夢を紙に書いておくことの重要性

「好きなことを仕事にする」ということは僕が追求しているテーマのひとつ。僕はこれを現代の修行だと思っています。修行とは、自分自身を知ることであり、この世界での自分の役割を自覚することであり、豊かさを分かち合い、自分自身が幸せを感じることである。

とても楽しいことは多いが、それと同じくらいに苦しいこともある。楽しいことと苦しいことは同じようエネルギーで、プラスの側面から見れば楽しく、マイナスの側面から見ると苦しい。だからこれこそが現代の修行ではないかと思っています。

快を求め、痛みを避ける

これは人間の本能です。つまりは逃げやすいということ。痛みから逃げる。逃げること自体も痛み。

するとどうなるのか?

自分自身を誤魔化すのです。意識的に嘘をつくというよりも無意識に嘘をつく。それも自分自身に。だって、痛みを感じたくないもんね。

だから、自分の夢や決めたことを紙に書いておくことが重要なのです。

いつでも見返すようにすることが大切なのです。初心忘るべからず、時々の初心忘るべからずなのです。人の記憶ほどあてにならないものはないのです。脳科学的に言えば、記憶って思い出すたびに書き変わっていくこと。昔の辛い思いでも、懐かしい話になるのは、この機能がそなわっているためなんです。この原理を使って僕たちセラピストは心を癒したりするのです。

人が元気にいられるように、忘れるし、記憶さえも書き換える。これが人間だということ。だから、脳内に記憶させるのではなく、紙に書くことで記憶をさせるということが重要なのです。

本当に都合良く人は自分の記憶を書き換えるから。

紙に書いておきましょう。あとから見直すと興味深いことがわかります。特にやりたいことについて書いておくことは重要です。1年に書いたものなんて、覚えていないですから見返すととっても面白いです。書いた覚えがないのに叶っていたり、こんなこと望んでいたんだと思ったり、都合良く忘れていたりすることがよくわかります。

身体と心と魂で選択していれば、夢を叶える方向にしかいかないんだけど、意外とみんな選択できていないんだよね。心から選択すると色んなことが淡々となります。なぜなら感情に左右されなくなるから。この体験は一度するといいんじゃないかなと思ったりします。ワークショップ作れないか考えよう。これも僕の夢のひとつに加える。

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雨の中のハンモックフルネス

雨は夜更け過ぎにやみ、気温が上がってくる来るという天気予報。それを見て開催を決定。ところが天気って気まぐれなんですよね。気温上がらず雨は再び降ってくるというコンディション。みなさんのアウトドアでのスキルがアップする会となりました。

どんな環境でも持っている道具で対応する。そんな面白さを知れた会だったかもしれません。

今回はいつもと違い高尾駅に集合です。後ろに映っているIchigendoさんは、パンやおにぎりが美味いです。ここでお弁当を買って山に登ったりします。

高尾駅集合になった理由はこちら。ミハラキッチンです。ここでのご飯をSNSで発見した人たちが是非行きたということで実現しました。

このお店は高尾という内陸にあるお店なのに海鮮が美味いんですよね。念願の炙りサーモンといくら丼を新米でいただきました。美味すぎました。

このお店は何を食べても美味しいのです。ただ、お腹いっぱいになるので、山でご飯を楽しむ時には行けないお店です。夜までお腹いっぱいでした。

高尾駅から歩くグループと高尾山口駅に移動して歩くグループに分かれて現地集合に。

写真の通りにビューポイントは霧で何も見えず、、、

というわけで、現地で無事に合流。スタスタと歩いたせいかそんなに遅れずに到着。腹ごなしになったとかならなかったとか。

雨でもそれぞれの凌ぎ具合が素晴らしい。意外と樹林帯の中は木が雨を吸収してくれるのです。場所を選んでハンモックを張ると濡れなかったりも。

副隊長による焚き火講座。この雨で薪がずぶ濡れの中でもしっかりと着火。さすがです。どんな環境でも火起こしができると自信がつくんですよね。これって生きる力につながっているので自尊心が育つのです。見事だったなぁ。

雨の中に簡易タープを張ってみたら、そこにドングリが落ちて来ました。これはコナラのドングリですね。ドングリ検索表と便利な画像があります。これを参考にするとドングリにはまりますよ。

今回の参加者は「自分未来会議」の参加者の皆様なので、対話も自然と盛り上がりました。

なんらかんら言って、雨の日の山も乙なものですね。

山の中でハンモックをする遊びをしたい人へのオススメ冒険教育コンテンツです。
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医療者向けにセミナー出張開催

今年で3年目になります。呼んでいただけるって有難いことです。そして、毎年会える人がいるということは、この感覚が帰省なのではないかと思ったり。

昨年とは違い、すんなりと到着できて一安心です。当たり前って大事ですね。電車の定時運行ってやっぱりすごいよ。

個人セッション

個人セッションでは、皆様、大きな気づきがあったのようで良かったです。テーマがハッキリしなくてどうしようかと言われましたが、それでいいんですよね。話を整理して問題を見つけるのは僕の仕事です。話していれば自ずと課題が見えてくるものなのです。脳内で考えているよりも話すことでわかることがあるんですよね。

そして、セッションでの変化は穏やかなので、自分や周りの人たちを観察していると良いかもしれません。自分自身の変化って気づかないものなので、誰かの発言を気にしているとわかることもあります。この穏やかな変化があるので、意識の抵抗がなく変われるのです。ストレスを解放するって大事なことだと思ったりします。

院内セミナー

歯科医院の院内セミナーをやっています。院長先生の話では、スタッフの才能がわかり、チームワークもよくなってきている。スタッフも周りのみんなのことがわかって働きやすい職場になって仕事に来るのが楽しくなったとフィードバックをいただきました。仕事ができるスタッフに囲まれて院長が治療に集中できる環境ってステキだなと思ったりしています。そんな場に優秀なスタッフが集まるんでしょうね。

今年は「観察」と「対話」をテーマにセミナーを開催。観察は鏡のワークでゲームをしているような感覚で観察力をあげるようにしました。もうひとつは、院内のクオリティ・タイムをあげるための作戦会議。そして結果を演じるところまでやってみました。自分の頭で考えて、動ける人たちが多いんですよね。発表やプロセスを見ているとそれぞれの持ち味がよくわかります。個性が融合していくと院内の雰囲気がよくなって仕事が捗ることになるのでしょうね。

早速、院長は笑顔で仕事をしているらしいという噂が流れてきました。患者さんにも良い影響がいく予感がしています。

ザ・パートナーシップ

今回の医療者向けセミナーのタイトルは「ザ・パートナーシップ」。リーダーシップ、チームワークに続き、あえてパートナーシップというテーマをいただきました。パートナーシップという関係性は、家族関係、友人関係、職場関係などの様々な関係性の中でも一番難しいとされています。なぜなら理性ではコントロールできないセクリャリティが関係しているから。そして、パートナーシップはこの世に生まれてきたからには逃げられないテーマでもあります。両親がパートナーシップを築いたからこそ生まれて来たのが自分自身だからです。もちろん夫婦関係を選ぶか選ばないかの自由もあります。時代と共にパートナーシップも形を変えています。

パートナーシップをテーマにすると参加者が減るというジンクスが僕らの業界にはあります。なぜなら、パートナーシップについて深く自分を見つめることって楽ではないからです。よくぞ覚悟を決めてやってきてくれた人たちなんです。拍手を送りたいです。「男らしさ」とか「女らしさ」とか男女の役割に縛られていたりするのもあるんですよね。どちらも自分の中にあって良いというのが僕の考え方です。そのバランスが自分らしさを作っていると言っても過言ではありません。

みなさん積極的に参加してくれて、お互いの経験をシェアしたり、誰の問題をみんなで取り扱ったり、自分の傷ついた子供時代を癒したり、未来のパートナーシップについて考えて演じてみたり、多くのチャレンジをしてくれました。僕も勇気をもらいました。

