オリンピック組織委員会にみえる受け継がれた男女の役割

森さんの発言からオリンピック組織委員会が問題になっている。
ちなみにこのブログでは、誰かを責めたりするつもりはない。
心理学的な視点から起きていることを整理するために書いています。
ジャンヌダルクのように誰かを生贄にしてもなんの問題も解決しませんから。

誰もが「男はこうあるべき」や「女とはこうあるべき」という信じ込みを持っている。
これは親世代から受け継いできているものだ。
親もそのまた親からと代々受け継がれてきた思い込みを持っている。
縦のつながりで、価値観を刷り込まれてくる。

もう一方で横のつながりもある。
それは時代というものだ。
時代背景や生まれ育った環境も、価値観として刷り込まれていく。

その価値観に基づき、個別に思い込みを通じて社会を見ている。
自分が思い込みに気づいて意識的に癒やしたり手放したりしなければ、思い込みという価値観の奴隷となってしまう。
知らず知らずのうちに、思い込みから生まれる感情や思考が自分自身の自然な感覚だと思ってしまう。

これが本当の自分であるということではない。
思い込みの自分を生きているということなのだ。

書籍「地図を読めない女、話を聞かない男」もそのうちに発禁になるのだろうか。
物理的に男女差はあるのは事実であるが、男女の他にも性の多様性もあることは現在では知られている。

心理的にもジェンダーと呼ばれる男女差がある。
男性が主に持っている質と女性が主に持っている質があると考えている。
これを男性性、女性性と呼んでいる。

男性の中にも男性性の部分もあれば女性性の部分もある。
女性の中にも女性性の部分もあれば男性性の部分もある。
つまり、人間とは両性具有だと考えることができるのだ。

男性でもあり、女性でもある。

このことを知った時に、何かに分けるということは難しいということ。
人は比較でしか物事を認知できないので仕方がない部分もある。
男女、左右、上下、陰陽、昼夜、寒暖、明暗、善悪・・・
このようにどちらかデジタルのように脳は白黒をつけたがる。

ところが、現実はアナログなのである。
比率が違うということだ。
中国伝統の太極図のようにどちらの要素も含んでいる。
だからこその全人類はすべて違う個別のものだと言えるのだ。
これを認め合うのが多様性というもの。

陰陽

男女間の問題は根深い。
分かり合えないのではないかと絶望するくらいにそこには溝があるのだ。

オリンピック問題についてclubhouseでテレビにでているような論客の人たちの部屋を聞いていたのだけれど、この問題について関心がある女性だけの会話になったら、感情的な不平不満が噴出して、聞くに絶えないものになっていた。
ある意味で、これは仕方がないことでもある。
抑圧されていたものが解放されたら、それについて言いたいことを言える喜びと共感が生まれるから。
この時期が終わって冷静に話ができるまでは時間がかかる。
ニュートラルに物事を見ていた女性もいたのだけれど、その人は子育てのために退出をしたら、その場での異様な盛り上がりを見せているようになってしまったのが残念だった。
そして、ジャンヌダルクのような象徴である人が辞任をして溜飲が下がり何も変わらない日常に戻ってしまって良いものだろうか。

受け継がれた男女の役割の話にもどろう。

戦後を生き抜いてきた人の思い込みはある。
「男性は仕事、女性は家庭」という価値観を持っている人は多い。
男女の役割がしっかりとしていた時代を生きてきた。

また世界的に見ても、社会は男性が作ったものだ。

心理セラピーをアメリカに勉強しに行ったときに、このアメリカにも男女は平等ではないという話がでたことに驚いた。
「日本は良いよね、あからさまだから。米国では表向きには平等を取り繕ってはいるが、隠れたところで差別が起きているからね。こちらのほうが深刻だ。」
この話を聞いたのは20年前のことである。

今も大して変わってはいない。
多くの人が考えるテーマとしてとらえているかもしれないが、男性はこの問題には触れなくはない。
なぜなら問題を感じていないから。

問題を感じていないということは、得をしている側の論理である。
得をしているんだから、今のままで変わらない方が良いと思っている。
変わりなくないというのも人間の本能である。

この構造は男女間の問題だけではない。

受け継がれた男女の思い込みを外していく。

これ以外には解決の道はないと思っている。
まずは個人の意識を変えることからだ。
この人数が増えていけば、社会が一気に変わる時が来るかもしれない。
僕の視点では数十年では変わっていない。
数百年、数千年はかかるかもしれない。
それでも諦めずに淡々と自分が行動していけるのか。

思い込みや信じ込みから生まれた価値観を手放せるのか。

淡々とセッションやワークショップを通じて、外していく。
真の自分自身で生きる方が楽なのだ。

男性はこの問題に向き合う勇気を持つこと。それが本当の優しさや強さを手に入れることになる。
女性はこの問題でガス抜きをして満足するのではなく、その一歩先に進む意欲を持つこと。

誰か他人の人生を生きる必要はない。
それが受け継がれた男女の役割から自由になることなのだ。

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