アウトドア初心者を連れて沢に凌ぎに行きました。

ファイト一発!

終戦記念日、水瓶座の満月、西日本に台風上陸した日に、沢に凌ぎに行きました。
風と雨は心配で天気図と数日前からにらめっこ。
東日本への影響は少ないと予想し、エスケープルートがしっかりあるので、大丈夫と判断し行って来ました。

実際には雨には降られましたが、短時間の豪雨でずぶ濡れになるも気持ちがよい感じであり、風は谷のせいかほとんどない状態でした。

途中にGoProが調子が悪くなりデータが消えたというトラブルだけで、無事に帰還しました。

沢に入る前に簡単なレクチャーをして、実際に沢に入って感触を確かめてもらいながら、のんびりと沢を歩いてきました。
これは体で覚えるしかないんですよね。骨格も筋肉も違うので自分のなりの方法を見つけていくことが重要です。NIKEのスニーカーもなかなかやりますね。

こんなのんびりしたところを歩きます。えぇ水の中です。
この時が雨のピークかな。全身ずぶ濡れです。
雨なのか転んで泳いだせいかは誰もわかりません
深いところでは腰くらいまで浸かります。
エスケープもできますが、本流を歩くことしか教えていないので、ど真ん中を登っていきます。
ファイト!一発!
苔がキレイ
水中はこんな感じ。暗いのは濁っているのと太陽がないせいかな。
肉眼では水はキレイでした。
太陽が見えるとホッとします
幻想的な雰囲気の中ガシガシ進みます。
後半はたくましくなってます。
まるで専属カメラマン
予定のキャンプ場跡地まで無事に踏破!
このようなウェアで凌ぎました。
後ろ姿。山と道Threeカッコいい。
お昼ご飯のオードブルは、冷やしトマトとキュウリ。
メインはソーメン。もちろん川の水でキュッとしめたら美味い!
帰りは林道を楽々と。行きは3時間、帰りは30分。
高尾で1日の振り返り。

今回が今年3回目でした。初回はシノギングイベント。2回目が遡行図にあった全行程をソロで。3回目でシェアしたんだなぁ。好きを仕事にするプロセスに似ている。

充実した1日でした。一緒に行くのも楽しいですね。
遊びながら学ぶチームを作って行きたいな。
ゆくゆくは冒険ワークショップを開きたいな。
と夢を語っておこう。新たなる挑戦が始まったかも。

■自分だけの幸せ源泉を掘り起こし、好きを中心とした生き方をするソース・ワークショップ
https://www.asobilife.com
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https://www.yoriyoku.com
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サバイバル防災ワークショップ

多摩六都科学館

多摩六都科学館で行われるはずの防災サバイバル体験塾が3日間中止になった。
理由は猛暑。危険指数となったためです。(参考:環境省熱中予防情報サイト

行政の対応として正しいと思っていますが、実際には災害は季節を選んでくれないんだよなとも思ったりしています。
訓練で具合を悪くするのも本末転倒なので、これでよかったのかもしれません。
自然って人間の都合で変えることができず、受け入れるしかないことですね。

ワークショップデザイナーとしては、毎日の振り返りにより、日々ワークショップがよりよく進化していく姿を体験したかったですね。
軸をしっかり持った大人たちが本気でワークショップをやるとすごいんだぞという2日間の体験ができたことはよい経験になりました。
ありがとうございます。

中止のなった代わりに秋のプログラムのために、3つの施設を見学しました。
そなえりあ水の科学館多摩六都科学館

そなえりあ

そなえりあは、実際の災害が起きた時に72時間生き残るために何をしたらいいのか体験学習ができる場所です。
この72時間は直下型地震が来た場合に、救助に来るまで72時間かかる可能性があるから。
救急車、消防車、パトカーなんて来ることはないと思っていたほうがいいです。もちろん災害救助のエキスパート自衛隊もです。

体験はクイズ形式で進んでいきます。今時のシステムなのでタブレットを使います。
もっとうまくシステムを作れるんじゃないかというツッコミをおいておいて、楽しく学ぶことができます。
震災後の日本のリアルを感じることができるので、一度大人も子供も体験しておくといいのではないかと思う施設でした。

水の科学館

水の科学館は浄水場の設備の上に立っている施設です。浄水場って実はとても大切なシステム。人間が生きていくために必要な水は約3リットル。その他に、炊事、洗濯、お風呂と水無しには人は生きられません。
その水がどこから来て、どこに行くのか。そんなことがわかる施設です。
浄水ポンプへのプロジェクションマッピングや水の旅シアターも圧巻。
小さなお子さんも楽しめる仕組みもあり、とても良かったです。
子供が興味を持つための仕掛けがとても楽しかったです。

多摩六都科学館

また別の日に多摩六都科学館にもいきました。
ここの目玉はプラネタリウム。
1億4000万個の星を投影できる世界一でギネス認定されているんだと。
これも見たのですが良かったですね。

ヘラクレスオオカブト

全国虫好き男子の憧れのヘラクレスオオカブトに出会えました。しかも生きているし、触ることもできたのです。子供の頃の夢が予期せずに叶った瞬間でした。
現在開催中の昆虫の企画展なので、興味がある人は夏休み中に行くべし。

ムーンウォーカー

月の無重力を体験できる装置があったりね。
こういう体験ものはたまらなく嬉しいです。

お年寄りの方が子供達を教える教室があったり、地域の交流ができる仕組みも良かったなぁ。地元密着型の施設って貴重ですね。

科学館というと頭の固い理系脳のおっさんが作っているイメージがあるかもしれません。
今は違うのです。芸術脳を持った学芸の方が科学館に入っている時代です。
「どうしたら伝わるのか?」に関してむちゃくちゃ工夫をしています。
どのように魅せるのか?どのように体験させるのか?どんな人がいたらいいのか?

