おとなの砂場ダブリンワークショップに参加してみた

ワークショップデザイナー育成プログラムのコミュニティで、近所でワークショップをやるというので参加してみました。参加の決めては、講師のプロフィールを見て、フェルデンクライスメソッドとジャックルコック演劇学校を学んだ人だから。ボディワークやルコック卒業生のクラウンのワークショップにエネルギーを注いでいたことを思い出したから。参加したワークショップはこちら

当日に知ったのですが、「自分アップデート」がテーマだったんですね(汗)

僕自身がテーマよりもメソッドに興味があったワークショップでした。

午前の部は「からだをほぐすこと」がテーマ。ずっと過去に参加したエサレン研究所のワークショップを思い出しながら受けていました。自分の体を向き合うことの楽しさを再び思い出したりしていました。自分の手で、自分の身体に触れるって不思議なんですよ。例えば、右手と左手を合わせたりした時に、右手が左手を触れているのか、左手が右手を触れているのか、それを味わっているうちに何かが溶けていく感じがするのです。脳が驚くというか、感じ方が変わっていく。

感情と身体について味わっていく。ロルフィングだったり、スリーインワンだったり、痛みと脳と感情についても深く学んできた。感情は筋肉に逃げ込むのです。痛みには感情があり、感情が解放されれば痛みも解放される。そんな体験を思い出しながら、体を味わっていました。

セルフで解放すること、他者の手を借りて解放すること。どちらも味わいました。自分ですることと他者と共にすることは明確に違います。他者の手を借りることは客観的になれますね。身体って本当に興味深いです。

軽くなった身体で、昼休みは、まず散歩にでかけました。やっぱり、身体は動かしてなんぼのものです。肉体を持つということは、この世のことを深く味わうためだから。身体を動かして五感で感じることが、シンプルに喜びですね。

午後は「からだで表現すること」がテーマ。演劇やダンスのワークショップは会場をよく歩きます。人と人がぶつからないように、なるべく大きく自由に歩くように、これも身体を感じることになります。人の感覚は面白い。

印象的だったのは、宿題がでていて「自分の持ち物(所有物)の中から必需品じゃないけど、新たな人生を新たな場所でスタートさせるとしたら持っていきたい物」を一つ選んで、その写真を持ってきてください」というもの。だんだんと寒くなってきたし、アグラスカートを実際に持っていこうと選びました。アグラスカートは山で使う防寒着でアグラがかけるスカートです。これサイズアップしたものだと上にも着れて雪だるまみたいに可愛くなります。ウールなのでジワっと温かいのが好きなんですよね。在宅ワークで使う人も多いアイテムです。

このアイテムを他の参加者に何も説明せずに見せて、「このアイテムは何をしてくれるものか?」を考えて、それをワンアクションの動きにするというワークをしました。

僕の番になると、他の参加者が踊りで表現をしてくれます。真剣に一生懸命にアイテムが与えてくれるであろうアクションをしてくれるんです。大の大人が何をしているだろう。そう思うと笑えてきました。その心のフッとした緩みから、僕が選んだアイテムは僕の役に立とうと真剣に愛を与えてくれているんだなということに気づきました。ちょっと感動しちゃいましたよ。

このアイテムのアクションは3つの動きをしてもらって、1回目はただ単に受け取る、2回目はレスポンスの動きを返す、3回目は相手の動きを楽譜として自分が自由に身体を動かすというものをやりました。自分が選んだアイテムとペアダンスを踊るということ。影響を与え合う関係性なんですよね。これ道具をもっと大切に扱わないといけないと思ったのです。友人を選ぶのと同じように道具も選ぶ必要があるんだなと。自分が本当に好きなものに囲まれるのが大事だなと思ったりしました。

そして、コンタクトインプロをやったりも。頭で考えて動く人、身体で感じて動く人。コンタクトインプロはやっぱり感じて動くことが大事だと思いました。思考で動くと説明的な動きにしかならない気がするのです。そして、ペアダンスを踊るのではなく、ソロのダンスと同じだということ。ペアダンスは触れ合いではなくエネルギーの交換なんです。以前にサルサの先生にそんなことを聞いてダンスって面白いなと感じたことを思い出したりしていました。

色々なワークをやったのだけれど、特に全体でシェアがないワークショップでした。これはヨーロッパ仕込みの個人主義だからなのか。感じるというのは個人のものだからなのかと考えたり。感覚は言葉にすることで消え去ってしまうこともありますから。僕自身はワークショップは体験をシェアする形が好きなのだけれど、使い分けをするのもありなのかもと思ったりしました。

「自分アップデート」するって、過去を捨てるわけではないのです。過去をしっかりと味わって、その積み重ねで今があることを思い出す作業でもあるのです。そして、未来に向けて、今できることをする。この今することは、自分を解き放つことでしか起きないんですよね。過去が自分の圧力を高めるプレッシャーとし、未来に向けてその反動で解き放つ。これは爆発するという暴力的なことではなくエレガントなものなんだなと感じました。

未来を創り出す作業って、自分を解放していれば、とても優しいことなんですね。思考に偏りすぎていると爆発して破壊のエネルギーにしかならないのではないかと感じました。未来を引き寄せるのではなく、未来が勝手にやってくるみたいな。ただそれを踊るように楽しめば良いということなんだなと。

自分の原点を思い出したような1日でした。ありがとうございました。

■ダブリンワークショップ
https://dublinworkshop.hatenablog.com

■フリースタイル・コンテンツ紹介

■個人セッション
感情を入り口に潜在意識から様々な問題を解決し、人生の目的に気づいていきます。
https://www.yoriyoku.com/

■ソースワークショップ
自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
https://www.asobilife.com

■ハンモックフルネス
日々ゴキゲンでいるために自然の中で心身を整えるイベント。
https://www.hammockfullness.com


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