体と魂と

人間という存在を考えた時に体と魂があるという。

体は、この目に見える物理的な肉体。

魂は、意識とか心とか感情とか目に見えないもの。

体という器に魂が入っていると考えるとわかりやすい。

それが人間を作っているという考え方です。

体と魂

 

イメージとして肉体は重いもの、魂は軽いものだと感じています。

死ぬと肉体は土に返るんだけど、魂は空を飛んで行くように語られるでしょ。

どうも太古からそのようなイメージを人間はもっていたらしいのです。

 

これは何なんだと考えると重力が関係しているのではないかと思っています。

僕は業というものがあるとすれば、その大元は重力だと思っています。

地球上のすべての生き物が重力に支配されているのです。

地面に向けて引っ張られる力に影響を受けています。

重力があるから上とか下が存在するのです。

 

肉体は下へ下へのイメージ。太鼓のリズムのような重低音だったり、下へ下へと体を使って行くプリミティブなダンスような感じ。

魂は上へ上へのイメージ。グレゴリ聖歌のような高温域の音だったり、上へ上へと行くようなバレエのような感じ。

この両方があって人間が存在している。

 

体が喜ぶようなこと、魂が喜ぶようなこと。

これは質が違うのですが、どちらもとても重要なことです。

「気持ちが良い」という感覚は肉体のものであり、「生まれてきた意味」を知っているという感覚は魂のものです。

魂の欲求のほうが崇高だと感じる人もいますが、高いというだけで重力の問題であるのです。

精神性が高い方が良いと人は思ってしまうんですね。

ブルーカラーとかホワイトカラーとかいう区別もそんなことです。

手を使う仕事よりも頭を使う仕事が評価されるのも文化的なことです。

上が良いという考え方。

人を下に見るとか言ったりもしますね。

天国と地獄とかもそうですね。

精神性のほうが肉体性よりも社会的に評価をされやすいのです。

 

僕はこれは社会通念にすぎないと思っています。

上も下も同じであるのです。

精神性だけでもだめ、肉体性だけでもだめなんです。

どちらもバランスが良いことが大切になります。

「気持ちが良いこと」と「生まれてきた意味」の両方を兼ね備える必要があるのです。

生まれてきた意味とは自分の人生の方向性であり地図のようなもの、気持ちが良いことはその方向を知るための方位磁石のようなものなんです。

どちらもないとバランスを失ってしまうのです。

 

さぁ、今日は何をする?

 

これは2つを融合した究極の問いなのです。
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発見編:第73期 3月15日(土)16日(日)
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