「時間の流れ」をテーマにセラピーの本質を伝えるセミナーを開催しました。
思い込みを外して真実を見ること。
これができることがセラピストとしての必須条件ではないかと再認識しました。
プロセラピストの上田正敏です。
セミナーを開催していて気づいた大きな2つのことがある。
ひとつは、セラピーをエンターテーメントにするという目標を10年前に立てたことを。
今回わかったことは、エンターテーメントの方向ではなく、アートの方向に突っ走っていたことがわかりました。
カウンセラーが武道館で単独ライブをする時代になっています。
違うのはその舞台に立っているのは僕ではないということ。
でも、それでも何か大きな節目を感じたりもしています。
僕の出身大学の卒業式は武道館だし。
今回のセミナーを一言で言うならば、現代アートです。
予防医療研究家の石川善樹さんの言葉
語源をたどると、アートとは「世界を認識する力」であり、サイエンスとは「一連の知識」である。もう少し詩的にいえば、「サイエンスは世界を記述し、アートは世界そのものを表現する」ともいえるでしょう。
「目に見えない世界を見える化」する。
これはセラピストとして僕のライフワークのひとつ。
見える、聞こえる、感じる。
特に心の世界を見えるように、聞こえるように、感じられるようにするにはどうしたらいいのかを学ぶセミナーになりました。
自分が教えていてなんなんですが、セミナーがどの方向に流れて行くのかは参加者しだいです。
とてもステキな参加者のお陰で、たくさんの気づきをいただけました。
参加者が奇数なので、僕もセッションを受けてわかったことは、セミナーで提供することで、僕自身がワクワクしてパフォーマンスを最大限に発揮するのは、教える内容の20%がわかっている時なのです。
普通は教える人は100%理解しているのが当たり前だと考えられています。
僕にとっては100%わかっていることを教えることに魅力を全く感じていないのです。
探求するという、いつでもどこでも実践者であり研究者であることが、教える面白さを伝えられる人なのではないかと僕は思っています。
お医者さん・歯医者さんなどの医療関係者から、カウンセラー・コーチ・ヒーラー・セラピストの人たちは、サイエンス&アートの分野の人ではないかと思っています。
サイエンスは学校で教えてくれますが、アートの部分は自分で見つけて行くしかありません。
僕の提供するサービスはその人が持つアートの部分を開花させることがひとつの使命なのではないかと思っています。
今回、様々なテーマを扱い作品を創りました。
言葉を変えるとセッションを通じて様々な問題を解決したり、テーマの理解を深めたりしていきました。
僕のお気に入りの作品はこれです。
タイトルは、白魔術と黒魔術。
どんな話から展開してしまったのかは忘れてしまったのですが、この話題がでたので、セッションで扱ってみました。
ヒーリングの分野は中世のヨーロッパでは魔術に分類されていました。
僕は魔術というものは、一定の効果があったのではないかと推測しています。
科学的に原理がわかっていないことを魔術や魔法と呼んでいるものだと定義しています。
わからないけれど、あるものです。
プラシーボ効果と呼ばれる科学でもよくわかっていないことがありますから。
その中でも、黒と白と呼ばれるものがあります。
白は善いもので、黒は悪いものというイメージがあります。
それが本当なのか調べていきました。
この調べる方法については、ヒーリングやセラピーの手法を応用しておこなうのですが、言葉で説明をするのは困難なので参加者だけの特典です。
このメソッドに名前をつけなくては。
フリースタイル・アート・セラピー・システムみたいなものです。
魔法に白や黒がありますが、それは東洋医学の陰陽と同じです。
電気にプラスとマイナスがあり、磁力にN極とS極があり、人間も男と女がいて、右があれば左があり、上があれば下があり、夜があれば昼があり、破壊があれば創造があるものです。
いわゆる2極化ですね。
これはどちらも必要なことです。
歯科の分野でも、虫歯治療のために、歯を削って(壊して)、詰め物をする(創造する)ことをしています。
黒魔術は破壊のエネルギー、白魔術は創造のエネルギー。
質が違うだけでどちらもできることがヒーリングエネルギーが使えるということなのです。
ここでの発見は、黒魔術はトリックスターのようないたずらっ子のようなエネルギーであり、白魔術は献身的で真面目なサポーターのようなエネルギーだということ。
心理セラピストで例えるなら、自分を制限している思い込みや信じ込みを壊すのが黒のエネルギーであり、心の傷を癒すのが白のエネルギーです。
そうか!思い出して来ました。
僕がエンターテーメントでやろうと思っていたことは黒のエネルギーです。
これは、楽しくて楽しくてたまらないエネルギーが必要なのです。
自分が頑固に信じているところから抜け出すには、北風ではなく太陽のような暖かく楽しいエネルギーだからです。
僕が「好きなことをして生きていこう」と決めたのは、僕自身が楽しいからということもあるのですが、社会的には、こんな人でも楽しく生きていることを世の中に表現していこうと思ったからでした。
参加者の皆さんで体感しながら、この作品はできました。
自覚をすればエネルギーは使えるようになるのです。
感覚的なものなので、人ぞれぞれ言葉にすると表現は違うものになるでしょう。
形には意味があるのです。
椅子に座ることでわかることがあるのです。
人間の共感力に可能性を感じました。
心の壁を取り除くと人は子供のようになります。
大人の知識と子供の純粋さ。
この2つを持っている人たちが増えたら、もっと面白くなるだろうな。
自由な発想をする人たちが増えていくと、様々なことが解明されていくと僕は信じています。
ありがとうございました。
4月からもこのようなワークを継続予定です。
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