こういう施設が良いか悪いか判断する方法を以前教えてもらいました。
それはカフェが充実しているかどうかなんです。
カフェにこだわりのある博物館、美術館、科学館は、間違いなく良いというもの。
もちろん多摩六都科学館のカフェもステキ。
時間がなかったので次回はゆっくりしにきたいですね。

虎居

サバイバル体験塾の打ち上げにも参加させていただきました。

与えられた役割だけを責任を持ってやるというものいいのですが、実際に飲んで語り合ってという時間もワークショップ提供側に必要なことではないかと。

一緒に仕事する人たちは、どんな人たちなのか?どんな才能があるのか?どんな価値観を持っているのか?何を大事にしているのか?そんなことを共有するような時間でした。

日本人の特徴なのか本音は飲み会の席でのみ語られますからね。
時代は変わっていくのだろうけれど、今はこの感じを楽しむのもいいですね。

今回の体験で気づいたことが2つ。

サバイバルが大好き。科学が大好き。これは子供の頃から変わっていない。
幼稚園や小学校の頃と変わっていません。
ワクワクすることって大人になっても子供の時の原体験が基になっていますね。

アウトドアやサイエンスのワークショップをやりたいな。
何しようかな?何がやってくるのかな?

さて、これからソース・ワークショップ。
ワクワクの再発見、そしてワクワクを日常、仕事、パートナーシップなどに活用していく方法を伝えます。

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小下沢@南浅川にシノギングの復習に

先週参加したアクシーズクインさんのシノギングのリベンジに行きました。

沢登りでは沢歩きという遊びがあるのは知っていたので、アマゾンで注文。

勘で買ってみたので1巻をには載ってない。高尾のICIに行って置いてあって確認したら2巻目に収録されていました。他の沢も歩いてみたいですね。特に奥多摩の海沢は書かれているものよりも上流を小学校の時から登っていたのでその下流域を攻めてみたいです。泳げるみたいだし。

単独行だし、荷物をどうするか考えたら、トレラン仕様になりました。

沢歩きに裏高尾へ

装備:プラティパス、着替え(パンツ、Tシャツ)、ソフトシェル、アルコールストーブ・チタンマグポット500(エバニュー)、5mmの8mロープ、カラビナ2枚、コンタクトレンズ、ポケットナイフ、遡行図、iPhone。
ウェア:速乾性Tシャツ・短パン・靴下(ユニクロ)、アクティブスキン・フラッドラッシュ(ファイントラック)
食料:おにぎり2個、アンパン1個、VAAMゼリータイプ、インスタントコーヒー

最低限の装備で、五感をフル活用で慎重に沢を歩いてきました。

8:40

先週と同じ入渓ポイントから。

こんな装備でジャブジャブ川のど真ん中の本流を歩きます。

9:02。

この辺りは、いい雰囲気です。

9:05

このくらいの淵だと

腰くらいまで浸かります。好きで川の中を歩いています。
多くの人は川の横を歩くんじゃないかなぁ。
でも夏は川の中が気持ち良いんですよね。

9:08

前回、遊んだ核心部ですね。もちろんど真ん中を歩きました。ここは右側の本流が歩きやすいです。

ここまでは前回歩いたところ。これから新しい課題の部分です。

9:14

東京にも美しいところあるよね。

9:21

こんなトンボがたくさんいました。虫屋さんも林道を歩いていたな。

9:25

蜘蛛の巣みえるかな。人があまり歩いていないので蜘蛛の巣と格闘です。
棒を持ち歩いて払いながら歩きます。
蜘蛛の巣の形は美しいのですがね。顔や体に絡むとやっかいです。

9:57

場所が変わると雰囲気も変わる。

10:01

前回のハンモックポイント。
小下沢キャンプ場跡地付近です。

10:05

第一堰堤(えんてい)。ここはトレランの人たちが泳いだり遊んでいました。

10:07

左から巻いて上から写真を。ここは飛び込めるのかしら?

10:23

小さな滝もあったり。ここも真ん中をいきます。

10:37

第二堰堤。ここも左から巻きました。正解は右らしい。

10:40

こんな感じで山を斜面を登って越えていきます。

10:41

お約束の上から写真。ちょっとここは怖かった。

10:51

この先の滝で滑って流されました。首までしっかりと。

10:54

iPhoneは防水ポーチの中に入れているから大丈夫。

11:03

二股に分かれた左の沢には3段10mの滝。
これは見に行くだけ。単独行は危険回避です。
道具があれば登っても楽しいのではないかと。

11:12

右の沢に行くと楽しい滝が。
この倒木は補助のためです。足は滝に、腕は木を使って登ると楽です。

11:14

お約束の上からの撮影

最後の2段の滝の一段目です。近すぎて撮影のためどんな滝かよくわからない。
慎重に登ります。

11:16

二段の滝の二段目。これも登ります。

11:17

上から見るとこんな滝でした。ドキドキしながらも楽しく登れました。

ここでお終いです。林道に上がります。

11:20

最後に登った滝も林道から見えるのです。

11:21

丸太があった滝も見れます。

11:25

こんな感じで沢と林道が近い場所があるので、すぐにエスケープすることが可能です。

12:07

20分で小下沢キャンプ場跡地へ。コーヒーを沸かして飲み、濡れたものを乾かしながらのんびりと。

先週のシノギングに来ていた方が、友人を連れて楽しんでいました。
ちゃんと歩いてみたくなりますよね。

ここから30分でバス停です。

単独で自然と戯れるのいいですね。
次回は初心者の友人を連れて来て、どんなふうに遊ぼうかな。
安全第一で楽しさを知ってもらえたらいいな。

■はじめての沢歩きワークショップ
https://www.hammockfullness.com/waterwalking.html


小学生向けサバイバルワークショップを

サバイバルワークショップ

「たまろく自然と都会のサバイバル!」という楽しみながら学ぶ防災プログラムに子供達の安全管理ファシリテーターとして参加しています。
以前に書いた子供達へのワークショップ研修の本番です。