自分の経験が他の人の役に立つということがよくわかったのではないでしょうか。そして、タブーとされている話も真摯に聞き、正直に話すこと。もちろん、話せることだけ話すという安全な場での体験は新鮮だったのではないかと思います。

僕は、みなさんの個性がより強く発揮されて来たなと思っています。大学を卒業してからも学び続け、治療家としても優秀な人たちなのですが、一人一人が違う才能を持っているのが印象的でした。医療者として技術も上がるし、院内も変わっていくかと思います。根源的なストレスを解放しているので、どこに影響がでるのかわからないのです。深層心理の不思議なところです。説明ができないことも多いのです。

今後、どのようになっていくのか楽しみです。ありがとうございました。

すみません。写真ないんです。それくらい集中していたんです。全行程終了後の一服の写真のみ。

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そのセラピーのルーツはどこにあるのか?

「まぁちゃんのセミナーは、うちの社長が傾倒してる自己啓発セミナーと違うのですが、それはなぜですか?」

という質問を受けて考えました。

よく話を聞くと、「いつまでにやるのか?」「それは成長するのか?」「目標が低いのではないか?」と追い込まれる感じがして苦しいというものです。

僕は歴史を調べるとわかりやすいんじゃないかと思うのです。そのセミナーのルーツはどこにあるのか?ということ。科学史などの学問も非常に面白いですね。

古代を見れば、火を囲んで語り合う、祭り、演劇などがセラピーのルーツだと感がられます。心理性だけでなく身体性や集団性、霊性なども大きく関係しています。この辺りは飛ばします。

大きくわけると第一次世界大戦頃の価値観と、第二次世界大戦以降の価値観の違いだと考えています。どちらも戦争がからんでいるのは、人々の価値観が大きく変わるキッカケになるのが戦争なのでしょう。

前者は「人が死なないように鍛えよう」という価値観が根底にあります。だから生徒にがんばることを強制します。いわゆる体育会系的なノリがあるのです。これは父性のエネルギーですね。

後者は「自分の信じ込んできた価値観を手放す」という考え方が根底にあります。僕自身は自分が影響を受けてきたセラピーについて調べたことがあります。そのことについて簡単に書こうと思います。

ビートニックから始まり、ヒッピー文化がアメリカに広がったのは東洋思想が西洋に入ってきたから。西洋文化が男性性であるならば、東洋文化は女性性のように質が違うモノです。陰陽の関係にあるもの。

その文化が生まれたのもベトナム戦争ともつながりを持っています。戦争帰りの兵士がPTSDを発症し、それを解決しようとしたのが現代セラピーの始まりだと僕は考えています。

ラブ&ピースという言葉が生まれたのもこの頃ですね。LSDなどのドラッグも人の心理を解き明かす目的の人もいました。変性意識状態になった時に人は芸術的な才能を発揮したり、通常では考えられないことが起きたりするのです。セラピーの技術もドラックを使わずに変性意識状態にして安全な状態で治療ができないか研究されてきたということでもあります。

どの時代でもそうなんですが、「今時の若者は…」と言われ続けています。古き価値観から新しい価値観への転換するために、思い込みを手放す必要があるのです。

人も変われば時代も変わります。時代の空気感が変われば人も変わらなければならない。パワハラとかセクハラは昭和の時代には何ら問題があることではありませんでした。それが令和の今は大問題になるのです。それは人と共に時代も変わっていくので、人が時代に合わせる必要があるということ。前時代の価値観を手放し新しい価値観を取り入れることが重要になります。

親から受け継がれた価値観、時代から与えられた価値観、それから自由になることが目的のセラピーを僕は学んできました。一言でいえば「手放すこと」を重要視している価値観ですね。

前者は「強いること」、後者は「手放すこと」ですね。

それが違うのではないかと話をしたら、とても深く納得をされていました。

これはどちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。本当は両方必要なんです。エネルギー的に見れば、前者は父性で、後者は母性です。どちらのエネルギーも子供には必要なのです。

