量子力学とファシリテーション

セミナーやワークショップでグループワークをする時に、グループをサポートしてくれる人が付くことがある。もちろん、小さなものではセミナーリーダーや講師の方がサポートしてくれることがある。そんな人をファシリテーターと呼んでいます。グループが円滑に意見をシェアしたり、活動するための技術がファシリテーションです。

ファシリテーターがグループに影響を与えないようにとか言う場合もありますが、これ絶対に無理なことなんですよね。人はいるあけで影響を与えてしまう。介入も少ない方が良いと言ったりもしますが、いるだけで影響を感じるんですよね。

量子力学の考え方で、観察者がいる時といない時で、実験結果が変わるという現象が起こります。観測問題とも呼ばれています。

この場合、グループにファシリテーターがいるかいないかで結果が変わるということです。

そして、いる場合といない場合を比較検証ができないということでもあります。科学の実験とは違い人間の場合は比較検討が難しいのです。心理実験も傾向しかわかりませんから。

僕自身がファシリテーターである場合に、その場にいる人は影響を与え合っていると考えています。なので、自分も含めて全体をグループと考えてファシリテーションします。いる人は全員参加者という考え方です。例え見学者の方でも。場の外側で起きていることも必要な情報を持っていると考えています。僕の意識している範囲内はすべて影響力を持っている場だと考えています。

ファシリテーターってその場を支配するゲームマスター的な要素があるんですよね。いくら気配を消そうが、いくら介入しないようにしていようが、いくらコントロールしないでいようが、影響を与えているのです。

逆説的ですが、この影響力を与えていることを認めていることが、一番影響を与えないんじゃないかなと思ったりするんですよね。自分も場づくりをしている仲間になってしまうという意識です。

ファシリテーターという言葉に出会って25年。もうそんなに経っているんですね。

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