子供の頃に武蔵野市にあった青少年育成会ボーイズクラブという冒険教育クラブに入っていたことを思い出しました。
山、海、スキー、沢、キャンプ、洞窟、オリエンテーリングと経験した体験が今でも役に立っています。
子供の頃に経験したことって原体験として大人になっても残っているもの。
子供のうちに様々な体験をしておくことが多様性を身につけるためにも重要だと思っています。
体験に勝る学びはないですから。

梅雨が開けないなと思っていたら突然に夏がやってきたので、熱中症対策が重要な項目にあがってきました。
経口補水液を作って飲むということがとても重要性を持ってきました。
うまい、まずいに関係なく、自分の命を守るということを知っておくこと大事ですね。
この経口補水液を美味いと感じたら体はヤバイ状態。
なぜなら脱水症状だったり熱中症になりかけている可能性があるからこそ体が欲している状態なんだそうです。

子供達が口々に「マズイ」と言っている姿を見ながら、安全を確認をしています。

盛り上がるのは火起こし体験ですね。
マッチを使ったことがない子供達が多いです。
僕らの世代でもマッチをほとんど使わなかったから、マッチで火をつけることそのものが特別な体験でワクワクしました。

子供達がマッチで新聞紙に火をつけ、木に燃え広がっていく様子を真剣に見ている。
サバイバルを体験しなければならない時に役立つかもしれないなと。
そういうことは起きなければいいのだけれど、何が起きるかわからないですからね。

火を起こすのは、ポリ袋でご飯を炊くため。
防災の時に役立つ技術です。

ポリ袋にお米を入れて水を入れてお湯の中に入れておく。

これだけです。ここで注意が必要なのはポリ袋を使うこと。つまり「ポリエチレン製」のポリ袋を使うこと。ビニール袋は塩化ビニール製で熱に弱いから。

自分たちで選び、自分たちで作ったご飯は美味しいですね。

お箸も自分たちで作ったもので食べます。
食べやすい食べずらいも経験から学んでいくことになります。
カレーをご飯で食べるって、最初はやりずらいんだけど、だんだんと上手く食べていくのが印象的でした。

水加減もいい加減にやれば失敗するし、固いご飯も柔らかいご飯も自分で作ったのですから。美味しいご飯を作るためには、インストラクターの話を聞くことが大切です。成功体験も失敗体験も次への創意工夫になるのではないかと思っています。

僕らも同じ釜でご飯を炊くので真剣です。
子供達の失敗経験もいいなと思いつつも美味しいご飯を食べたいですから。

ファシリテーターとして子供達とどのように接するのがいいのかなと試行錯誤していたのですが、子供もただの人間です。

大人と同じように対等に真剣に対面していけばいいのです。

もちろん、子供たちが使う言葉なり話題なりを話すことが大事です。
外国に行った時に現地の人が日本語で話してくれたりすると、ホッとするでしょう。
相手の言葉を話すということは尊重しているということだから。
子供達の話題を話すと「こいつは仲間かもしれない」と受け入れてくれます。

子供は大人をよく観察していますね。

心を許してくれて仲間にしてくれたら、ほんといろんな話をしてくれます。
その話題の多様性は面白いですね。小学生といえども、それぞれの物語を持っているのです。
まるでカウンセリングをするように、話を聞かさせていただきますと背筋が伸びるようなそんな話題もあります。
ほぼほぼ男子はアホな話が多いですが(笑)

子供達が、親でも先生でもない大人と話をする時間って必要だなと思います。
大人も子供だと思わずに真剣に話を聞き、真剣に話をすること大事だなと。

裏方話ですが、このプログラムは多くの大人が重層的に関わっています。
多摩六都科学館のスタッフ(全体進行管理、緊急対応)、キャンプ専門家(プログラム担当)、ワークショップ専門家(安全管理)、役所の方々(全体統括)。
子供達を中心に大人が輪を描くように関わっています。

このシステムがとてもよく働いています。
年数をかけて様々な体験型のプログラムを提供してきたから。
毎年テーマを変えても、大筋の共通点をバージョンアップしている。
毎日、振り返りの時間をとり、それを伝えてもらって、プログラムが進化している。

これ本当に、初日と2日目のワークショップの質がグンっとあがったのです。
もちろん初日がダメだという意味ではなく、進化を続けるということです。

体験型のプログラムは、来る人も違えば、環境も変わっていきます。
そう、不確定要素が多いのです。
それを微調整しながら行うということは並大抵のエネルギーではできません。

やっぱり体験型プログラムが好きだ。
子供達って魅力的だ。
サバイバル技術大好き。

という確認をしました。
来週も2回ほどサポートしていきます。
どんな体験をみんなと共有できるのか楽しみです。
よろしくお願いします。


HAMMOCKS for Hiker 2019 レポ(最終日)

寒いなぁと思いながら朝方目が覚めただけでグッスリ眠れました。

ハンモックいけるよ!

