初パックラフトで御岳に行ってみた。

子供の頃に憧れていたカヌー。高校時代の愛読書はBE-PALだった。そこに連載されていたのが野田知佑さんの「のんびり行こうぜ」。カヌー犬ガクを連れたユーコン川の旅の話にワクワクしていた。いつかはカヌーで旅にでたいと思っていた。

大学時代はスキーに夢中になり、そんなことを忘れていて、就職してから同期が組み立て式のカヌーを買った。20kgくらいの重量があり、自分には無理だとあきらめた。普通のカヤックは車がないと運べないしね。

その間も西表や父島でカヌー体験をするもその場で満足。

で月日が20年くらい流れて、リバーカヤックをOBSのJALTで仕込まれる。が、あまりにも沈脱し過ぎたのがトラウマになり憧れがあるものの疎遠になっていた。これも車で運ばないと遊べない遊びだったからね。

さらに10年時が進み、ULと呼ばれるウルトラライトハイキングに興味を持っていたら、パックラフトという存在に出会う。簡単にいえば軽量ゴムボートだ。これでリバーツーリングするのが面白そうと僕のアンテナにかかった。

いつの間にかやりたいことをガマンしている自分がいた。それをうちのかみさんに指摘され、「やりたことは何?」と整理してくれて、行動計画を立てるのを手伝ってくれた。次の日にはコンタクトレンズを買い(ウォータースポーツにメガネは不便)、パックラフトの体験ツアーにも行った。面白い。自分のパックラフトが欲しいなと。

でも、初期投資がかかるのでちょっとあきらめていたら、まとまったお金がポンっと入ってきた。しかもギリギリ買えちゃう量が入ってきたんです。これは思い切って買えという合図だと思って購入。予約注文をして、その間にコツコツと道具を揃えていった。

本格的なカヤックをして沈脱の記憶しかない。死にそうな思いを何度もしたから、僕の中でカヤックは超危険なスポーツになっていた。ネットの記事もガイドさんが危険だということを強調するからね。実際になめていると命を落とす可能性があるのだけれど、恐怖を煽られるとやっぱり辞めようかと思ってしまう。最初はスクールだ、ガイドだと必要なのかもしれないけれど、ビジネス的にも必要なことかもしれないけれど、一人でやってみるという冒険をしたいのだ。

パックラフトをやりに行くのはゴールデンウィーク明けの気候が良い時だなと勝手に決めていたのだけれど、スケジュールが空いているタイミングと天気がバッチリとかみあい、やりたいことの先延ばしをしてはいかんと、思い切って連休中に御岳に行ってみた。

自営業になってから人混みに行く機会はなくなった。そんな時には仕事をしているから。みんなのオンとオフが逆になっているイメージ。人が働いている時に遊ぶのが当たり前だった。なんとなくそれがいいと思い込んでいた。でもね、やりたい時にやりたいことをやらなきゃ人生つまらない。何にガマンをしているのだろう?素直になれ俺とばかりに行ってきた。

やりたいことはするべきこと。

しなければならないことはしなくて良い。

なんとかなる時もあればなんともならない時もある(笑)
それでも前に進んでいく。

やりたいことをやるというのはシンプルだ。

しかも一人でやるって大事なこと。周りの人たちに、知っている人も知らない人に対しても、気を使っている自分を発見。人からどう見られているのか自動的に気にしちゃう自分がいる。これは何をしても改善しないので、この性格を受け入れることにした。自分を満たすために一人で遊ぶことをすることにした。なるべく人いないところに行こうとね。

御岳までは満員電車。キャンプ場らしきところも人があふれていた。でも川はのんびりとしていた。釣り人も少なく、鳥のほうが多かったんじゃないかな。大サギとずっと共に川を下っていた。こんな時間が欲しかったと気づく。

のんびり行こうぜ!

と声が聞こえた気がした。

実際のダウンリバーの様子は次のブログに続く。

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