アルトナの幽閉者

友人に誘われて新国立劇場で行なわれている「アルトナの幽閉者」を観劇。

哲学者であるサルトルの作品とだけあって深い重苦しくもある作品でした。

キャストの岡本健一さんと美波さんの美しさが救いでした。

 

心理セラピスト的な視点として、戦争の闇、家族関係の闇、親子関係の闇、個人の中にある闇がテーマだと感じました。

深層心理を扱っていくと戦争を知らない世代でも戦争は大きな影響を与えています。

世代を通じて知らず知らずに影響を受けているのです。

親が体験したこと、祖父母が体験したことは、時間でも空間のみならず、感情的にもつながっているからです。

 

深い悲しみや罪悪感、恐怖、狂気というものは、闇と同じです。

フタをして見たくない感情です。

見たくないからこそ、これらの感情は力を持つのです。

 

セラピーの現場では何をするかといえば、象徴的に言うと闇に光をあてます。

隠していることを表面化させます。

自分の中にある闇をしっかり向き合うのです。

 

そうすれば闇は力を持つことはできません。

闇は闇の中で力を発揮するからです。

心を扱う人に見てもらいたい作品でした。

 

アルトナの幽閉者(2014/2/19〜3/9)
作 :ジャン=ポール・サルトル
翻訳:岩切正一郎
演出:上村聡史
出演:岡本健一 美波 横田栄司 吉本菜穂子 北川響 西村壮悟 辻萬長
http://www.atre.jp/14daltona/

 

■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
発見編:第73期 3月15日(土)16日(日)
活用編:第27期 3月29日(土)30日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話です。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。


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