地域の物語ワークショップ2日目。
みんなで体を動かしています。
ダンスのワークショップなんですが、決まった振り付けを踊るのではなく、ただ体をあるルールに従って動かしているだけなんです。
ところが、それがダンスのように見えるという。原初的なダンスを楽しんでいます。
正解の動きがないので、すべてが正解。そうなると人が動くということは、こんなにも興味深いものなのだということがわかります。
もちろん、好き嫌いはあります(笑)
表現というものは人それぞれ。今まで生きてきた集大成があるしかないんです。
普段、使っている体の使い方で、体型さえも決まって来るんですね。
その上に動きが乗っているんです。
なんも誤摩化しようがない。
セラピストとして14年も人を見ているので、体を見ているとその人の心も見えて来るような気がします。
その人の人生を思わず想像しちゃんですよね。
自分の体そのものも作品なんでしょうね。
今日のワークショップの覚え書き。
1)今回が初参加の人中心での自己紹介
2)自分の手の平を使って、相手の指定の場所を触れる。数勝負。1回目は足首、2回目は両肩、3回目はお尻。
僕はどれも安定して3位くらい(笑)
3)手の平以外で、誰かの体を触れる。そのまま触れた人はストップモーション。触れられた人は、動き出して誰かに触れる。その時の移動も工夫したりする。
無理な体制が面白かったり、高さや低さもでたりすると見ていて面白い。僕は極力楽な体制になるように考えて動いてしまう。早くやらなければいけない時には、面白くなっちゃうんだけどね。
4)カベに全体中をかけてもたれかかる。手だったり、腕だったり、胸だったり、背中だったり、足だったり。1週部屋をゴロゴロしながら回る。
体全体がマッサージされて気持ちが良かったです。重力を使ったセルフマッサージですね。
5)2人1組。壁を人間に変える。人の体にもたれかかってバランスをとる。
6)2人1組で、背中を合わせて座ったり立ち上がったり。向き合って手でバランスをとりながら空気イス。さらにスクワット。手でひっぱって、ひっぱられて、直線を進む。
ちょっとした体の使い方のコツを知ると簡単になる。呼吸を合わせるのと、体をスクエアにすること、意識を上に持っていくこと。イメージで体の動きが変わるのが面白い。
7)2人1組。1人が立って、後ろに倒れる。それをもうひとりの人が支える。前バージョン、横バージョンもする。
これドキドキ感が面白いんです。支える側の人は、地面とのグランディングができていないと支えられません。人の触れるのが慣れている人と慣れていない人の差があるような。人の体を人の体として触れることができる人は少ないのかもしれません。モノになっちゃっている場合があるような気がした。
8)2人1組。リーダーとフォロワーを決める。手と手を合わせて、手の平の感覚だけで、リーダーにフォロワーがついていく。目を開けバージョン、目を閉じバージョン。
気持ちよいですよね。これ。ペアダンスです。手の平でコミュニケーションをとるのは面白いです。
9)このバージョンをペアをどんどん変えながら行なう。他者が自分の人が手の平に触れたらパートナーチェンジ。
これも出会いと別れがありますね。1人になっても楽しんでいたり。ペアを楽しんでいる人、自分の世界に入っている人、とまどっている人。みんないい感じでした。
全体的にハードです。地味に疲れています。
体をかなり暖めておかないと怪我をしそう。そして、整理運動もしないとちょっとまずいかも。
●参考)地域の物語のパンフレット
“すべてが個性でしかない(地域の物語WS2)” への1件の返信