気温が高かったこと、風がなかったこと、雨が降らなかったこと、いい感じで爽やかな朝を迎えました。

初日レポートはこちら。

キャンプ場の朝は早い
ハンモックをぐるりと巻いてしまうミノムシスタイル

<ギア>
エクスペド トラベルハンモック
エクスペド ソロタープ
モンベル ダウンマルチブランケット #5
サーマレスト リッジレストを半分に切ったもの
モンベル スペリオダウンジャケット

いい感じでした。

そして朝の散歩を

ハンモックとタープの組み合わせが面白い
自然っていいよね
朝ごはんのために煙が上がるってなんかいい

自分のハンモックシステムを見るために、隣の人に写真を撮ってもらう。

こんな感じで寝てました。ブランケットの巻き方に課題が。

こんな感じでご飯を作ったり食べたりくつろいだり。

荷物の収納も課題です。ブルーシートが美しくない。
ここは改善したいところ。

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #02 TRAILS research(前編)ユーザー・レビュー
ここで他の方々のハンモックレビューが見れます。
貼り方に個性があっていいな。参考になります。

最後のワークショップを

ハンモックハイカーの道具とTIPS

トレイルズ小川さんの司会で3人のハンモック泊講座

ハンモックン、アイチャン、ニノの3人の具体例紹介でした。

ハンモックンはハンモックを21個持つ強者であり、GWにハンモックで高島トレールを歩いたとのこと。

ハンモックン

雨を防ぐのは難しいということと、蚊はいなかったということ、寝心地重視のハンモックを選ぶことということだったかな。ハンモックの開放感が好きで高めに張るのが好き。
キャラの濃さのインパクトが強すぎて記憶が・・・

アイチャン

アイチャンは熊野古道のロングトレールをGWにこの装備で行ったそうだ。
彼女はハンモックの開放感が苦手でも寝心地が最高であり、もう地面には寝れないというほど気に入っているそうです。ハンモックにハイランドデザインの寝袋、ファイントラックのチューブツエルトを。水が入ってきてツエルトの底は水浸しでも快適だったそうだ。なぜならハンモックでつられているから。随所にこだわりの道具が使われているのがカッコいい。

このシステムで寝かせてもらったのですが、むちゃくちゃ安心感がありました。ハンモックに包まれ、寝袋に包まれ、テントに包まれ、守れている感がすごかった。これありです。

この辺りの話はトレイルズさんの記事がわかりやすいです。
HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #04 ハンモックでスルーハイキング
https://thetrailsmag.com/archives/23435

ニノ

ニノさんの話は、道具をいかにして吊るすかということ。荷物を地面に置きたくないということからスタートしているそうです。

カラビナと細引きをうまく使ってぶら下げています。

クライマーは岩を登りながらその途中で泊まります。空中で寝食をすべてやるのです。その工夫が役立つかもしれません。

アクセサリーカラビナが活躍していました。人間に使わないならアクセサリーカラビナで十分だということ。細かい工夫をやってみようと思います。

(参考)ハイカーズデポのアフターレポート

ワークショップは続いていますが、僕自身はすべてを受け終わったので満足です。最初の一歩にとてもいいプログラムでした。

ワークショップに参加せず個別に話するのがいいですね。自分が欲しいものにフォーカスしたら、このゆるさがなんともいえずにいいです。みんな経験を惜しみなく分かち合ってくれるのです。有難いことです。

特に熊野古道は歩いてみたいと思っているのでとても参考になりました。小辺路、中辺路をつないで歩きたい。(こちらも参照)ありがとうございます。

自分がやっていて楽しいことを人にも伝えたい。

これは人が持つ本能なのかもしれません。

ハンモックをはじめようという人は日帰りで、ハンモック泊をしたことない人は挑戦しに、ハンモック好きの人しかいないので誰に聞いても面白いことを教えてもらえます。まるで知恵の集まりみたい。集合知とかいうのかな。こういうのが真のワークショップかもしれませんね。

そして、みんなが自分の持ち場に帰っていて実践して新しい工夫が生まれる。

メーカーの皆様、スタッフの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

また、遊びに行こう。

今回参加した人たちへのアンケート結果が興味深い
HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #03 TRAILS research(後編)ユーザー実態調査

追記:家に帰ってからハンモックシステムを考えた

ハンモックとタープを採寸しました。

タープは、最大限に張れる長さが全長8メートル。
トラベルハンモックは、全長8.5メートル。
ルーハンモックは、本体のみなので2.5メートル。
(※注 理論値なんで実際には2割くらい短くなります。)

ガイラインは8メートルを買えばOKです。

木につけるシステムは、アクシーズクインのを現地購入。

EXPED Slide Lock

楽に早くはストレスがなく快適。

理想の環境はこんな感じになるのかな。

maxのハンモックシステム

これは明らかに大げさすぎるのだけど、何を引き算するのかは、試してみないとね。

府中多摩川に出没するかな。


HAMMOCKS for Hiker 2019 レポ(初日)

これからの山の旅にはハンモックを。ハンモックのあたらしい遊びを提案するメーカーが、奥高尾の森に今年も大集合。ハンモックを使った山での遊び方を体験できる2日間。

TRAILS

ということで参加してきました。

ハンモックの聖地がある「やながわ」駅。隈研みたい。

今年に入って、シノギングではじめてハンモックを初体験して、なんかいいなと思ってしまい、つい魔がさして買ってしまい、川や山で使ったらこれがまたいい。

さらに山でハンモックで泊まるのが楽しいというのではないですか。その昔登山をしてたものには意味がわかりませんでした。時代が重装備から軽装備に変わっていき、緊急用のツエルトを使ったり、タープをつかったり、さらにハンモックになるということに頭がついていかない。

楽しいというのは実際に体験して感じなければわかりません。

大人気らしいという噂を聞いて、申し込み開始の5分前から正座をしてパソコンの前に座り、クリックをしまくってチケットをゲットできました。よし。

今回、ハンモックを貼るのが3回目、ハンモックキャンプは初めてという状況に、このイベントは役立ちました。楽しんでいる経験者に聞くことが一番の学びになるし、なんとなくその輪に入っているとわかってくるものです。

イベントみたいでワクワク

オープン時間に合わせて行ったら、ほとんどの人がすでに来てたのではないかという盛況ぶり。ハンモックを貼る場所がなかなか見つかりません。ようやく良いロケーションが見つかり、ワークショップへ。

3回目となるとなかなかいい感じに張れているのではないかと。

トレイルズさんの挨拶から始まりぼちぼちとゆるくスタートです。

周りを見るとハンモックだらけです。

ワークショップの模様を順番に

各ブランド一押しのハンモックを解説

初心者ならではの素朴な感想を。

https://kammok.com

新しいULシリーズがオススメでした。蚊帳がいいですね。

https://hennessyhammock.com

オールインワンのモデルがいいですね。キャンプで蚊帳が欲しい。

https://www.paagoworks.com

パーゴといえば、忍者タープ。日本のブランドです。手裏剣のぶら下げるのが欲しい。

https://www.axesquin.co.jp

凌印のアクシーズクイン 。日本の伝統を意識した独自の商品群。ウキグモ、ウンカイというハンモック+寝袋が一体になった製品がいい。3シーズン用のライトがでるらしい。

ちなみに僕が使っているハンモックはアクシーズクインさんが代理店のエクスペド・トラベルハンモックプラスです。シノギングのイベントに参加して相談して決めました。体験大事。

https://seatosummit.com

シートゥーサミットは、カラーが鮮やか、生地が薄い。涼やかです。

https://www.vargooutdoors.com

チタン製品大好きな人が沼にハマるバーゴ。ヘキサゴンウッドストーブ欲しいな。
ここにあったゼロシューズも身体感覚を身につけるのに良さげです。

https://www.thermarest.com

サーマレストのエアマットの軽さと小ささは魅力的。
日本代理店のモチヅキの真空断熱のカップを昔買ったなという記憶あり。

https://www.eaglesnestoutfittersinc.com

イーノの人はハンモック大好き感が良かったな。横並びにできるハンモックは楽しそう。

ハンモックは色々寝てみたけれど、正直、違いはあるのがわかるのですが、何が良いのかはわかりませんでした。圧倒的に経験値が少ないからかもしれないし、長く使わないとわからないこともあるんでしょうね。

詳細は、トレイルズさんの記事へ。

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #01
注目ハンモックと周辺ギア
https://thetrailsmag.com/archives/23450

ハンモックを貼ってみよう

ハイカーズデポのニノさんによる解説

4班に分かれて自由にハンモックを貼る体験。改めてこういうワークショップでは失敗してもいいからいつもとは違うことに挑戦するといいなと思ったり。何が良くて何が悪いのかを解説してもらえると理解しやすい。ツリーストラップの高さを変えたり、長さを変えて張り具合を変えることで座り心地、寝心地が変わる。全く別物になる。つまりは、メーカー毎の差を比べることは難しいということだ。同じ条件で比べないとわからないし、実際に使ってみたいとわからない。ハンモック好きの人が複数個持っている理由がわかった気がした。

印象に残っている言葉は「ハンモックの貼り方に正解、不正解はない。人それぞれの好みがあるだけ。試してください」というもの。

以前にHammok for Hikersで紹介された貼り方(木と木の間隔は4〜5m、ツリーストラップの高さは160cm前後、木とラインの角度は30度)が正解ではないということ。ここを基準として調整しながら自分の好みを見つける。実際に高い位置で張るのが好きな人もいれば、ピンピンに張るのが好みの人もいる。みんな違ってみんないい。

やって感じながら自分好みを探ろうと思えたことがワークショップの成果。

ハンモック泊ポイントの探し方

座学も自然の中でやるとリアルだ

ハンモック泊でハイキングをやるというのは新しい遊び方。新しい遊び方は古い遊び方とトラブルになることは一般的に多い。みんな既得権大好きだから。

ハンモックを使って、自然にインパクトを残さず、周りの人たちへの配慮をしながら、自分たちがめいっぱい楽しむための作法を。

シノギングで学んだ地図読みが役立ちそう。地図を見ながら検討をつけたり、周りの景色をみながら探したりするコツを教えてもらいました。

歩いていれば、どこにでもポイントは見つかるそうだ。ほんのちょっとしたコツ。そのコツを知っているか知らないかで見えるものが違ってきます。普段とはまたちがった視点でハイキングができるのではないかと思います。それは楽しいことですね。

日本中どこでも楽しめる遊びだということがわかる。僕の中では、まずは裏山を行くことからはじめるといいんじゃないかなという結論に。

焚き火・ウッドストーブ で火を起こす

検討中のVARGOで火起こし

焚き火は原則的に禁止されているという話からスタート。この辺りはグレーな話みたいです。個人と団体での扱いも違うようですし。マナーが重要視される世界です。気になる方はキャンプ場でやるのが一番安全です。

また針葉樹、広葉樹の違いの説明を受けたりしながら、焚き付けの練習を。ちゃんとやると火吹き棒はいらないですね。

欲しいと思っているバーゴで実際に焚付けをやって思ったのは、小さいと焚き火の管理が大変だなと。効率を考えると悪いですね。そこが楽しめるかどうかがウッドストーブができるかできないかと分かれ目になりそうです。

