先輩からではなく先生から教わりたい

久々に講習を受けて「人に教えること」について改めて考えています。

先生が生徒に教える時、わかったり、できるようになるために、物語を作っています。
どの順番で、どのように教えたら伝わるのか?

それを邪魔する人がいるんです。

たまに再受講をしている人にいるんです。
そう、急にその先輩が教えだすのです。

僕が教授法に興味を持ったのはスリーインワンというセラピーを学んでいる時でした。
1994年当時は、ワークショップ的な手法の教え方をしているところはありませんでした。

最初と最後には円となり自由に意見をいう時間があったり、ある技術を体験した後にもサークルになって感想から質問まで自由に話す時間がありました。
その中では、一人が話すことを全員で聞くという行為が行われていました。

学校の教室みたいに先生が前にいて生徒に一方的に教える教育しか受けてこなかったので衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そこでは面白いシステムがあって、再受講は半額、3回目の受講は三分の一、4回目以降は四分の一の受講料で受けられたのです。

毎月通ってベーシックなコースが終わるまで約1年かかります。
さらに内容も古今東西様々な手法があり、さらに自分自身も見つめて、ストレスを解放したり、新しい選択をしたりと盛りだくさんな内容でした。

1回では理解することもできなければ、できるようにもなりませんでした。
なので、この再受講のシステムはとても助かったのです。

で、再受講をしている先輩の中に、教えだす人がいるのです。
みんなその人の話なんて聞きたくないのです。

先生から話を聞きたいのです。

得意げに話をしているので、周りの人たちの反応もおかまいなしに話をしています。
役立つであろうと話をしてくれているのかもしれないのですが、ありがた迷惑になっていたのです。
そんな人がいたことを思い出しました。

で、某予備校で人気講師だった人のアシスタントをする機会に恵まれたことがあります。
教えない教え方をする人であり、僕が教えるという行為の影響をとても受けた方です。
その方に、僕自身が「アシスタントをやらせてください」とお願いをして快諾してもらったことがあります。

その時に「受講者さんの質問に勝手に答えないこと。みんなの前で先生に質問をするように伝えること」と言われました。

勝手に教えるなということですね。
そして、一人の質問はみんなの質問でもあるということです。

この経験を繰り返したことで、クラス全体の一体感が増すことを感じました。
その場にいる人の役割が明確になったというか、構造がシンプルであることが重要です。

知っている先生が、知らない生徒に教える

このシンプルな法則が大切だと学びました。
この役割がわかっているとみんなが対等となる場になり、学習効率が最大化するのです。

知っていることをただ伝えればいいというわけではないのです。
特に先輩とかアシスタント役の人はね。

教えるって専門的な技術なんですね。
そして場作りとは、人間力が問われる在り方の問題でもあるんです。

そんなことを思い出して、良き先生に出会うって大事だな。
ご縁って大事だなと振り返っています。

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