いきなりコミュニケーションの達人になろうとしていませんか?

コミュニケーションは生まれ持った才能ではありません。

コミュニケーションは経験の中で培われるものです。

そう、コミュニケーションはトレーニングで向上することができるのです。

 

プロセラピストの上田正敏です。

僕の個人セッションでは、セラピーを提供するだけでなく、必要に応じて、心理学、食事学、脳神経学、顔学、運動などの講座が入る時があります。

さらに、実践的なトレーニングをする時もあるのです。

トレーニングといっても筋トレなどをするわけではありません。

時々コミュニケーションのトレーニングをすることがあります。

 

学校時代を思い出してください。

僕らの時代はコミュニケーショントレーニングという教科はありませんでした。

友達付き合いの中で自然に身につくものだと考えられていたからです。

 

でもね、

実はね、

コミュニケーションは学ばなければ身につかないものなのです。

僕自身もコミュニケーションのトレーニングは受けました。

目からウロコなことばかりでした。

 

言えば伝わるのではないのです。

言っても伝わらないほうが多い。

何も言わずにわかってくれるのは親くらい。

大人になったら自分から伝えようとしなければ伝わりません。

 

話すことや聞くことがコミュニケーションではないのです。

伝わってはじめてコミュニケーションといえるのです。

 

コミュニケーションのトレーニングの方法をひとつ紹介します。

それは「Yes, and …」というものです。

相手の言葉に対して、”Yes”と肯定して、”and” と話を膨らませていくのです。

 

会話の中でよく起こるのは

「No, but…」というものです。

相手を否定して、自分の意見を言うことです。

相手の話なんて聞いちゃいません。

自分が言いたいことだけを言う人は、このようなコミュニケーションスタイルです。

 

いやいや、僕は相手を肯定しています。

でも、コミュニケーションが下手なのです。

という人のほとんどが

「Yes, but…」という言葉の使い方をしています。

相手の話を聞いて

「そうだよね。でもね・・・」

みたいな言葉です。

 

例えば、寝る前のお母さんと子供の会話でこんなことがあります。

子:「お菓子が食べたい!」

母:「ダメ。」

子:「(泣)」

いきなり終わってしまいました(笑)

“No”は強い言葉ですね。

 

子:「お菓子が食べたい!」

母:「ダメ。あんたはいつもいつも寝る前になって。
昨日もそうだったじゃない。そもそもね・・・」

子:「(号泣)」

“No, and…”これもきついですね。

こうやって怒られてきたのです。

コミュニケーション上手になれるわけがありません。

 

子:「お菓子が食べたい!」

母:「お菓子食べたいんだね。
でもね、寝る前だからダメです。」

子:「(泣)」

“Yes, but…”の典型的な形です。

受け入れているようで拒絶しています。

コミュニケーション上手だと勘違いしている人はこのパターンが多いです。

 

では、どんなコミュニケーションをしたらいいのでしょうか?

“Yes, and…”のコミュニケーションはどのようなものでしょう。

考えてみてくださいね。

もしかしたら対話は長く続くかもしれません。

 

トレーニングの話でした。

ブレインストーミングが”Yes, and…”のトレーニングにオススメです。

1人でもできますが、2人以上いるといいですね。

5人くらいまでがオススメです。

 

お題をだして、相手のアイデアに対して、

「いいね。」(Yes)

といいます。

そして、そのアイデアを採用して、さらにアイデアを重ねていきます。(and…)

 

なので複数のグループで行うとゴール地点は、グループによって全く違うものになります。

 

その場で、”No”や”but…”を言ったら罰ゲーム。

誰かが指摘しないと本人は気づかない場合が多いので、その場で指摘するのが大切です。

僕がよくやるのは100円の罰金です。

それで集まったお金はお菓子貯金になって、その場に振る舞われます。

 

この基準は相手がどう感じるかがとても大切なので、”No”と感じたとか”but…”と感じたとか主観でかまいません。

日本語は優秀なので、それっぽくないけれど、実際には否定している言葉って多いのです。

巧妙に隠されています。

 

生まれてから死ぬまでいつも同じような人としか付き合わないコミュニティではそれは美徳でしたが、知らな人たちとコミュニケーションをとる必要がある現代社会ではオープンでクリアなコミュニケーションが重要視されます。

 

まずは「そうだね。」と肯定的に受け入れてみて下さい。

そこから始まります。

コミュニケーションの最初の一歩は相手を受け入れる態度です

 

■ソース・ ワークショップ

ワクワクという切り口から自分を知るための現代版自己探求プログラムです。好きを軸に仕事・パートナー・ライフスタイルを手に入れます。
発見編:5月21日(土)22日(日)
http://www.yoriyoku.com/source

■個人セッション
心と体を統合することで過去が変わり今が変わり未来が変わります
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ライフチェンジ・プログラム(個人向け)
よりよい人生を歩みたい方へ!
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

 


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