みちくさvol 1「たいしたことない話だけど、私にとっては大事な話」観劇

地域の物語「ラップしようぜ!」のアシスタントで、本番当日は欠席者の代役に入ってくれたMCバンブーがここ数年温めきた演劇の発表会をするとのこと。しかも脚本は柏木陽さん。これは見に行かねばと三茶に行ってきました。

当初は6名くらいの観客を想定していたそうですが、なんと20名を超える人たちが集まりました。地域の物語ワークショップ参加者も4名、学芸の方々も5名の方が観劇。ちょっとしたプチ同窓会のようになりました。

感想は「めんどくさい!」

「たいしたことない」ことにしたい話のオンパレード。そう、誰の中にでもあるであろう隠したい感情が表出していました。僕がこの現場にいたら逃げ出したくなるくらい。めんどうなんだけど、その感情とは向き合っていくしかない大事な話だったんです。それをさらっと表現してるのがすごいところ。笑えるシーンも多い。

最初から話がループしているようで頭の中がバグっているのかと錯覚するような始まり。あっという間に終わってしまいました。印象に残る藁をつかむシーン。そうなんだよ。僕も小さな藁が流れてきたらつかむようにしている。何が流れてくるかは運、何をつかめるかは勇気と今の実力。幸福の女神は前髪しかないんだ。

終わった後に、脚本の柏木さんと話をしていて「生きづらさ」というものは、どの時代でもあって、それは受け継がれているんだなという話になりました。如月小春さんに始まり、柏木さんにバトンタッチされ、柏木チルドレン、さらに今回の2人であるグランドチルドレンに伝わる生きづらさ。

その生きづらさを隠さずに表現する勇気。そしてその道しか選べない宿命。

生きづらさは時代によって変わっているのかもしれないけれど、生きづらさはどの時代にもあるのです。社会の大多数の中に入っていればまだマシかもしれない。僕だけじゃないという孤独も味わう必要はない。だって、みんな同じだから。我慢もできるさ。

大多数の中から飛び出ちゃった人たちの生きづらさ。孤独も感じるだろう。社会と分離してしまっている感じは生きづらい。誰の役にたっていないかもしれないというイラダチ。就職してしまったトモダチ。

日常の中にあるちょっとしたこと。そこに本質的なことがつまっているんだなということがわかる舞台でした。日常そのものが演劇ですね。それを作品にまで高めることはすごいことです。ありがとうございました。

ふたりの役者さんは、まるでクラウンだったり、コント師だったり、俳優になったり、クルクル回る感じでした。僕的には赤い鼻をつけて三茶の大道芸にでてもらいたいコンビ。コメディア・デラルテをやらせてみたいなぁ。同じ中学の演劇部で出会い、高校も同じ、大学は別で、また卒業後に一緒になる。なのに2人の質は別々。1人が広ければ、1人は深いんです。デブとノッポみたいな対照的な2人なんです。いや太ってないですよ2人とも。メタファーです(笑)

今日はみちくさのvol1。これ2人がおばぁちゃんになるまで続けて欲しい。10年後、20年後と節目には今日の作品を再上演してほしい。その時の状況に応じて違う芝居になるかもしれない。それもまた面白い。

そうそう、作品の途中で100円をおしつけるシーンがあったので、そのオマージュとして1000円を押し付けてきました。感謝を伝えるためというものあるんですが、クリエイターへの応援の意味でもあるのです。

「好きを仕事にする」は僕のライフワークのテーマ。好きなことを仕事にする上でのメンタルブロックのひとつは、お金を受け取ることなんです。お金は道具であって目的ではないですが現代社会では重要なことです。お金を創るのも0から1が一番難しい。今日の1000円が1万円、10万円、100万円、1000万円、1億円…と増やしていくのは本人たちの運でしょう。最初のゼロイチをやってしまえばもうスタートラインは越してしまったということです。そう、プロフェショナルへの道なんです。

おめでとうございます、こちらの新しい生き方の世界へ。あとは続けていくだけ。

誰かが歌っていたじゃない

胸を張って歩けよ 前を見て歩けよ 希望の光なんて なくったって いいじゃないか


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