目に見えないって怪しいことだと言われがちです。
今でこそ「心」は、学問としても認めれていますが、僕が始めた時には宗教の分野だと思われることもありました。
誠実に説明しようとすればするほど、どんどん怪しくなっていくということがあったりも。
人は目に見えることしか信じないんだなと思ったことを思い出します。
でもね、不思議なもので、「心」って目には見えないけれど、「ある」と思っている人は多数だと思っています。
神経細胞の発火にすぎないなんていう人は少ないでしょう。
もしかしたら、そうかもしれないんだけど。
身近にあるところでは、テレビやラジオ、スマホなどは電波で、情報を送受信しています。
これも目に見えないことです。
あの箱の中に全部入っているんだと思っている人はいるかもしれません。
生物の進化を考えれば、最初は触覚。
食べ物が体にふれることで、食べ物だと気づき、食べるということからスタート。
次に味覚。安全な食べ物か判断してから食べる。
次に嗅覚。匂いであっちのほうに食べ物があると思って移動して食べる。
次に聴覚。どこに食べ物があるか見つけることができるようになります。
最後に視覚。さらに見えることで遠くの食べ物を見つけられるし、つかまえることもできるようになりました。
どの感覚も触覚で説明ができるのです。
味覚は食べ物に触れることで感じる感覚です。
嗅覚は匂い分子が触れることで感じる感覚。
聴覚は空気の振動を感じる感覚。
視覚は光の波長を感じる感覚です。
体の進化も、インプットできる感覚を増やしていったということなんですね。
見えない世界って探求をしていると、この五感を超えたもので感じる必要があるのではないかと思うのです。
いわゆる第六感です。
第六感といえども、五感に翻訳しないとわからないことなんですが、第六感はあるとしたほうがスムーズに解釈できることが多いのです。
これはいったいなんだんだ!?
仮説を立てて検証しながら理解をしようとしています。
物質と心、体と心を切り離してから科学は発展していったんだけど、もう一度、これらの関係性を考えるもいいのではないかと思うんですよね。
感覚の世界の探究は面白いです。
そして、この世界を探求している人たちも面白い。
心ってなんなんですかね?
自然の中で焚き火をしながら、ハンモックに寝ながら探求するのはとても贅沢な時間。
そんな思索にふけっていると、野鳥が集まってきたりして、近くで観察できるのも楽しいです。
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