心の仕事をしていると「すべて見透かされているのではないか?」と思われることも多いです。
「全部わかっているんですよね?」
「いやいや、わかりませんよ」
という会話をしたことがあります。
で、本当にわかっていないかと言えば、そんなこともない場合もあります。
なんとなく相手がこんなこと思っているんじゃないかなぁって思ったことあるでしょ?
僕らも同じです。
「なんとなくこうかなぁ」という感覚的なものもあれば、心理分析的に理解をしている場合もあります。
ただ、ここで大事なことは、これは仮説だということ。
相手が本当にそう思っているかはわからないと思っていることが大事です。
逆の立場で、気を使ってもらって嬉しい時もあれば、ありがた迷惑の時もあります。
いやぁ、違うんだけどなぁとかね。
相手に確認をとることが大切になります。
気をきかせて良いことをしているつもりが一番危険かもしれません。
さらに心理的なことをしている人が陥る面倒なことがあります。
意識的に気づいている人と気づいていない人がいるということなんです。
言っていることが本当のことかはわからないのです。
言っていることが本当か嘘か。
本当だとしても潜在的に持っていることは違うとか。
本人が本音に気づいていないとか。
そうなると深みにはまっていくことになります。
何かがなんだかわからない(笑)
ここで大切になるのは、原則として、相手が言っていることを信じることです。
この姿勢が大事だったりします。
僕自身は、ふだん気をつけていることは感覚を鈍くしています。
簡単にいえばアホになるようにしているのです。
繊細すぎると疲れちゃうからね。
気疲れして1日が終わってしまいます。
仕事モードの時には、雑談に見えてこちらは雑談ではなかったりも。
すべてがつながる意味のある聞き方や話し方をしています。
自然とスイッチが入るようになっています。
書いていて、自分自身なんか不思議なことをしているなぁと想いましたとさ。
そうそう、表題の
「人の気持ちはどこまでわかるのか?」
の答えは
「相手に聞いているみるまでわからない」
ということです。