アラフォー世代のためのファミリー・コンステレーション

週末はワークショップに参加してきました。

ファミリーコンステレーションとはもう10年くらいの付き合いになるでしょうか。

うちの奥様が第1期生である関係でよく参加していました。台湾で行なわれた国際会議まで参加したりして。

僕のセラピー観にとても大きな影響を与えてるワークです。

 

演劇というものに興味を持ったのもこのワークの影響が大きいです。

舞台の上で、どこに人が配置されるのか、どの方向を向いているのか、姿勢は表情は・・・

そこにはたくさんの意識的、無意識的な情報が入っているのです。

それを丁寧に読み解いて行くのがファミリーコンステレーションです。

特に家族関係や人間関係をはじめ組織の無意識の力学を読み解きます。

癒しというよりも自分の中にある真実を見つけるワークだと僕は思っています。

 

今回のファシリテーターであるチェトナ小林さんは、日本での第一人者のひとりです。

海外から講師を招聘して後進を育てることに注力されている方です。

彼女は僕の心に残る名言をよくいうのです。

「逃げられるうちは逃げたらいいのよ。」

 

今回も

「私はファシリテーターとして提案するだけ。
自分で調べて下さい。
自分の腑に落ちたことが真実。
自分なりの価値観を持って下さい。」

という名言を残しました。

自分の中に答えがあるといいますが、自分の腑に落ちることが真実ということは、人の数だけ真実があるということなんです。

それを尊重することがいろんな問題を解決する鍵になります。

 

で、今回のテーマは日本のミッシング・リンクです。切れてしまった関係性です。

何が切れているかというと、戦前と戦後です。

 

「いい国作ろう鎌倉幕府」と僕は学校で習ったんですが、今は違うみたいですね。

歴史認識って変わります。なぜなんでしょう?

終戦したのは、終戦記念日の1945年8月15日なのでしょうか?

国際法的にはどうも違うようです。

第2次世界大戦と大東亜戦争という呼び方も2つあります。なぜなんでしょう?

学校の授業では近代史を習った記憶がないし、興味を持ちませんでした。

あまりにも近すぎてタブーがたくさんあるからかもしれません。

 

日本史も世界史もどちらも勝者の歴史です。

セラピスト的な視点で見るならば、勝者と敗者、加害者と被害者というどちらの立場からも見なければ真実は見えてきません。

どちらの側面から見ても見えないのかもしれませんが。

 

ファミリーコンステレーションは体で感じるワークです。

体感がすべてだといってもいいのです。

参加者が自分の場を作りましたが、確実に戦前と戦後の間に深い溝があります。

何かに邪魔をされて伝わるべき物が伝わっていないのです。

このことが、漠然とした、無価値感だったり罪悪感だったり、劣等感を感じている原因になっています。

戦争を体験した年齢に深く関わっています。

幼年期や青年期に戦争を体験した人や戦後生まれのベビーブーマー達はこの影響をものすごく受けています。

そして、それはその子供たちである僕たち世代に影響を与えています。

戦争を知らない子供たちなんだけど、戦争の影響を受けているんです。

僕も無自覚だったんですが、この影響は計り知れないです。

さらにいってしまえば、僕らの子供たちの世代にも影響を与えています。

命のバトンを先祖から受け継ぐだけでなく、習慣や文化、価値観なども受け継いでいきますから。

親の世代で2人、祖父母の世代で4人、曽祖父母の世代で8人、その上では16人の人が関係しています。10代遡ると1000人の人がいなければ自分が生まれて来なかったんですよね。

その影響を受けています。

 

世代についての問題は僕も個人セッションで提供していますが、とても深く大きなテーマです。

研究を重ねている分野です。

 

このワークショップで言われたことは100%同意していません。

僕の真実は違ったりもするからです。

ただ、起きたこと感じたことは100%受け入れています。

本当にすごかったな。

ワークショップの翌日に、心の中の霧が晴れたんだよね。

自分の中にへばりついていた嫌な感覚がなくなったんだよ。

形を変えてここで学んだことは伝えていきます。

興味がある方は個人セッションの3回コースで対応します。

これはうちの奥様と二人掛かりで対応すると効果抜群だな。

新しいメニューを作らないといけないかも。

 

このワークショップの興味深いことのひとつに自分の感じたプロセスを人に話さないこと。

少なくとも3日間は自分の体験を噛み締めることが大切なんだそうです。

近頃流行の対話とは違うのです。

深い世界では、話して楽になるだけで本当の意味では自分のためにならないこともあるのです。

そんな世界もあるんですね。

 

このワークショップはアイデンティティを取り戻すという僕にとっては位置づけです。

自分の軸を取り戻すワークが僕の中でまたできました。引き出しは増えていきます。

ファシリテーターのチェトナ小林さん、主催の方、トレーニング生の皆様、参加者の皆様ありがとうございました。

ファミリーコンステレーション

ファミリーコンステレーションを知りたい方は以下のリンクを参考に。

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパン
http://www.hellingerinstitutejapan.com

 

僕が提供しているものはコチラです。

■ソースワークショップ発見編
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
第69期 11月16日(土)17日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/

■ソースワークショップ活用編
自分自身のワクワクする感覚を世界に表現していくが活用編。
理想の人生を歩むマニュアルは自分で作ることができるのです。
第25期 11月23日(土)24日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/

発見編・活用編同時お申し込みの方へお得な割引制度を導入しました。
この二つのワークショップを受けることで自分らしい人生を引き寄せましょう。

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

 


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