「夢を見つけ、旅立つ子供に親って何ができるんだろう!?」
をテーマに講演会を都立工芸高校のPTAの皆さん向けにしてきました。
「何ができるのだろう?」の答えは「いや何もできない」となります。
では、どうすればいいのか?
という話をさせていただきました。
前半と後半をわけて、前半は「親も好きなことをしよう!」をテーマに好きなことを語り合うグループをしました。
親が好きなことを禁止していると子供も遠慮して、好きなことを無意識にやらないことがあるのです。大人がリーダーシップをとって、好きなことをすることの見本を見せることが大切なのです。現在・過去・未来の好きなことやワクワクすることについて語りあってもらいました。
後半は「成長の3ステップ」をテーマにエンタメ風に心理学の内容を伝えて、心理療法のエッセンスをちりばめた内容になりました。後半部分はPTA会長、校長先生、PTAの方々の皆様に協力してもらい、それぞれが気づきをもたらす結果になったのではないかと思っています。
- 親が子の夢を邪魔しているんだ!
- 誠実に対応することが大切!
- 夢を持てば「一緒にやろう!」と言ってくれる先輩や仲間がきっと現れる!
素晴らしい物語が生まれました。
僕自身も感動しました。
この講演会の話を聞いた時に、高校にPTAがあるのか!という驚きをさらに超えて、父兄の皆様の情熱がすごいことに感心するしかなかったのです。
先生・生徒・家族が協力して教育が行われる学校っていいなと思ったのです。みんなで成長し合う仲間たちみたいで、こんな高校に通いたかったなと思ったりもしました。
工芸高校って元々は工業高校だったんだそうです。そこに芸術の要素が加わり工芸高校になったのだそう。ここの高校は設備が美大にも負けないくらい充実しているのだそうです。東京都やるなって思ったりして。若いうちに技術を磨く機会があるのが大切だと思うんですよね。

様々な都立高校には何年もキャリア教育の講師として訪れています。
色々な学校を観察していると、普通科ではなく、専門的な科で学んでいる生徒さんがイキイキしていることが多いのです。やりたいことを知っているので、学ぶ面白さを知っているからではないかと思っています。
今はどうなのかわかりませんが、僕らの時代は偏差値という物差しで学校を選んでいました。それで学校を選んでいるので、偏差値の高い高校の人たちは自己肯定感が高い傾向がありました。逆は劣等感があったり。同じようなテストを受けた成績で順番に輪切りにされたのにも関わらず、どの高校でも同じことを学ぶのだからそうなってしまいますよね。
僕は学校でたくさんの教科があるのは、好きと嫌いを知るためにあるのだと思っています。どの科目でもテストの点数を良くするようなライフハックは無意味ではないかと思っています。
いわゆる学校の勉強が得意でテストの点数も高く偏差値も高い人向けの高校があって良いのです。学校の勉強が得意な子はそれでいいのです。ただ、学校の勉強以外の物差し、例えば、スポーツが得意とか、絵が得意とか、コミュニケーションが得意とか、ダンスが得意だとか、オシャレが得意とか、何でもいいのです。さらに言えば、得意でなくても好きなことならやっているうちに得意になっていきます。それぞれの好きや得意なモノサシで選べる学校があればいいのにと思うのです。高校はもう義務教育ではないのだから。学びたいことを学べるシステムであれば最高なのではないかと。もしかしたら進む先は、高校でなくてもいいのかもしれません。
そうそれば「学ぶことは楽しい」ということを知り、ずっと学び続ける人が育つのではないかと思うのです。そして、学びたいことが変わるのも良いですね。
いくつになっても、知りたい、やりたい、伝えたいという人間の根源的な欲求を満たせる教育システムがあったらいいなと思うのです。
PTAのみなさんを見て、工芸高校生徒のみなさんは、専門性を高めて、知りたいことを知り、技術を磨きできることが多くなり、社会での自分の役割を学んでいるのではないかと思ったのです。うらやましい。
色々と書きましたが、工芸高は僕のイメージしている理想の学校ではないかという感想でした!

講演会の仕事もしています。どんなテーマでも心理とつなげて話をします。
興味がある方はご連絡下さい。
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