恨みという感情は自分を攻撃する

「恨みの感情を手放せない。どうしたらいいのでしょう?」

そんな質問をいただいた。

どうしたらいいのだろうか?

 

プロセラピストの上田正敏です。

恨みの感情は感情の方向性が、自分から自分に向けられる。

怒りの感情は自分から他人に向けられる。

昨日のブログでは誰かを悪者にするということを書いたが、それは怒りの感情だ。

誰かを攻撃することで自分を正当化するのが怒りの感情だ。

 

相手が怒りを受け入れなければ、その怒りは自分に向けられる。

それも恨みの感情と言って良い。

要は、感情の方向性の問題である。

強烈な感情の矛先が相手に向けられるか、自分に向けられるかだ。

 

誰にも表現できずにいることで、恨みの感情は自分自身にその刃は向けられる。

そのことで体や心が病むこともあるのだ。

そのくらいに感情のエネルギーは強烈なのだ。

 

では、どうすればいいのか?

許すというのは言葉では簡単だ。

神のみが許すことができるとメンターは教えてくれた。

人は許すことはできない。受け入れることだ。

相手を受け入れることはできなかったとしても、自分自身を受け入れること。

受け入れられない自分を受け入れるのだ。

 

受け入れるためにできることは自分自身を見つめること。

僕がやっているのは、それだけと言っても過言ではない。

自分自身のことも見つめるし、クライアントさんが自分を見つめることをサポートする。

 

恨みの感情は、今感じている相手に感じているだけではない。

過去に同じように恨みの感情を感じた人が何人もいるはず。

感情はパターン化されている。

そのパターンは人によって違うが、パターン化されるというのは人間の共通項だ。

脳の仕組みが同じだから。

経験によって作られるパターンが違うだけ。

 

最終的には恨みの感情は両親のどちらかに向けられていることは多い。

次に多いのが兄弟姉妹だ。

子供の頃の世界は、両親がすべてだったから。

 

して欲しいことを、してくれなかったのか?

して欲しくないことを、してくれたのか?

 

その感情が自分の中にずっと残っている。

 

恨みの感情から自由になれば、人はどれだけ生産的になれるのだろうか?

 

恨みのために一生を費やす人もいる。

恨みの束縛を解いて自由になる人もいる。

 

それは選択だ。

 

恨んだままに生きるのか?

興味に従って生きるのか?

 

それが問題だ。

 
■好きを仕事にソース・ ワークショップ
発見編:7月30日(土)31日(日)
活用編:8月13日(土)14日(日)
http://www.yoriyoku.com/source

■個人セッション
心と体を統合することで過去が変わり今が変わり未来が変わります
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ライフチェンジ・プログラム
よりよい人生を歩みたい方へ!
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください