人は過去を生きている。
過去に経験してきたことで、自分のルールを決め、それに従って生きている。
これは今を生きているとは言いがたいことです。
ワークショップで、こんな経験をしました。
ファシリテーターは
「ペアになって、今まで感動した旅の話を、1人30秒で話をして下さい。」
という指示をだして、お互いに話をしました。
僕は中学時代に東海道五十三次504キロを2週間でを歩いた話をしました。
そして、ペアを変えてから
「今、相手から聞いた感動した旅の話を、
あたかも自分自身がその旅行に行ったかのように話をして下さい。
聞いていない部分は、話し手が想像して話をしてもかまいません。」
という指示をだしました。
つまり、Aさんから聞いた旅の話を、あたかも自分が行った旅の話のように、Bさんに話をするというものです。
伝言ゲームのリアル版みたいなものですね。
そうしたら何が起こったのか・・・・・
ほとんどの人が、リアルに聞いた話を再現しようとしたんです。
そして語尾に「〜と言ってました。」とか「〜らしいです。」とか「ここで、話が終わっちゃいました。」とか、伝聞の噂話になっちゃってたり。
他人から聞いた話を自分があたかも体験したかのように話す経験はあんまりないですよね。
そして、人から聞いた話は正確に伝えなければならないという生真面目さもあるのでしょう。
モノマネをするかのように一字一句、口調を真似たり、時には身振り手振りまで同じようにしようとしてしまっていたのです。
最初に出されたルールは遊びというゲームです。
世の中のことはあるルールが決まったゲームをしているのと同じです。
例えばスポーツもなんでもありではつまんないんです。
サッカーでいきなりボールを手で持って走っていちゃったりしたら、それはもうサッカーの醍醐味はないも同然です。
ゲームって制限を加えてそれを喜びに変えているんですよね。
そのルールではなく、今までの経験してきたことと同じような振る舞いをしてしまう。
その人にある前提条件に従って人は生きている。
それは過去を生きているということ。
今ここを経験しているのではないのです。
過去にしてきたパターンを繰り返しているだけなんです。
もし、このパターンが不健全なものなら・・・
繰り返し繰り返しすることって、どんどんそれをやることが上手くなっていくんです。
良いことはもっと良くなり、悪いことはさらに悪くなるんです。
良い悪い関係なく、何回もすることはどんどんと強化されていきますから。
この前提条件は、自分にとっては当たり前のことになっているので、自分では気づいていません。
何がおかしいのか、良いのか悪いのかさえもわからないのです。
盲点になっているんですね。バカの壁と表現していも同じです。
現代において、今を生きるというのは至難の業です。
過去にいったり、未来にいったり、他人の目の気にしたり、影響を受けたり、情報はあふれているし、もう自分でいることは難しいのです。
今ここにいるというのは、集中力がいるのかもしれません。
集中して今ここにいることは1つの方法です。
もうひとつの方法は、くつろぐことで今ここにいる方法です。
どっちのやり方も必要でしょうね。
今ここに入れないのは、自分が持つ前提条件であるバカの壁のせいだ。
をお送りしました。
■ソースワークショップ発見編
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
第67期 10月19日(土)20日(日)
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自分自身のワクワクする感覚を世界に表現していくが活用編。
理想の人生を歩むマニュアルは自分で作ることができるのです。
第23期 10月13日(日)14日(月祝)
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