上田正敏 | ゴキゲンで行こうぜ！

2014年8月27日

脱洗脳しよう！

人間は他の生物に比べて何が違うかといえば脳の大きさである。

感情や思考を使うことができるのが人間なんです。

それによって何が起きたのかいえば・・・

観念というものができたことが大きなことのひとつです。

イメージができるようになったということです。

なので、現実と仮想の２つの世界を持ったともいえます。

本当の現実とは何か・・・

仮想の現実とは何か・・・

脳が発達すればするほど、仮想の現実の方が大きくなります。

知った気になる、わかった気になる、と思い込むのです。

これが仮想の世界。

今パソコンの画面を開いて見ているなら、目を閉じてみて下さい。

何がパソコンの画面に映っていたでしょうか？

部屋には何がありましたか？

赤色のものは何かありましたか？

う〜ん・・・目を閉じた瞬間にこの質問自体が見えませんね（笑）

そうだ！この動画は興味深いです。

最後まで見ているといかに人は現実を見ていないのかがよくわかります。

人は仮想の現実を見て生きているのです。

９５％は現実を見ていないでしょう。

思い込みで世界をみています。

本当の現実なんて誰も見ていないのかもしれないし、誰も認識できていないのかもしれません。

どんな仮想の現実を見ているか、どんな仮想の現実を見せているかが洗脳です。

自分が信じているようにしか人は世の中を見ることができない。

そのように信じているかを決めるのが洗脳なんです。

洗脳は誰かがするものでしょうか？

親？学校？社会？上司？先生？カリスマ？教祖？パートナー？師匠？テレビ？マスコミ？ネット？グループ？

誰かが洗脳しているのかもしれません。

が・・・

洗脳から抜けるにはちょっと視点を変える必要があるのです。

それは、自分が洗脳されたいと思ったので、洗脳をされることを許したのだ、とね。

自分が洗脳されたくてされたのです。

こう思えるとどうなるのか？

洗脳を解くことができるのです。

クライアントさんの洗脳状態を解くことはよくあります。

人は自分が見たいように世界をみています。

本当の現実はつらいかもしれない。そうすると仮想の現実をみているのかもしれません。

この映画は仮想の現実と現実の違いを知るのにいいですね。

どちらが良いか悪いかはわかりません。

でもね、僕は目覚めて現実を見た方が人は幸せなんじゃないかと思うのです。

幻想の中に逃避をすることもいいのですが、やっぱり現実が一番面白いと思うのです。

それと向き合うことが大切なんだと思っています。

自然に自分と向き合うこと。

それが普段から心がけていることです。

そろそろ、仮想の世界から現実を生きたいと思っている方、一緒に遊びましょう！

■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方をサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ソースワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
http://www.yoriyoku.com/source/

■セラピスト起業コンサルティング
１０年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
セラピストなど相談業向けで独立起業したい方向けのプログラム。
自分らしく確実に起業したい方にオススメです。
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2014年8月24日

