人間関係の基礎は親との関係から生まれます。
幼年期の課題は、親からどれだけ受け取れるのか、
思春期の解題は、親から自立するかです。
週末に開催したザ親子関係ワークショップは実感を伴いながら知識を知恵に変えていく時間でした。
プロセラピスト上田正敏です。
参加者の皆様と作り上げるのがワークショップ。
いつも深い学びをありがとうございます。
家族関係の基本的な知識を共有してから、筋反射やロールプレイを使いながら家族関係を紐解いていきます。
人の数だけで人間関係の方法が違うし、家族の形態も違います。
何1つ同じことはありません。
心理学もすべての人にあてはまるということはなく、人に心理学をどのように合わせていくのかが鍵となります。
つまり豊富な知識と即興力が試される場となります。
例外だらけの中で一本筋を通せるかがセラピストとしては鍵となります。
参加者の皆さんが本来持っている力を引き出すことだけを考えているのが僕の仕事でもあります。
今回の気づきのひとつをシェアします。
それは自立ということ。
親からの自立です。
本来ならば、思春期にホルモンのバランスが崩れて、反抗期が訪れます。
その時に親離れや子離れをしていくのですが、これが起きないケースがあるのです。
良い子であり続けて自立できないパターンと悪い子になって一見自立しているように見えて親に頼りきりのパターンがあります。
自立とは経済的自立であり精神的自立でもあります。
親から自立できないと何が起きるのか?
それはコントロールされた関係性しか築くことができないということ。
支配する・されるという関係性と言ってもいいでしょう。
王様と奴隷のような関係です。
コントロールを手放すことが鍵となります。
コントロールを手放すとは、自発的に行動するということです。
誰から言われたからやるのではなく、自分がやりたいからやるということです。
思春期に親に隠れてやりたいことをこっそりとやったりするのと同じです。
ちょっと大人びたことをしたりしてね。
仲間から促されてやるのではないのです。
自分で選んでやることが重要です。
20歳までは親の影響は大きいけれど、30歳を超えてなんでもかんでも親のせいにするのは間違いです。
自分の人生の責任は自分で取る必要があります。
自己責任という言葉がありますが、誰も自分の責任をとってくれないのが真実です。
すべて自分が引き受ける必要があるのです。
自立をする方法として
- 自分で稼ぐ
- 一人暮らしをする
- 自分で考えて自分で選び自分で行動する
- 一人で行動する
- 親と和解する
ですね。
特に僕がオススメなのは一人登山です。
自然の中に一人で身を置くことで、内省することができる。
自分が持てる装備は、自分が持てるだけ。つまり選ぶ必要がある。
トラブルやアクシデントがあったとしても自分で対処する必要がある。
自立に必要な要素が盛りだくさんです。
古来からある大人になるためのイニシエーション(大人になった証としての通過儀礼)が含まれています。
飛行機のチケットだけをとって、一人での海外旅行もいいかもしれません。
宿は、毎日自分でやることを決めなくてはいけないし、現地で自分で予約しなくちゃいけないし、そこまでの移動手段を考えたり、現地の知らない人たちに頼らなくてはいけなかったりしますから。
親子関係って人間関係の基本です。
ここで何を学んだかが大人になってからの人間関係を作り出しています。
もし、それが気に入らないなら、自分を見つめて変えていく必要があります。
心の問題のほとんどが人間関係の問題ですから。
次回はエネルギー心理学講座です。
http://www.naturalmedical.org/quantumKinesiology.html
【講座】
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