バーゴにするか、ピコグリルにするか、それが問題だ。

これで昼の部が終了。ハンモックでくつろぎながら、夜の部を待ちました。

オーバーナイト参加パーティ

夜は、火を囲んでのパーティーでした。

火っていいよね。

スタッフによる手作りご飯が美味しかったです。冬瓜のスープ、かぼちゃサラダ、おやき、焼き鶏肉。手の込んだ料理ってそれだけで嬉しいです。味付けが絶妙でした。料理って人柄がでるから面白いんですよね。優しい滋味なお味でした。

で、じゃんけん大会があり、くじ引きの権利を獲得、商品をいただけるという流れ。

ということで、商品をゲットできました(笑)

カモック ハンモック ルーシングル

カンガルーのロゴが目を引くアメリカのメーカーであるカモック。クラファンを使って製品づくりをした社会活動目線を持っています。その中で評判の良いルーシングルというモデル。

肌触りがいいんです。そして付いているカラビナもカッコいいし大満足。

ハンモックが2つになりました。超嬉しいです。誰かを連れて遊びに行けます。誰かって?まずはうちのかみさんでしょう。アウトドアを楽しめる人になるかも。

カモックいいメーカーです。

KAMMOKは新商品のUL推し

このメッセージもステキです。

アフターパーティー

熾火を作るために一気に薪をくべてみました。

パーティーもゆるやかに終わり、薪をせっかく集めたので焚き火をやるかと。ワークショップで学んだ熾火を一気に作ってみようかといつもよりも燃やしています。

ソーセージ焼いたら美味すぎました。焼くだけでうまい。

火で遊んでいるとご近所さんが集まってきて、自然と輪ができて話ができました。ハンモック初心者にとっては聞くことが新鮮で楽しいことばかり。いろんなことを考えて試してみての試行錯誤しながら遊んでいる話が面白い。経験談って面白いんですよね。

夜もふけてきたのでボチボチと寝ますか・・・

初のハンモック泊・・・ドキドキ・・・

二日目に続く


初パックラフトで御岳に行ってみた記録編

最寄駅から分倍河原、立川、御嶽と電車を乗り継ぐ。
10連休の天気の良い今日は電車は混んでいた。

みんなケーブルカー行きのバス停に向かっている。川に降りる人は僕だけ。

多摩川はのんびりと流れていて人は少ない。
御岳橋の下の三つ岩は、慣れたら行ってみたいところ。
このコースは最初が上級者でどんどん初級者向きになっていく。

有名な三つ岩。いつかここも下りたい。

どこからエントリーするか河原をウロウロする。
ここは良さげなんだけどちょっと先の瀬にビビりパス。

この河原は気持ちが良いし練習もできそう。歯っ欠け岩のすぐ下。

ちょっとだけ下のところからエントリーすることに決める。
写っているのは御岳小橋。
無謀なる挑戦ということに気づくのは後ほど。

この左に写っているところからスタートした。

ここからスタートするための準備に1時間くらい。
パックラフトを膨らませて、ロープをセッテングして、着替えて、PFDを着てと、初めてのことだらけ。これでいいのかと考えながらやる作業は案外楽しい。そう、すべては自己責任。

船の初出航にはお酒を船にかけるらしい。家にあった焼酎をパックラフトにかけて、川にも巻いて出発。この時に食料は荷物の中に入れずにパックラフトの中に。

多分、鵜の瀬と呼ばれるところ。釣り人がいて邪魔にならないようにしよと考えたら岩に張り付いてしまった。手で岩を押そうとした瞬間に沈。きれいにひっくり返える。パックラフトを上流側に倒しちゃったからクルッと水流で回されました。

あー沈しちゃったよ。
こういう時は、川底に底をぶつけないように体を丸めるんだな。
昔はここでパドルを離しちゃって大変だったからちゃんと持ってなきゃ。
次は、そうそう、スプレーデッキを外さなきゃ。左側だよな。あったあった。
ベリベリと剥がして、脱出。足は底つかないな。
まずは艇を元に戻さないと。荷物がついているとなかなか回ってくれない。
前を見ると何かが流れている。ひとつ、ふたつ・・・
オニギリ2個、パン1個、ペットボトル1本、焼酎ボトル1個、ビニール袋が流れてる。
やっちまっただ。
川底が浅くなってきた。
パックラフトが上流にあるので、立ち上がるのを邪魔をする。
というよりも流れが早くて立てない。
パックラフトに巻き込まれて足やお尻を川底の岩に痛打。
なんとか止まらないと思いつつ瀬を抜けるまでは流れっぱなし。
ようやく流れがゆるやかなところで立ち上がることができてホッとする。

ちゃんと安全姿勢をとらなきゃダメです。これもひとつの経験。本を読んだ知識だけだと体は動きませんね。

きっとパニック状態だったのでしょう。パックラフトの水抜きをしてすぐに乗船。
もっと落ち着いて休んだら良かったな。

ちょっと進むと、オニギリ1個、パン1個、ペットボトルが淵に浮いていたので回収。
残りは川の神様が持っていってしまったのでしょう。お供え物です。
そういうことにしておこう。

この辺りの映像がないのは残念。

この沈を早めにしたことで、吹っ切れた感がありました。
水の中に入っちゃえば怖いものはありません。
ちゃんと対処できたし、それが自信にもなりました。

ラフティングの人たちも楽しそう

しばらく下ったところで我を取り戻し撮影を開始。
写真が撮れるって余裕の現れですね。
Facebookなどの無事を投稿するのも一人旅では大切。
自撮りを忘れているので動揺は続いていますね(笑)

