本音と建前は自分でもわかっていないかもしれない

テキストとサブ・テキストという言葉があります。

「本」と「副読本」という意味ではなく、「今、実際にしゃべっていること」と「心の中で本当に思っていること」という意味です。

建前と本音というのがわかりやすいかもしれません。

ちなみにサブ・テキストは演劇用語です。

人間って嘘をつこうとして嘘をつくだけでなく、本当のことを話そうと思っていても嘘を話してしまうということがよくあります。いわゆる良い人に多い傾向があります。

これがコミュニケーションを複雑にしてしまう原因にもなっています。

「あんたなんて大嫌い」というセリフがありますが、本当に嫌いということはあるかもしれませんが「あなたのこと大好き」という本音が隠れています。そもそも嫌いな人とは付き合いませんからね。

言葉も興味深くて、言葉には感情がのっています。その感情が本心だったりします。では、どのように感情がのるのかといえば、声の大きさだったり、トーンだったり、スピードだったり、間だったり、声色だったりに感情はのっていきます。例えば、興奮して話すと早口になるでしょ。

人は本音で話せる人は少ないのです。この世が危険だと思えば思うほど、本音を話すことができません。僕らみたいな心理カウンセリングや心理セラピーをしている人間からすると、どれだけ安全な場を作ることができるのかが重要になってきます。本音を話せるようにね。

とはいえ、それでも本音を話すことが難しかったりもします。だからこそ筋反射テストというキネシオロジーという技術を使って本音がだせるようにしていくのです。頭で考えているよりも体のほうが正直ですからね。

本音か建前かを判断するのはとても難しいのです。ひとつの目安としては、言葉に感情がのっているかなんです。心の中で感じていることと話している言葉が一致しているかどうかなのです。

言葉に感情がのっていない事例をみたければ、マニュアルが徹底しているコンビニ、スーパー、ファミレスや居酒屋やに行けば簡単に聞くことができます。

「いらっしゃいませ、こんにちは」という挨拶に感情が込められているでしょうか。常連になれば別なんです。この挨拶にどれだけ感情がのっていないか。まるで独り言をつぶやいているように聞こえます。マニュアルを作っている人はサービスの一環だと思っているのかもしれませんが、あんなものあってもなくても同じです。ロボットが話しているのと変わりません。心の交流なんてものは起きないのです。親しみなんて持たないですよ。

スタバも場所により違いますが、ちゃんとお客さんと向き合っているところが多い気がしています。ちょっと周りを観察してみて下さい。言葉と感情が一致している人は少ないですから。

利害関係がある場でも言葉と感情がズレているシーンがあります。企業でも1on1という上司と部下の面接が流行っているそうですが、うまくいかないのは、本音を話せる状況ではないからです。人事権を持っている人は媚びへつらうものでしょ。だからこそ自分を隠したりします。夫婦関係でもあるかもしれません。

僕が大好きだったセラピーでは、いつでも正直あることが重要だとされていたので、いつでも本音で話すことを心がけています。自分の感情に気づくということはとても重要視しています。

もちろん、幸せに生きる最大の戦略が正直であることだと思っています。自分の感情に気づいて、自分の表現を意図的にすることが大切なのです。

コミュニケーションが苦手な人は、まずは自分との対話からです。自分を知りたい人は個人セッションを受けるといいかもしれません。僕自身がこれで本音ベースで生きられるようになりました。

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