死んでみよう！

田園調布長田整形外科で行なわれたドクターによるトークイベントに参加してきました。

催眠療法を使って「死んでみよう」というテーマです。

ドクター２人の対談という話でしたが実際は３人のドクターの痛快なトークがとても興味深いものがありました。

お医者さんにとっては死とは闘うものです。

人間を死から遠ざけ生きることが使命と言ってもいいからです。

最近ではホスピスなど死を受け入れるなどの宗教的な考え方も取り入れられています。

人類の歴史を考えると宗教が生まれ、科学が生まれています。医学は科学の分野に属するのかな。

現代はさらに宗教から科学へのパラダイムシフトが起きましたが、科学から何かのパラダイムシフトが起きる可能性がありますね。

話題がそれました（笑）

実際には人間の致死率は１００％です。

天命を全うするまで心身共に健康に生きるためのサポートが医療なのかもしれません。

お医者さんも役割の前に人間であるので、その生身のトークが興味深いものがありました。

その人の体験談というものがすべてでしょう。

知識や論理を超えてその人が経験してきた物語は唯一無二のものです。

そこに価値があるんだなと思ったり。

グループでの誘導催眠が２回ありました。

１回目はマスターに会いに行く現代催眠の手法で。２回目はインナーチャイルドに会いに行く古典催眠の手法で。

１回目も２回目もでてきた人は同じだったんです。

マスターは青年で、インナーチャイルドは少年です。

青年は、千里眼のように今のこの世界を見渡せる人。

少年は、元気ないたずらこぞうです。

彼らのメッセージは明確です。

「好きにすればいい。」

何を聞いてもそれなんですよ。

後から振り返ってその言葉の意味について想いを巡らせました。

それであぁと納得したのです。

人は自分の好きに生きていないのです。

両親の期待、世間の期待、社会の期待、宇宙の期待、パートナーの期待・・・・・

自分の好きに忠実に生きていないのです。

何か苦しかったりうまくいかない時には、自分の好きを疑ってみるといい。

それは自分ではないのです。

それを手放して行くことが大事なんだと再認識。

ついでに個人セッション、ワークショップを通じて自分ではない価値観を手放して行くサポートをしていくのだなと思いました。

それが人生の目的なんだということです。

つまり、死ぬということは、自分の中にある自分以外の何かを殺すということです。

「仏陀を殺せ」という言葉に似ていますね。

正確にいうと殺すという能動的な感じよりも自然な死のイメージのほうが強いのです。

自分の中にある他人は、気づけば死んでいくのです。

自分が死ぬことは恐くないんだけど、大切な人が死ぬのは悲しいよね。

僕が感じているのは、この世にお役目が終われば死んでいくのでしょう。

生きているということは、何かをする必要があるということ。

淡々とお役目をしていこうと思った対談でした。

そうそう、ドクターの雰囲気が三者三様で、萩原優先生はその場をただ楽しんでいる人、長田夏哉先生は伝えたい想いがありすぎる人、長田優香先生は場の空気を読んで整える人。

３人のコラボがとても心地よかったです。

ありがとうございました。

１０年ぶりの再会した人もいたりして、嬉しかったです。

ご縁というのは出会ったり別れたりまた出会ったり。

網の目のようなものなんですね。

2014年8月16日

女性には美を、男性には力を

女性のクライアントさん、男性のクライアントさん、メンタル面を改善していくと不思議なことが起きてくる。

女性は美しくなり、男性は力強くなっていく。

これは何だろうと思っていました。

女性が自信を取り戻して行くと美しくなり、男性が自信を取り戻すと力強さを取り戻して行くのです。

そして、その時に大事なことは、女性は着る洋服を帰ると変化が早くなります。

自分に合った色、自分に合った形になっていくと輝きをまします。

女性はそのままで美しいのです。

男性は、鍛えることです。

これは残念ながら努力が要ります（笑）

男性は自分の価値を高めることをしなければならない動物のようです。

洋服は男性の場合、お店にいって、店員さんに話し、つるしてあるものを買うだけでも変わります。

でもね、普通になるだけなんですよ。

女性の価値は、０から＋です。

男性の価値は、ーから＋なのです。

ーの人は、努力が必要なのです。

自信をつけるためなら何でも大丈夫。

男性は、体を鍛えることが簡単であり、本質的です。

女性にとっては、美しくあることが、簡単であり本質的なことです。

これができないなら心にブロックがあるかもしれません。

それは変えることができます。

2014年8月13日

男性はパートナーシップを見つめるのが難しい理由

うちの奥さんとパートナーシップについての話をしていた時に気づいたことがあったんだよね。

遺伝子的にパートナーを変える戦略を持っているとかもあるんですが、それはそれ。

心理面からの気づきです。

全世界で、社会的なカーストが表にも裏にもあるのです。

男尊女卑です。

アメリカやヨーロッパの心理セラピストとも語り合ったんだけど、あちらにもあるのです。

アメリカは男女平等の国だと思っていたら、そうじゃないんだと。

日本ではまだあからさまだからいいんだ。アメリカは表面では平等だけれど、隠れた男尊女卑があるのが問題なんだと言っていたことを思い出しました。

法律でどうこう言っているのは、本当はそうじゃないからわざわざ法律で規制しなければいけないのです。

義務だ権利だと言っていることも人間が作り出した信じたい思い込みにすぎないのです。

で、男尊女卑というのは「男性はいいな」と思ったりしている女性は多いのではないかと思います。

確かに優遇されていい面もあります。

恩恵を受けていることはたくさんあります。

でもね・・・

そのために深い所で罪悪感を感じているのですよ。

その罪悪感を認めたくはないのです。

これがひとつ。

あとは、今の有利なポジションを手放したくないという執着です。

この執着心はとてつもなく大きいのです。

守らねばならないと強く思っているのです。

もしも、自分の弱さを認めたらすべてがなくなってしまうのではないかという錯覚を感じているのです。

パートナーシップをちゃんと見ているなという男性はとても少ない。

それだけ難しいテーマです。

だからこそ、見ることが大事なことだといえます。

それができるのは真の勇気があるものなのです。

僕もそうありたい。

2014年8月10日

目標設定って楽なんだね。

自分の夢を叶える方法によく２つの道筋があると言われています。

目標を設定して進んでいく目標設定型。

今やることに集中して進んでいく展開型。

僕はどちらかというと展開型のほうが多いんだけれど、とあることで目標設定をしたのである。

無謀にもハーフマラソンに応募してみたのです。

まだ、走ってもないのに（笑）

そうすると、走る距離と日程が決まります。

どうやってそれをできるようにするのか。

具体的な方法が機械的に決まります。

マラソンを走る方法は、かなり研究されているので、方法論としては確立されています。

１２週間でハーフマラソンを走るためのトレーニングを見つけました。

これに沿ってスケジュールをただ埋めればいいのです。

なんて楽なんだ！

何も考えなくてもいいじゃないか！

目標設定っていいもんだ！

と実感しています。

あとはスケジュールに従ってやるだけです。

シンプルです。

感情的な問題は、それのプロなんで、何か起きたらうちの奥様からセッションを受けるだけです。

これが最終ゴールではなく、途中の一里塚みたいなもんで、気楽です。

同時に目標設定の闇の部分も見えました。

目標を立てると自動的にそれを達成しようと様々な力が働きます。

やることが増えて忙しくなります。

それゆえに心を亡くすのです。

現代社会は時間がないのが一番の問題です。

みんな忙しいのです。

いらない目標設定をしているからじゃないかしら。

意識的に望んだ目標設定をしていることはいいのです。

無意識的にしている目標設定が問題です。

誰かが望んだ目標設定をしている場合ですね。

案外といそがしい人は、自分以外の意図に従って生きているんじゃないかな。

自分の人生を取り戻すことは大事です。

自由がないとか、安心できないとか思っている人で、人生を変えたい人は、ライフチェンジプログラムがオススメです。

自分の人生を自分の手に取り戻すためのプログラムです。

で、ハーフマラソンは抽選なんで、どうなるかは神様しだい（笑）

途中足切りリタイヤ上等でまいります。

■ソースワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
発見編：様々な角度から自分の好きを徹底的に見つけていきます。
第７９期　８月　９日（土）１０日（日）
活用編：自分の好きから理想のパートナーと共に理想の仕事をしていく方法を学びます。
第３１期　８月１６日（土）１７日（日）
http://www.yoriyoku.com/source/

