野外で一人となる時間を持つソロということ

アウトドアで一人で過ごすという通過儀礼体験が昔から行われてきた。
それをソロという技法として冒険教育の中で学んだ。
ネイティブアメリカンではビジョンクエストと呼ばれている。
子供から大人に変わるということは、自分の役割を自覚することだ。
この役割とは、生まれてきた意味、天命、コーリング(天職)のことだ。

そのために孤独を味わう時間が必要なのである。

誰かが周りにいると人は気が散るのだ。
文明社会の中で本当の意味での孤独を感じることはない。
誰か周りにいるだけれど誰ともつながっていない感じというのは真の孤独ではない。

誰もいないところで過ごすというシンプルな孤独を人は味わう必要がある。
そこで、日常のすべてを自分の責任で過ごすことが大事なのである。

何事が起きたとしても、誰も助けてくれないので、自分でなんとかするしかないのだ。
それがソロで大事なことのひとつだ。
そして、孤独が寂しいとか惨めだとか、そんな余計な感情から自由になることも重要だ。

ただ一人でいることを選ぶことは、とても贅沢なことなのである。

特に現代社会ではね。

ソロを安心安全にコンテンツとして提供しようと試行錯誤しています。
そのためにアウトドアでの研鑽を積んでいます。

上田正敏探検隊の副隊長にソロを体験していただきました。
とてもステキな体験だったそうです。

集合はいつもの駅です。
最初のガイダンス。今日の豊富を聴きます。そしてソロの説明を。
もうここから僕は何もいいませんし、共に行動はしません。真剣な顔つきに変わりますよね。
新緑の中を一人で歩いていきます。僕は遅れて気配を感じられないくらいの距離をキープして行動します。
一人で過ごす某枝尾根。誰かが来ても安全なように門番のような存在として過ごします。
僕自身も気配を消して一人を楽しみます。
お腹が空いたらご飯を作りましょう。自分のことは全部自分でやるのは主催者も同じ。
冷凍食品を湯煎するというシンプルご飯。彼女も今頃ご飯を作っているのだろうか?
チャーハンとエビチリという中華飯@セブンイレブンです。美味い!
お腹いっぱいになったらハンモックで読書を
ハンモック専用寝袋モグ350は快適です。一人時間を楽しみます。
鳥の声を聞いているうちに気づいたら熟睡していました。撤収の時間です。
別荘にチェックインしたら、一泊したいですね。そのくらい価値のある時間です。泊まりは中級編ですね。
おひとり様を満喫した人がひとり。言葉は交わしません。
さて、ハンモックを回収して、現地に不始末はないか忘れ物がないか最終チェックします。
僕も後を追いかけます。くれぐれも気づかれないように。
高尾599ミュージアムの前で振り返り。一人時間は最高だったそうです。
この表情がすべてを物語っていますね。あの山の向こうで一人を味わったのです。

この体験を多くの人に味わってみてもらいたいな。
人目を気にすることなく自由であることを味わうには最高のコンテンツです。
自立というものが何かがわかるし、自分自身に気づき立ち戻れる時間となります。

感想をいただいたらアップしますね。

(追記)
感想はこちらにアップしました。

このコンテンツを体験したい方は、まずハンモックフルネスを。
また、体験したい方は個別対応していますのでご連絡を。

■ハンモックフルネス
山の中でハンモックを使ったマインドフルネス・ワークショップ。
https://www.yoriyoku.com/tankentai/hammockfullness.html


“野外で一人となる時間を持つソロということ” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください