のネガティブではなく、51のポジティブさ、49のネガティブさなのではないかと思っています。

感覚の問題です。

51対49で、ちょっとだけポジティブさ上な状態。

これがゴキゲンであることだと思っています。

今日もゴキゲンでいきましょう!

ちょっとだけポジティブ!

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ミッドライフクライシス

僕自身も50歳を超えて、50代以上のコミュニティに入り、人生の折り返し地点を過ぎた生き方を研究しています。

50歳って体力が落ちたり、定年後の身の振り方を考えたり、子育てが終わったり、生き方を見つめなおす年代です。

個人セッションやワークショップでもこの世代の方々と接する機会があり、多くの相談を受けています。

自分自身のこと、パートナーシップのこと、仕事のこと、生き方のこと、健康のこと…

はじめて自分に立ち返る時が、この年代からスタートするのかもしれません。

この年代の方々にもアプローチをしていく必要があると感じています。

ミッドライフクライシスという言葉と出会いました。
人生の折り返し地点である50代以降の人の心理的危機のことです。

人生の危機は誰にも一度は訪れるものです。

人によっては複数の場合があります。
これは人生を見つめ直すサインだと僕は思っています。

キッカケは、病気、離婚、リストラだったりするかもしれません。

自分自身を見つめ直すサービスをずっと提供してきました。

それがライフチェンジプログラムなんですが、このミッドライフクライシスについても、専門的にあつかう日が来たのかもしれません。

人生の中間地点での「生きる意味を見つける」ことをサポートしていきます。

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行動がすべて

行動できる人、すぐに動ける人を尊敬します。

僕は、ついつい観察してしまうタイプなのです。
なので、最初の一歩が遅いんです。

言葉では良いことはいくらでも言えます。
それを実行する人は少ないのです。

どちらが本当の自分なのか?言葉なのか?行動なのか?

これは行動なのです。

行動しないということを含めて、行動している自分がすべてと言っても過言ではありません。

ほんと動ける人を尊敬します。

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ルールって誰もが気持ちよく過ごすためにあるもの

僕はついついルールって、人を縛って自由を奪うものだと思ってしまいます。

これ1人だったり、少人数の時には問題は起きないんです。

ところがある一定数を超え始めた時から問題が起きてくる。

嫌な思いをするんです。

これをどうすればいいのか?

うちのかみさんに相談したら

  • 一貫性を持つこと
  • ルールを作ること

ということを教えてくれた。

僕は思いつきで色々なことを変えがち。
これはこれで柔軟性があって良いことでもある。
即興性が大事な場面もある。

ただ、多くの人が関わる時には、一貫性がない人は迷惑になる。
朝令暮改。朝に言ったことが夕方に変わっていると周りは迷惑になる。
その人の言うことを聞いてもらえなくなる。
「だって、また変わるんだから言うこと聞かないで適当にやっておこう」
となってしまうのだ。

自分のためにも仲間のためにもルールを作ることが大事な場面があるのだ。
暗黙知のままではなく、明文化することで、自分も他者もハッキリとわかるようになる。

今の僕に必要なことは、ルールを作ることなのです。

言葉は自分を縛る特性もあるが、言葉を欲しい未来を創るために使うこともできるのだ。

関わる人が心地よく感じるような健全なルールを作ろう。
それが社会というもんなんだなと改めて感じている今日この頃。

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ツイていないなと感じる時にやること

black and white hardtail bike on brown road between trees

痛み止めを飲まないといけないくらいに歯が痛くなる。

寝たら治るかと思いきや起きたら薬が切れて痛い。

またロキソニンを飲んで、歯医者に電話。

「お盆明けで混んでいるので、待つかもしれませんが、今から来れますか?」

という提案を受けて、自転車で歯医者に向かう。

途中、段差があることに気づかず、思いっきり突っ込で、やばかったなぁと思っていたら、どんどん自転車を漕ぐ足が重くなっていく。

やっちまったな、パンクだ。

仕方がないので自転車を押して歯医者を目指す。日差しが暑いがそんなことは言ってられない。

なんとか歯医者について、治療を受ける。

歯ではなく歯茎がはれているだけで、歯ブラシかなんかで傷がついたからではないかという診断。ホッとする。

だが、自転車はパンクをしている。チューブは持っているが、ポンプがない。

近くの自転車屋さんに持ち込んだから修理をする店主はいないという。なので、ポンプを借りて自分でパンクを修理する。

どうやるんだったかなと思い出しながらチューブ交換。空気をどれくらい入れたらいいのかなぁと思っていたら、チューブが破裂。コントみたいに白い煙をだしてタイヤは萎んでいった。笑うしかない。

自転車屋さんに「ビートがちゃんとはまってなかったねと」指摘を受けて納得。つめが甘い俺。

で、修理を依頼した。チューブだけでなく、タイヤにも穴があいているということで全交換。7500円。

さすが自転車屋さん。手際がよかったし、こうなるのかと思いながら修理を見る。いつもよりも頑丈そうななタイヤがついたのでパンクに強そうです。

途中、コンビニにピットイン。水がなくなったのでアイスコーヒーを飲んで熱中症対策。さらに歯科医でもらった抗生物質を飲む。

無事に家についた。怒涛のような午前中が終わった。

こんな時には「ツイてない」と嘆くのではなく「厄落としをしたな」と考える。

もっと悪いことが自分の身に起きたであろうことが、歯痛と自転車のパンクで済んだのだ考えるのだ。

で、冷静に起きたことを振り返る。

  • 暑くてタイヤ交換をしなかったツケがでたな。
  • 出張で丁寧に歯を磨かなかったな
  • 奥まで磨こうとして磨く力を強くしちゃった
  • 急いで自転車を漕ぎすぎて、段差が見えなかった
  • 自転車のチューブ交換もしっかりと見ていれば破裂しなかったな

暑さで注意散漫になっていることがわかる。

小さなことを面倒臭がらずにやること先延ばしにしないことも重要だということがわかる。

丁寧に生きることが大切だという反省。

このくらいで済んだことがむしろラッキーだったなと思う。

さて、一歩一歩着実に進んでいきましょう。厄も落ちたのだから。

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