主語を変えること@高校生へのワークショップ(その2)

僕がワークショップやファシリテーションのことは、すべてセラピーで学んだことがベースになっています。

人それぞれがユニークな存在であり、自分自身を受け入れて選べば、何にでもなれる
自分自身になるのを邪魔しているのがストレスだったり、心理的なブロックだということ。
そのストレスを軽減したり心理ブロックを外す技術はあるということ。

そんな考え方が僕のセラピーのベースになっています。

とあるメンターから、意識が「内側」なのか「外側」なのか違いがあるのだということを教わり、さっぱり意味がわかりませんでした。

また、とあるメンターから、「自分を見ない、相手を見るんだ」ということを聞いた時に、わかったのです。

それは、

「あなたはステキですね。」
「そんなことないです。絶対に違います(怒)」
「えっ、そ、そうなんだ。(間違ったこと言ってしまった…)」

という会話があった時に、メンターが指摘した時でした。

「自分を見ない、相手を見るんだよ」

ということを言ったのです。
もしも、相手を見ていたら

「あなたはステキですね。」
「そんなことないです。絶対に違います(怒)」
「あなたはそう感じているんだね。」

と答えになっていたということなんです。

何が起きているのか?

自分が相手に対して言ったことを拒絶されて、自分が悪いんだなと思ったということ。

そうではなく、自分でなく相手を見ていたら

自分が相手に対して言ったことを拒絶されて、相手が違うという反応をしたということだけなんです。

前者は自分を見ていて、後者は相手を見ているのです。
言いかえると、前者は自分の内側に焦点があっていて、後者は自分の外側に焦点があっているのです。

さらに言えば

「あなたはステキですね。」
「そんなことないです。絶対に違います(怒)」

というやりとりも

「あなたはステキですね。」
「はい。ありがとうございます。」

と受け取っても良いのです。さらにこれを内側、外側で見れば

あなたがステキと感じてくれて、表現してくれたことに感謝なのです。
これも相手を見ています。つまり外側を見ているということ。

これ、主語で考えるとわかりやすいのです。

「私」が主語なのか、「あなた」が主語なのかということです。

「私」を主語にすると、自分の内側の世界に入っていきます。
「私」が何を感じているのか、何を考えているのかに焦点があるのです。

「あなた」を主語にすると、自分の外側の世界を開いています。
「あなた」が何をしたのかだけに焦点があるのです。

「あなた」が何を感じているのか、何を考えているのか想像することは、「私」の内側に入る行為です。
自分の想像だけで事実ではありません。
相手が何を感じているかなんてわからないのです。
当たる時もあれば、外れる時もあるからです。

「私がする」に焦点を当てるのではなく、「あなたがした」ことに焦点をあてることです。

これもワークショップをする時に極意として肝に命じています。

常に相手を観察しつづけることが大事なんです。

これが外側に焦点があるということなんです。
自分の感情を感じることは内側に焦点があるということです。

カウンセリング、コーチング、セラピー、ワークショップ、セミナーなどを提供する時には、いつも外側に焦点を合わせています。
全体に気づいている意欲を持っています。

私が何をするかではなく、あなたが何をしたか。

これに焦点を合わせるのが大事なことだと思うんですよね。

高校生たちが表現してくれたことに、僕は感動したのでした。

目の前の人を主語にして考えること。提供側の時に大事にしています。

■フリースタイル・コンテンツ紹介

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4/6(水)〜6/7(水) オンラインで望む未来を手に入れるためのテーマについて対話をする会です。
https://www.yoriyoku.com/jmk.html

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