依存から自立に変わるのが成人の儀式

人間は未熟な状態で生まれてくる。

それは、誰かが育てなければ死んでしまうということ。子育てが必要だということです。現在の日本では高校卒業が18歳、大学卒業が22歳、一人前になる成人式は20歳。二十歳前後で大人になるということです。

子供は依存状態です。誰かから与えてもらったことを受け取って育ちます。主に親や大人の愛を受け取りながら成長する時期です。この時期は受け取ることが課題です。

思春期になると親の言いなりになるのが嫌になっていきます。自分のスタイルを探していくのが10代ですね。ここでの課題は自分で自分のゴキゲンをとるということです。幼年期は誰かがゴキゲンをとってくれました。学校の教育を見ていても生徒のゴキゲンをとっているようです。多くの場合、惜しみなく先生たちは生徒に愛情を注いでいます。

専門学校の子どもたちを見ていると、与えてもらって当たり前という姿勢の子たちが多いです。誰かが自分のゴキゲンをとってくれると思っています。それはそうですよね。親も先生も大人から惜しみなく愛を与えられてきました。愛されていないと嘆く人もいるかもしれませんが、それは親が愛を与えるのが下手だったのかもしれません。この辺りの問題は大人になってから誰かの協力を得て解消する必要があったりします。僕ら心理セラピストの仕事のひとつです。

僕自身が気づいたのは、専門学生たちは、依存から自立に変わる時期だということです。働くことって、与えることで対価としてお金を稼ぐということです。受け取ることから与えることに変わるということなのです。

夏休みの間に、どうしたら依存から自立に変わるチャンスになる授業をできるか考えました。

出た答えは、単位をとるためのテストを生徒に作ってもらうということです。先生の役割をすることにより、与える立場を体験することなのです。

実際に問題を作ってもらうと、新しい体験だからでしょうか。楽しそうに問題を作っていました。生徒たちは思った以上にクリエイティブです。問題を作って発表してもらいました。これで全員が100点をとれるはずです。でも、きっとこの期待は裏切られるでしょう。それでいいのです。僕も新しいことに挑戦しているのですから、望んでいる答えが手に入らないことも含めて楽しむことが重要です。

依存から自立を促すような作業だとは誰も気づいていないでしょう。それでいいのです。僕だけが知っていればいいのですから。意図はそこにちゃんとあるのです。

さて、来週のテストはどうなるのか。ちょっと楽しみ。

■フリースタイル・コンテンツ紹介

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