救急救命講習で、とても良い体験をしてきました。
演習で救命のロールプレイをしたのです。
あの時はどうするべきだったか?
という問いが今でも自分の中に残っています。
教わる以上に考えさせれるって重要ですね。
ストーリーは、こんな感じ。
救命講習参加者の同窓会で10名で高尾山に登りにいきました。
そこで、落石があり、3名の負傷者がいました。
状態はわかりません(頭をうち救命中に意識がなくなる人、足を骨折した人、鎖骨を骨折した人だったかな)
場所は携帯の電波がないところ。
歩いて5分のところに駐車場があり、そこでは電波があり電話もできます。
また、救助のための装備もあります。
さぁ、どうする?
講習なんで「3名の負傷者がいる現場に遭遇し、どう救命するのか?」というお題は与えられました。
負傷者役の人は、準備のために別室に呼ばれて、救助する人たちだけで話し合いました。
何をしたら良いのか?
リーダーを決めたり、どんなことをすればいいのか話し合いました。
これが良かった。
講座で学んだ知識を振り絞って考えたのです。
で、別室に行き、救命スタートです。
もう負傷者役の人を見たら、みんなパニック状態です。
「助けなければならない」と先走ってしまいます。
手当の技術で救おうとしちゃうのです。
一番大事な自分たちの安全確認もできていたとは言えません。
だって、落石があったんですよ。また起きる可能性もあるのです。
「すぐに助けなくちゃ」と体が動いてしまうのです。
こういう講習に参加するくらいなので、人を助けたいという価値観がある人が多いからかもしれません。
ついつい、思いが先走ってしまいます。
119番通報をするのも、「何を伝えたらいいのか?」混乱しています。
だって、ただ通報すればいいものだと思っていたから。
それだと肝心な情報を伝えられないのです。
名前、性別、ケガの状態、自己を起こした場所…
まずケガをした人に、名前や何があったのかを聞かなければなりません。
なぜなら意識があるのかないのか、あったとしてもいつなくなるかわかりません。
必要最低限の情報を聞く必要があるでしょう。
アレルギーとか持病だとかの聞けるなら聞いておいたほうがいいかもしれません。
119番も1度だけ電話をするのではなく、追加情報があれば、その都度連絡をいれがほうがいいそうです。
その時に「追加情報です。」と伝えることが重要なんだと。
僕は聞いたことをすぐに忘れちゃうので、メモも必要だと実感しました。
担架とか借りる時にも、シンプルに説明する必要もありますね。
黙って持っていけば、ただの泥棒になってしまいます。
当たり前だけど、講習で、習ってないこと以外に大事な要素がたくさんあるのです。
僕らのチームは女性の方がリーダーをしてくれました。
リーダーの役割もとても難しいのだと見ていて思いました。
ある意味、寄せ集めのチームなので何が何だかわからないからです。
リーダーがいるからと言って、他人任せにしていてもいいわけではありません。
自分が何をしているのか、声をだしながら救命をすることも大事です。
周りにいる人たちにどのような状況下を伝えることで、共有することが重要ですね。
各自がリーダーでありながら、リーダー役の人に情報が集約するようにするのが大事なのかなと。
また、救急センターへの連絡役も別にいたり、何人かいてもいいのかもしれません。
何人人がいるかによりますが。
ちなみに、状況によりますが、一人しかいない時に、自分の安全を確保し、119番通報するのが最優先です。
傷病者にどれだけかかわれるかは、状況によりけりですね。
助けを呼ぶということを忘れてはならないです。
もしもの大地震の時には、救急もパニックになるだろうから、また違った対応を考えなければなりません。
救急って状況によって対応が変わるので、臨機応変に動けるかが重要だと思いました。
学んだことを総合的にいきなり実習したことはとても良い経験になりました。
知識があるだけでは動けないものです。
人間としての総合力が試されますね。
他人事と思わすに救急救命講習オススメです。
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