誰もいない河原は鳥の声と川のせせらぎの音だけ

落ち着いたのでGoProで撮影しながら下る。

流れが早くなるとアドレナリンがでますね。
ジェットコースターよりも面白い。
自分でコントロールできるから。
できなければ・・・ごにょごにょ・・・

こんな瀬があったり

ただプカプカと漂いながらボーッとしたり

藤がきれいに咲いていて、鳥がたくさんいたんです。
あれはサギなのかな。大きな鳥と共にずっと下って行きました。
彼らが逃げては追いつき、また逃げては追いつきと楽しいチェイス。
水鳥が魚をつかまえていたりと鳥好きにはたまらないでしょうね。
川を下る以外の遊びも加えていくといいだろうな。
泳いだり、鳥見たり、花見たり、釣りをしたり、河原でご飯を作ったり。

藤が満開

河原では楽しいことをしている人たちも多数。

ディキャンプなのかな。

パックラフトの良いところは人が入ってこないところに川からアプローチできること。
のんびりとした時間が流れていく。昼寝もいいかな。
いつかは泊まりで漕ぎたいんですよね。

岩にぶつかりそうになったら手で押したりも。

流されたパンは破れてちょっと濡れていた。忘れない思い出。
そんなパンはまずいがうまい。

尻圧で潰れて浸水か

食べると落ち着きます。
腑に落とせるのかもしれない。

そんなこんなでゴールの釜ケ淵公園に。

ディキャンプの人が沢山!

ここでこっそりと着替えて帰りました。
パッキングがうまくいかずに撤収にも1時間くらいかかったかな。
何事も初めてのことはゆっくりですね。

青梅ではお祭りが。人人人・・・渋谷か・・・。

特別快速に乗れたので三鷹のハイカーズデポへ。
パックラフトのパッキングについて教えてもらおうと。
ここにはアウトドアのマニアな方々が集まり情報の貯蔵庫になってます。

パックラフトがこんなに小さく

しかもパッキングについてレクチャーを受ける。

これなら宿泊道具を積んでいけそうです。
パックラフトは半分くらいの大きさになりました。
ヘルメットは中に入っているし。サイドポケット使ってないし。
ほんのちょっとの手間を惜しんではダメですね。細部が大事。

パックラフトを小さくパックするコツは、丁寧にシワを伸ばして美しく畳むこと。
縦にたたんで、最後に左右の横から中心にむかって丸めるです。

美しい。

道具に対する愛を感じました。すごい丁寧なんだもの。
ありがとうございます。
また、よろしくお願いします。

ハイカーズデポを後にしてバスで家に帰りましたとさ。

<記録>

天気:曇り
気温:最高25度、最低11度
水位:調布橋 9時 -2.46

9:42御岳スタート → 13:18釜の淵公園

ウェア
ユニクロ 速乾系のTシャツ
モンベル クロスランナージャケット ←要検討
ファイントラック アクティブスキンタイツ ←いいかも
ファイントラック フラッドラッシュタイツ ←いいかも
ユニクロ 五本指ソックス
アシックス トレランシューズ

モンベルのゴアの雨具は使わず(風・水除け)

パックラフトを始めたい時に見るべきページ

■トレイルズさんのパックラフトのページたち
基本的なことがまとまっていて記事も楽しい。
http://thetrailsmag.com/archives/8855

■ユーコンカワイさんのbbgでのパックラフトのページたち
とにかくやってみようと思えるページ。独自の世界観があります。
http://bbg-mountain.com/2017/04/28/packraft1/

■ハイカーズデポさんのパックラフトのパワポ
https://hikersdepot.jp/wp-content/uploads/2016/12/5145ef4ee2d112c3a5274c6e7ab0aff8.pdf
都内ならハイカーズデポさんに相談するのがオススメ

我がフリースタイルのWebsite

■自分らしさを取り戻すワークショップ
https://www.asobilife.com
■個人セッションのページ
https://www.yoriyoku.com


自転車焚き火ハンモックタープ男子

何か新しいことを始めるには2つの大切な要素がある。

  • ワクワク楽しいことをする
  • 新しいことをする

この2つを満たすことをやるのが大切なのだ。
で、仕事のアイデア出しをフリースタイル府中多摩川事務所でやることにした。
(アダムがいるところそこはエデンだった。マークトゥエン)

移動は自転車です。

自転車漕いで海を見にいく♪

距離は約10km、時間にして40〜50分。
多摩川をのんびりとサイクリングです。
有酸素運動に最適。

雨 が降れば♪

ハンモックをはれて一服しようかなと思ったら雨が降ってきた。
慌ててタープもはる。いい感じ。

風だけをのせて揺れているよ♪

エクスペドのソロタープは素早く張りやすいので助かった。
タープ初心者に優しい設計。

恋しくて♪

ほっとしたらお腹が空いてきた。
途中のコンビニで買ったのは、パンとソーセージとコーヒー。
冷たいままに食べるのも悲しいので雨の中、火を起こすことにする。
道具を並べながらニヤニヤ。
ちなみに薪バッグは、うちのかみさんの手作り。

さあ出掛けよう 一切れのパン ナイフ ランプ鞄に 詰め込んで♪

雨の中でも火はつくのである。
よく考えたらキャンプは小学校時代に仕込まれたことを思い出す。
理不尽な先輩が嫌いだったことも良き思い出。

燃えろよ燃えろよ♪

楢の薪はバークリバーブラボー1では割れない。
杉は楽勝なんだけどな。
この課題もどうクリアするか考えるだけで幸せ。
熾火ができるまでコーヒーでも飲むか。

わんぱくでもいいたくましく育って欲しい♪

なぜ焚き火でお湯を沸かさないかといえば、焚き火用の鍋がないから。
アルコールストーブも使いたいから。
不合理は男のロマンである。
お湯が沸くまでいちいち寝るのだ。