ただ適切に見極めてこのエネルギーを使わなければ、ただの暴君になってしまいます。特に父性の使い方を気を付けていないとただの迷惑な人にしかなりません。時代は父性の時代から母性の時代に大きく変換しているところです。僕が学びを深めていた20年前頃は、母性的な考え方はマイナーな考え方でした。「24時間戦えますか?」というコピーがあったくらいですから。

セミナーで学んだこととか、セラピーの技術とかは道具に過ぎません。便利な道具にもなるし凶器にもなるのです。使い方が大事なんですよね。

今は第三次世界大戦と考えている人たちもいます。世界中が巻き込まれた混乱に突入しています。また価値観の変化が起きる時だと僕は考えています。今、転換が始まりかけていて、流行に敏感な方が発見するにはこの混乱機を抜けた後でしょう。

新しい変化を機敏に受け取り表現するのはアーティストの役割。ビジネス的な世の中の中心を補完するのがアートの役割です。どんな価値観が生まれるのか注意深く見守っています。

新しい時代ってワクワクするんですよね。ただ変化は優しいものか厳しいものかはわかりませんが。キャッチアップはずっと続けていきます。

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隠すから盗まれる

人の心理は面白い。
隠しているものを見たいのだ。
これは好奇心という本能なのかもしれません。

お店でモノを盗むのは犯罪ですが、アイデアや技術は盗むことが可能。
職人の技術は教えるのが難しいので、盗めとよく言われる。
上手くいっている人を徹底的に真似ろともいう。
師匠と弟子の関係でも弟子は師匠の技術を真似ながら学んでいく。

たまに聞くのです。
師匠に当たる人が「盗まれた」とか、ナンバーツーにすべてを取られたとかね。

ほとんどの場合、師匠が教えず、隠す傾向があるようです。

「盗まれる人は、隠しているからですよ」

その言葉を聞いて、目からウロコが落ちました。
いや、ほんと、そうだって。

僕が学んでいたセラピーでは「オープン・シークレット」なんだとよく言っていた。
「秘密はすべてオープンにしている。自由に技術を持って行ってくれ。」
というように僕は理解していた。

特許とか知的財産が大切なのはわかる。
僕はこの分野は、トレーサビリティがしっかりしていれば良いと考えています。
誰かが誰かの影響を受けているので、その流れはわかっているほうが良い。

なので、オープンソース的な考え方が好きだ。
コンピューターのプログラミングの世界で、プログラムコードが公開されていて、自由に改造が可能であり、その新しく発展したものもオープンに分かち合うものだ。

そのほうが科学も文化も発展するような気がしているのです。
実務家の人たちはどこでお金を稼ぐのかと言われそうです。

これもバランスなのかもしれません。

隠すから盗まれる。

これは僕の中で名言になりそうです。

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共にいる学び

セミナーやワークショップで学ぶのはとても役立つ。
知識や体験が手に入るのだ。

共にいることで学ぶことがある。
同じ空気を吸い、同じ飯を食らう。
それでしか手に入らないこともある。

ただこの学びには観察が必要だ。
目に映っているだけでは観察にはならない。
脳は低燃費が好きなので目に写った情報のほとんどを捨てる。

見た気になっている性質を持っているのだ。
過去の記憶から情報を拾って見えていないものを見ていることもある。
そのまんまを見るというのは難しいのだ。

知覚とは事実とが同じことはない。
「今、ここ」が大事と言われているが、過去や未来が幻想を見せる。
そのまんまを見ることはできないのかもしれない。

ただ共にいる。

その中に学びがあることを覚えておきたいモノだ。

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ゴールを体験する

物事をコツコツやるためには、ゴールした時に手に入る体感を知っていることが大切。

でないと、コツコツできないんだよね。

反復練習って、上手になるためには大切なこと。

だからこそ、好きなコトをするのが重要。

そして、好きなモノに囲まれるのも大切なんだよね。

写真は東京駅大丸地下1階で購入した創作寿司。
夢がいっぱい詰まった弁当を食べて幸先の良い出張中です。

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哲学とは何か?

