ケア業界にも闇の部分がある。
うちの親父もディサービスを利用しています。
そのことを話している時によく聞く話は
- 担当者がどんどんと辞めたり移動をする
- ケアマネの人に何を言っても無駄
- 行政の都合でサービスを変えなければならない不条理
というはなしがある。なぜ、こんな話題がでてくるのかは、前回にも書いた
を読んでいたところの最後の最後に父の話の回答が書いてあった。
ニヒリズム
ちなみに、僕自身はニヒリズムがよくわかっていないんだけど、大きな怪物のように思えます。
ケアとは「ただ、いる、だけ」を提供すること。
これがなぜ良いのかということに9割書かれているのがこの本。
ある種の「悟り」の境地を感じるほど、興味深い内容です。
だからこそ、究極のあり方を知りためにも本書は重要だと僕は思うのです。
あるがままで良いってことだからね。
で、ここからがニヒリズムの考え方だそうなんだけ
「ただ、いる、だけ」の価値がよく見えない
東畑開人「いるのはつらいよ」
↓
だけど、「ただ、いる、だけ」によって金銭が得られる
↓
だから、金銭を得るためには「ただ、いる、だけ」が必要である
これ、ちょっと読んだだけだと「?」しか浮かばないんだけど、何回も読んでいるうちに、天地がひっくり返るくらい衝撃を受けた。
いわゆる手段と目的が入れ替わっちゃうというやつだ。
きっと、このことに気づいた者から、辞めていくのだ。
ここに書かれているケア業界は、セラピーのように変わるわけではない。
日常が続いていくだけのこと。
同じような場所である保育園や学校というところは、子供が成長していく。
ここで言われるようなセラピー的なことが起きるのだ。
成長というのは喜ばしいものとして感じられる。
でも、年を重ねたところにあるケアはどうであろうか。
よくなることは、まずない。
ただ、日常が過ぎていくのだ。
これがOKと思える人は成熟した人である。
仏教が言う人が持つ人が持つ不変的な苦痛は生老病死だと言われている。
生きる苦痛、老いる苦痛、病の苦痛、死ぬ苦痛だ。
ケアは変わらない。
感情労働としても、ものすごくエネルギーを使う業界だ。
でも、待遇はとても悪い業界でもあるのだ。
そしてある種の人には、とても旨味がある業界でもある。
この構造的な問題は解決できるのだろうか?
新しくやってきては、辞めていく。
そこに諸行無常の響きはあるのか。
カウンセラー、コーチ、コンサルタント、医療関係者など人を癒す仕事をしている人に読んでもらいたい1冊ですね。
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