2014年8月8日

パートナーシップは決してわかりあえないのだけれど・・・

パートナーシップに関することは僕たちにとってライフワークです。

生まれも育ちという環境も時代も違う２人が共にいるということ。

よく人からは「いいね！」と言われることや「目標にしているよ！」とか言ってくださることも多いです。

きっといろいろとありながらも向き合うことができているからでしょう。

この前、わかったことは、男女間の溝は決して埋まらないこと。

本質を見ていけば見ていくほどわかりあえることはできない。

一瞬、つながったり、わかりあえたような気がすることがあります。

それは永遠ではないのです。

男女間の溝を埋めて、お互いがわかりあえるようになりたい、という幻想を僕もよく描きます。

それはできないし、傲慢な行為です。

溝を埋めて彼女を助けたいんだという想いは決して叶わない。

そのことを謝ったんですよ。

助けてあげられなくてゴメンナサイって。

そうしたら肩の荷が降りたような感じになったのです。

２人の間の空気感がとてもよくなったんですよ。

わからないのにわかったような不思議な感覚。

それはとても心地よいものです。

わかりあいたいならわかりあえないことを知ること。

わかりあえないことを知っているからこそわかりあおうという力が働くこと。

これは夫婦間のコミュニケーションの基本なのかもしれません。

わかりあえないからわかりたいという好奇心が生まれるんだよね、きっと。

それが２人をつなぎとめる絆になるんじゃないかな。

夫婦関係のセラピーみたいな時間でもありました。

あぁ僕たち本職だもの（笑）

2014年8月7日

デブになる努力を辞めよう！

去年は、記録をつけることで、約８kgほど体重を落とした。

記録をつけるということは、自分の頭で考えるということだ。

何をしたら太るのか、何をしたら痩せるのか。

この記録というのはとても大切。

人は基本的に変わりたくない。

変わらないように努力をします。

意識的にも無意識的にも。

正月に食べて寝てと不摂生をして３kgくらい太った。

それから朝と夜に記録をとるのを辞めたらそのまんまになってきた。

暑くなってきてから「このままじゃいかん！」と体重を計りだした。

そうしたら以前の痩せている状態をキープしていたんだよね。

それは良かったこと。

でもね、意識でそれに気づいたら太る努力をし始めたんですよ。無意識君が。

やたらと太るものを食べたくなるのです。

そして食べちゃうんです（笑）

今年は「やせる」という決意をしていないせいか無意識君は防衛反応をしているのです。

運動して痩せてきたから食べて補わなきゃとばかりに食べたがるのです。

太る努力をしはじめたんですね（笑）

自分のことなんだけど、面白いなぁと、自分を観察しています。

今現在、望んでいる人生を歩んでいても、望んでいない人生を歩んでいても、そうなるように努力をしているのです。

がんばって今の現実を創り出しているのです。

その無意識の仕組みが心からわかれば変わることができます。

今の現状を維持するための努力をしているという視点で周りを観察すると確かにそうなんです。

いろんな理屈を頭では考えていますが、体は正直です。

結果がすべてなんです。

意識の使い方ってとても大事ですね。

そして、なぜその意識の使い方になっているのか、受け入れること、癒すこと、理解することがとても大切です。

個人セッションでお伝えしていることのひとつです。

頭だけでわかるならブログだけでもいいんですが、こればかりは直接お会いしてセッションするしかないんですよね。

思考からのアプローチは思考がブロックするから難しいのです。

体、潜在意識、感情からアプローチすることが効果的です。

現状を保つために努力しているのを知るために、記録をつけることをオススメします。

ダイエットなら体重、経営なら会計、人間関係なら日記、なんでも記録をつけてみましょう。

そして、自分の頭で考える。

専門家に聞いたとしても自分の頭で考えることが大切です。

2014年8月5日

３日坊主になるのは当たり前

最近、ウォーキングしています。

走るためへの歩きです。

メニューを決めてやっていて、今やっていることが楽だなと思ったら、次のステップに移り負荷を上げています。

そうすると、２、３日が辛いのです。

もうやだ、やめようかな。

そう思うくらいに辛いのです。

そう思っていたとしても１週間くらいそのメニューをこなしていると慣れてきます。

楽に出来るようになっていきます。

人間の体は成長するのです。

「ちょっとやってみようかな」という決心で始めたことは、この壁にぶつかります。

続けるコツはその時にやめないことなのです。

負荷も上げすぎると故障しますからね。

ちょっとずつ負荷を上げることが大切です。

体が慣れるのを待つ忍耐が試されます。

今は、朝起きたら何も考えずに歩くと決めているのもいいですね。

これが何か他のことをやりはじめると回避がはじまりいつの間にかやらなくなるからです。

継続していると習慣化されていき楽しくなるのです。

走ることは嫌いだったんだけど、何だか楽しく思えてきました。

ん！？まだ走ってないか。

嫌いな中にある好きに対して実験しているのです。

続ける方法は他に２つあって、することを決めて行なうこと。