「哲学とは何か?」という問いをソクラティック・ダイアローグに参加してから考え続けている。どうも世の中で開催されている哲学対話とか哲学カフェというものは哲学の一歩手前のようなものらしい。自分の内面を言語化するだけでは哲学と呼べないのかもしれない。

平田オリザ著「ともに生きるための演劇」の読書会をワークショップデザイナー育成講座受講生同期とした。この本には

「哲学」は、異なる価値観を持つ人たちが、その異なる「概念」をどうするあわせていくかを突き詰めたものです。(略)「演劇」は、「哲学」だけではすり合わせることができない、異なる「感性」のすり合わせだと私は考えています。

と書かれています。読書会の参加者が公務員経験者であることが哲学を現実に引き寄せてくれた。なぜなら、公務員って法律に基づいて仕事をしているからです。つまり文章で規定されたことに基づいて仕事をしており、迷った時には法律が拠り所になります。

「哲学は法律に似ている」という言葉に納得しました。法律は誤解が極力ないように規定している言葉です。哲学とは誤解のない文章で物事を考えるので非常に似ています。

誰が読んでも矛盾のない文章で物事を定義してはじめて成り立つのが哲学。

日本で哲学をする難しさがここにあるのです。日本語って詩のようですから。日本語ってすべてを曖昧にしがちな言語であり、行間を読み合い、書かれていないことを想像で補いながらコミュニケーションをしていく言葉なんです。つまりは、何となく伝わっていればいれば良い言語。

なんとなくなので、数学のようにハッキリとした定義は不可能と言っても良いし、正確に表現しようとすると主語述語をちゃんと書くと違和感のある文章が出来上がる。

言葉を話すのは誰もができるけれど、言葉を書くのが苦手な人が多いのです。これは話し言葉と書き言葉が違うから。自分で書いた言葉を音読すると何か変な感じがしませんか。なんで話し言葉と書き言葉は違うのでしょうね?世の中には不思議がいっぱいです。

最近、文章を書けないし、読めない人が多いという話を聞きます。ネット上で炎上するのはこれが原因だとも言われています。最近の情報ソースとして求められていることがブログから動画になったことも関係するのでしょう。本を読むよりも講義を聞く方が理解しやすい人が多そうです。そうなると演劇って哲学では取りこぼされる人たちをフォローするものなのかもしれませんね。演劇は言語以外の非言語も使いますから。

哲学って誰もが誤解されない文章レベルまで精査してはじめて哲学をしたということになるのでしょう。

体験することって大事だな。ソクラティック・ダイアローグの体験は改めて良かったんだなと振り返り、多くの人と対話することが理解を深めるのだと読書会をして良かったなと思っています。

他者がいるから対話をして深めることができる。これも哲学の入り口なのかもしれない。

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夫婦ケンカの毎日から抜け出した方法

僕たち夫婦は「いつも仲が良さそうでいいですね」とよく言われます。
実際に仲が良いと思いますが、はじめからそうだったのではありません。

今の仕事の基礎になっているセラピーは再受講を含めて、2000時間くらいトレーニングを受け、パートナーシップ心理学にも1年間通ったし、他にもセッションを色々と受けたり、夫婦関係のことはライフワークというくらいに取り組んできました。

価値観が違う二人が一緒になったからか問題をひとつひとつ解決していきながら今があります。
しかも根気よく向き合ってくれたパートナーのおかげの要素が強いです。

僕自身が取り組んで大きく変化したひとつの方法を紹介します。

結婚する時に「お互いが成長し合うような夫婦になろう」と僕の中で決めたのです。
ところが、成長を目的として結婚したからなのか、相手の悪いところがよく見えるようになりました。

