先日参加したインプロで「インプロではハラスメントが起きる危険性がある」という言葉を聞いて衝撃を受けました。
インプロの基本的な考え方に「イエス、アンド」というものがあります。
これは相手の提案を受け入れて、行動するというような意味です。
少なくとも僕はそうとらえていました。
例えば、カメラマンとモデルさんの関係で
カメラ:「いいねぇ、次のポーズ行ってみようか」
モデル:「はい。」
カメラ:「いいねぇ、ちょっと違うポーズをしてようか」
モデル:「はい。」
カメラ:「いいねぇ、ちょっと脱いでみようか」
モデル:「はい。」
というようなことが起きるのです。
指令する人とそれに従う人。これがハラスメントの原型というものです。
権力構造ができてしまっている状態で、ハラスメントが起きがちということです。
で、本来の「イエス、アンド」の技法は違うのです。
Aさんがオファーをだしたら、Bさんがそれをイエスで受け入れてAさんにオファーを返すということなんです。
つまりAさんからBさんにオファーをだして、次にBさんがAさんにオファーをだすのです。
ちなみにオファーって提案やアイデアやリクエストという意味ね。
双方向にオファーをだしあえば権力構造ができずに、対等な関係性ができあがるのです。
なるほどと思ったんですよね。
ハラスメントの構造は、権力側も変えることができるけれど、従者側も変えることができる可能性を示唆しているのです。とちらも状況を変えることができるのです。
加害者側も被害者側も状況を変えることができるということです。
実際には被害者側は難しいかもしれませんが、変えることができる可能性はあるのです。
伝統的に即興劇でも、コントロールする人に翻弄される人がいて、最後はその構造をひっくり返して笑いに帰るというものがありますから、同じ構造であることはハラスメントになる可能性があるということでしょう。
師弟関係も、ずっとやっているとこの構造にはまり込んでしまうことがあるのかもしれません。だから守破離があるのでしょう。
対等性って大事なことだと改めて思ったのでした。
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