あなたは、物事を考える時に何を使っていますか?
考えるという行為は、ほとんどが言葉ではないでしょうか。
僕は絵を想像しながら考えている時と言葉を使って考えている時があります。
その両方もあります。
絵を想像している時には右脳を、言葉を使っている時には左脳を使っています。
さらには、歩いている時に、「はっ」と気づく時もあります。
これは体を使って考えているのかもしれません。
手を動かしている時にもアイデアが、ポンと浮かんで来る時もあります。
で、左脳を使って考えるということはどんなことでしょう。
子どもの頃から話している言語である母国語と大人になってから学んだ言語は、脳を使っている場所が違うようなのです。
つまり、思考そのものも違ったものになるみたいなんですよね。
僕の経験と観察では、日本語は過去のことやネガティブなことを考えやすく、英語は未来のことやポジティブなことを考えやすいのです。
ちなみに僕の英語力は中学生くらい。英検4級レベルです(笑)
そんな僕でも大学の研究室に遊びにきた外国人の方とどうでもいい話をして、主席の後輩から「よく話ができますね。聞いていると簡単な単語しか使ってないのに。何で僕は話せないんでしょうね。」と言われたことがあります。
このことはずっと考えてきていて、「英語力とコミュニケーション力は違う」と気づくのはそれから20年後のことでした。
また、このくらいの語学レベルなのに、米国に6週間くらい学びに行ったことがあるんですが、まぁ最初のうちは講義はほとんどわからないんだけど、3週間を過ぎたあたりから、何を言っているのかわかるようになってきたんです。
英語を日本語に訳して理解するのではなく、英語そのままで何を言っているのかわかってきたんです。
それまではバックミュージックみたいな英語が、言葉なんだなと思った瞬間でした。
よく考えてみて下さい。日本語を日本語に訳して理解していないでしょ。
英語を話している人がみんな賢い人だったりバイリンガルなわけではないんです。ピンからキリまでいろんな人がいます。
でもね、みんな話をしている。日本語も同じですね。
言語からいきなり理解なんです。誰でもその国に生まれたら周りが話している言葉を習得することができるのです。
そうそう、「英語は未来思考」という話でした。
このような語学力の僕が英語っていいなと思ったのは思考法です。
日本語だと過去やネガティブ、英語だと未来やポジティブなことを考えやすいことに気づきました。
これは言語構造のせいなんだと思います。あと語学力が低いから。
日本語は、まぁそれなりにいろんなことを考えることができます。
幼い頃から聞いていて、話してきているので、言葉に様々な感情が乗っかっています。
過去の傷からはネガティブな思いが、過去の喜びからはポジティブな思いが。
親にはよく怒られていたせいか、様々な経験をしているせいか日本語にはしがらみが多いんです。
ポジティブなことよりもネガティブなことのほうが力が強いの、そのことが考えることを邪魔します。
ついつい、悲観的に考えてたり、過去を反芻してしまったり。
でもね、英語は違うんですよ。
まず話をしようとしたら、難しい表現ができない。
外国に行って英語を使うときって自分の欲求を相手になんとかして伝えようとするんです。
「ご飯が食べたい。」
「泊まりたい。」
「トイレに行きたい。」
「これ買いたい。」
これが欲しいという欲求を伝えることが英語を話すということなんです。
難しい感情や自分の内面を表現するなんてことはできないのです。
英語は自分が欲しいことを伝える、つまり未来に欲しい状態を得るような言葉の使い方しかできないのです。
英語は
誰+行動+目的
という言葉の構造になっています。
主語+動詞+目的語
ですね。
ちなみに日本語は
どうでもいいこと+動詞
なんです。
英語は主語がハッキリしているので意志がハッキリしやすく、日本語は主語がないので誰の話かわからず、しかも細かいところや心のことまで描写できるのでどうでもいい情報も多くなります。
英語を自在に使うことができないので、シンプルに考えることができます。
自分が言いたいことは何か、伝えたいことは何か、自分の心の声を聞いて、相手に伝えるための言葉を選びます。
だからこそ自分自身がわかるし、相手にわかってもらえるのです。
過去にお腹が空いた経験なんてどうでもいいのです。未来にお腹がいっぱいになりたいのです。そのために今ここでできる「お腹が空いた」と伝えられるのです。
英語で考えると自然と未来思考になります。
あなたがしたいこと。英語で考えてみませんか?
シンプルにやりたいことが見つかるかもしれません。そして今やりたいことも。
■個人セッション
ネガティブな感情の裏にあるポジティブな感情。
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm
■ソース・ワークショップ
ワクワクすることがその人の才能なんです。自分の源泉(ソース)を発見して活用する方法を学びます。自分だけの方法を見つけていきます。
発見編:5月18日(土)19日(日)
活用編:6月29日(土)30日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/