「ここなおしたほうが良いんじゃない」

といようなことをよく言っていました。
言葉を変えれば、

「あなたが間違っている。あなたがなおしなさい。」

と言っているのと同じだったのです。
「自分は正しい、相手が間違っている」というマウンティングのような状態ですね。
こんなことを言っていたら喧嘩が絶えない熱い関係か、喧嘩に疲れて無関心で冷え切った関係しか手に入らないのです。

あるセッションを受けた時に、成長できる関係性を作ろうという奥に、あなたが間違っているという判断があり、さらにその奥に、間違っている人間は罰せられるべきだという信念があったのです。
さらに言えば、間違っているのは相手ではなく自分自身でした。

これに気づいた時に、穴があったら入りたいくらいに恥ずかしかったし、相手への申し訳のなさがいっぱいになりました。

で、成長し合う関係性はやめようと思ったのです。
成長って誰かにさせてもらうのではなく、自分自身で選んで成長するものですから。
他人を成長させようなんて大きなお世話なんです。

新しく選んだことは何か?
それが、幸せな夫婦関係を築こうということでした。

ゴールはお互いの幸せなんです。
個人の幸せは個人の責任ですが、夫婦の幸せは二人で築いていくものです。
これはとても創造的な行為なんです。

どちらかが正しいという争いをするのではなく、どちらも正しいことを受け入れて、新しい幸せを創り出そうというものです。

それが幸せの夫婦関係ということだと思ったのです。

で、今現在、幸せな夫婦関係を築けていると思っています。
もちろん、これが完成形でなく、お互いが成熟していくに従って、関係性も変化をしていくでしょう。
成長途中が完璧であるということなのです。
生きている限り人は成長していますからね。

夫婦ケンカが絶えない場合の抜け出し方として、自分のゴール設定が間違っているかもしれないということに気づくといいかもしれません。

僕の場合は「成長する夫婦関係」が間違っていて、「幸せな夫婦関係」が正解でした。

これから「○○な夫婦関係」は変わるかもしれません。
いつでも二人が心地よく過ごせるようにしていきたいな思っています。

もし、不健全な思い込みに気づき変えていきたい人がいればサポートしますよ。

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おっさんよ!笑顔たれ!

年を重ねてきたわかったことがある。

男性で目上の人がムスッとした顔をしていると場の雰囲気が悪くなる。
しかも、機嫌が悪い顔をしていると周りが気を使ってくれてワガママが通しやすくなる。
普通の顔でも怒っているように見えて、圧をすごく感じる。

ということ。

なんて楽な世界なんだ!(笑)

周りにとっては迷惑なんだけどね・・・(ぼそっ)

日本では、人が集まれば文化的な力学が無意識に生じる。

  • 男性 > 女性
  • 年上 > 年下

男性は女性よりも優遇され、年上は年下よりも優遇される。
儒教の教えの影響でしょう。
対等ということはないのです。

敬語もそうでしょ。
人の上下関係があるから生まれる言葉です。

この図からすると、男性であり年上の人は最強なんです。
場への影響力が大きいということなんです。

人はなぜか自分が持つ影響力に無頓着だったりします。
人はいるだけで場になんらかの影響をもたらすのです。
特に不機嫌でいると、その不機嫌が周りに伝染します。

だからこそ、おっさんは笑顔でいること意識したほうが良いのです。
それでようやく、周りの人と対等になれるのです。

言葉遣いもそう。
偉そうに怒気を込めて話をすると大体のワガママは通じてしまいます。
でも、それは昔のことになりつつあるのです。
現在では、ただの迷惑オヤジなんです。

なので、言葉遣いも大切です。
丁寧な言葉で周りの人たちに接する必要があります。
今の日本語は対等に話す言葉がないそうです。

「下のものが上に上がって来い」と偉そうに言いたくなるのですが違うのです。
「上の者が下に降りていく」のです。

実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

おっさんよ!笑顔たれ!

神様よ!僕にユーモアの才能を授けたまえ!

(追記)おっさんの笑顔写真を見つけるのに一苦労。女性の笑顔の写真は沢山あるんだ。これもジェンダーバイアス?

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