これはとても自然な行為で、ただやるというくらいにスムーズに続きます。

選択の力ですね。

ここまで選択できることは少ないので究極の選択と呼んでもいいくらい。

僕の場合ここまで選択をしている状態になると感受性が変わります。

やせると決めた時なんて、太りそうなものはまずく感じ、体のためになるものは美味しく感じるように変わったんですよ。

もうひとつの続けるコツは、仲間を作ることだったり、尊敬する人をカリスマにして従うことだっりします。

他者を頼るということです。

人は変わりたくないのです。

３日坊主になるのは当たり前なのです。

変化には痛みが伴います。（伴わない場合もあるけどね）

今回の場合は、筋肉痛です。

そのまんま（笑）

痛みは避けたいのが人間というものです。

３日坊主になるのは当たり前。

そうならないために、選択をするのか、知恵を使うのか、どちらかということです。

工夫するって案外と楽しいものです。

向上したいという欲求があるからかしらね。

筋肉の痛みを感じながら、そりゃ三日坊主にもなるわなぁと歩きながら考えていました。

あなたは続けるために何か工夫をしていますか？

2014年8月4日

人の３つの欲求。

欲求には３つある。

１つ目は、自分のうちにある欲求。身体性が作り出す欲求。

２つ目は、関係性の中で生まれる欲求。他者の影響を受けて生まれる欲求。

３つ目は、時代が作り出す欲求。世の中の空気感によって生まれる欲求。

１つ目はエゴだ。これを満たすことはとても大事なことである。

２つ目は愛だ。これも満たしたいよね。

３つ目はなんと呼べばいいんだ。大いなる愛か。人間が積み上げてきた何か。全体性か。

これも知らず知らず影響を受けている。

この自分の中にある３つの欲求のど真ん中に、生まれた来た意味や幸せや豊かさの源泉がある。

2014年8月2日2014年8月3日

大いなる沈黙へ

映画を観て語る８月は、映画「大いなる沈黙へ」でした。

約３時間、ナレーションなし、音楽なしの修道院のドキュメンタリー映画です。

修道院の鐘の音とグレゴリア聖歌が気持ちよく眠りの妖精がたくさんやってきました。

そう、かなり寝ました（笑）

周りからもペットボトルやかばんが落ちる音がかなり聞こえました。

そして客席はこの沈黙に絶えられなかったのか、ゴソゴソしている人が多かったです。

となりのおばちゃんは、足を組み替えたり、団扇で扇いだり、携帯で時間を確認したり、バックをいじったりと、映画に飽きているのは明白でした。

それくらい情報の密度がありません。

今の人たちには耐えられない沈黙がそこにあったのです。

まさにこれは沈黙体験映画です。

祈りに人生を捧げている人たちの所作は美しく、スッキリとした表情がなんともいえない感じです。

日常の最低限のことをする以外は神への祈りをするという日常。

とても贅沢な時間の使い方にも思えます。

宗教が発達したのは、農業革命が起こり発展した中世の時間がありモノがない時代です。

清貧がよしとされた時代です。

それが産業革命が起こり神から科学に信仰は移っていく。

科学の発展に伴い、貨幣経済が生まれ民主主義が生まれた現代。

モノがあり、時間がない現代社会。

さらに今現在は、情報があり、モノがない時代に突入していっています。

科学は死んでいっています。

ある意味で中世に近い状態なんです。

その時代の流れの中での「沈黙」とは何かに興味を持っています。

もちろん体の声を聴くセラピストとして沈黙にも興味を持っています。

体の言語は言葉ではありません。

沈黙からわかるという感覚でしかないものがあるのです。

それを翻訳する技術を身につけているので、体の言語を頭の言語に翻訳できるのです。

個人としての「沈黙」とな何かにも興味を持っているのです。

沈黙の中に本当の答えがあるのです。

中世の祈りの世界が保存されている修道院とはどんなものか興味深くみました。

ここにいる人たちは、生まれた時からいるわけではありません。

自分の意志で現世から中世にトリップにしにきています。

いつでも帰ることはできます。

さらには、修道院の長から不適格とみなされれば追い出されます。

自ら選んでこの生活を選んだ人たちなんです。

幸せな人たちに見えました。

ひたすらに祈る暮らし。

なにか懐かしい感じもありました。

それと同時に時代は逆行しないというもの悲しさを感じました。

時代は流れていくのです。

現代の沈黙はなんだろう？

そんなことをぼんやりと感じています。

映画を観終わった後は、体がだるくて、家に帰りしばらく寝ました。

自分の意識よりも無意識である体が反応しています。

これは言葉にするのではなくしばらくはそのままにしておいてもいいかなと。

沈黙から生まれる何かがあるのかないのか。

楽しみです。

対話会を共にしているライチさんは満員で入れず、次の会を観劇。

ちょうどそこに対話会に参加するかしないか迷っていた人に遭遇したそうな。

終わった後に対話をしたそうで、そんな流れも興味深い。

僕はうちのかみさんと対話。

彼女は祈り人に近い存在だと思っているので、彼女の世界観の入り口をみたような感じもする。

３時間の沈黙の旅行という非日常体験をしたい人にオススメの映画です。

岩波ホールもとても雰囲気があっている劇場でした。

映画大いなる沈黙へ