川は流れてどこどこ行くの♪

ゆっくりコーヒーを飲んでから、調理を開始。

雨なのになんかこう過ごしやすいのはなぜ♪

肉が焼けるだけで幸せなのである。
パンも雨にちょっと濡れて、バルミューダーで焼いたような状態に。

オニク オニク オニク お肉食べよう♪

ハンモックとタープは自然の中に溶け込んでいる。

キャンプだホイ♪
はじめて見る山♪
はじめて見る川♪

雨と風の対策で仕事ができない(笑)
もう思い切って寝ることにする。
ミノムシ型にダウンマルチブランケットをハンモックに巻く。
暖かい。

いつまでも絶えることなく♪
友達でいよう♪
今日の日はさよなら♪

むくり、陽がでてきたのでこのチャンスに撤退するか。
天気予報だと夕方から天気が崩れる。
もうすでに崩れているがチャンスは逃さない。

さんさんさん♪おてんとさまさま♪

お気に入りの場所はゴミや炭が捨てられていた。
来た時よりも帰る時のほうがきれいにする。
と子供の頃に習った鉄則を思い出す。
珍しくゴミを拾う。
いい場所は、みんな気持ちよく感じるものだからね。

あなたは武士♪キラキラ武士♪

こんな日にわざわざ来るもの好きいないだろなと思ったら、仲間がいた。
こんな日だからいいのかもしれない。

のんびり雲が泳いでく♪

綿のシャツ、ジーパン、スニーカーと全く雨が降らない想定だったという。

風の強さがちょっと心を揺さぶりすぎて♪

雨が降ったり、風が強かったり、凌いだ自分を褒めたい。
凌ぐスキルが上がった気がします。

アウトドアはシノギの連続。
シノギングじゃないやつのはずがシノギングになった。
「凌ぐ」って最近出会った一番好きな言葉。

えっ?仕事できたかった?

そんな暇はなかった(笑)

だからこそ直感は降ってきた。
それでよし!

■ワークショップのページ
https://www.asobilife.com/
■個人セッションのページ
https://www.yoriyoku.com


南高尾をシノギング @地図読みとロープワーク編

先月に引き続きアクシーズクインさん主催のシノギングイベントに参加してきました。

今回は歩いてみたかった南高尾でのシノギング。しかも平日開催が嬉しいです。ずっとワクワク楽しみにしていたのですが、前日の天気予報で雨、さらには雪になるかもしれないという予報でブルーな気分に。

思い返してみると雨の登山って辛い思い出しかないからなんですよね。JALTで登った雨飾山がトラウマになっているような、高校のワンゲル時代に雨の丹沢でバカ尾根を登った辛い記憶か、小学生の時にボーイズクラブでの台風キャンプの記憶か・・・。ここ最近、自分一人では雨の中での山登りなんてしませんでした。雨は中止の合図です。

今、帰ってきて感じているのは、むちゃくちゃ楽しかったということ。

辛いそうだと思っているところに、積極的に飛び込んでいくと、大変なことも楽しいと感じることができるのでしょうね。初体験ってやっぱり最高なんですよね。過去の自分の歴史が塗り替えられました。

シノギングイベントそのものも良かったんだけど、最近のウェアや道具の進化で快適だったんです。軽い・濡れない・暖かい。手持ちの最近の道具も良かったんだけれど(モンベルありがとう)、アクシズクーインさんからお借りしたウェアも良かったんです。クナイとツユハライはシノギングするならマストバイです。

集合は高尾山口駅。顔は笑顔でも心は憂鬱です。

集合は高尾山口駅

なぜならそこは

高尾山口駅からの風景

雨の世界だったから。しかも雪が降るらしい。アクシーズクインの柳谷さんは、これほど凌ぐのにふさわしい天気はないとご満悦でした。ついていけるのかと思ったり。

桜満開なところに雪が・・・

雪に桜って31年前の大学入学式以来かな。うかい竹亭でご飯食べて帰りたい気分です。ここ和食が美味しいんですよ。

凌ぎます

シノギングって尾根を歩くのです。山って、山頂があり尾根と谷があるんです。尾根は見晴らしが良くて、谷は川が流れています。尾根は両側が低くなっているから歩いていて気持ちが良い道なんですよね。そして基本的に道がわかりやすいんです。その尾根まで上がるのに急な道を登ったり降りたりとする必要があるんですね。

シノギングの途中には、こんな祠があったりするんですよね。何を信仰しているのでしょうか。人の手が入っているというのは間違いないのです。

雪が積もってきています

場所によっては雪が積もり始めています。

噂のエンジン

シノギング界隈では有名なエンジン。

地図読みの確認中

地図を読むのは前回も書いたんだけど、このイベントでは超わかりやすい。地図読みが大好きになったんです。わかれば面白いんです。いわゆる良いコンパスは使いづらく、キーホルダーのようなコンパスが使いやすい。うちのはハイカーズデポさんの

方角そのものが動くようなのがわかりやすい。

サコッシュに小さなカラビナをつけて使っています。温度もわかるの便利です。今ブログ書いてる部屋の中は最高に暖かい。

温度計は-10〜40度もあれば十分。なんなら0〜30度でメモリが読みやすいものがいいのだけれど、そんな商品はないのかな?

噂の看板

凌いで凌いで登山道に。雪混じりの雨だったんだけど、意外と寒くなく、快適に歩いています。手袋がフリース地なので濡れているのですが意外と寒くはないんですよね。水を弾くグローブ欲しいです。

噂の笑わない記念撮影準備中

お昼の場所まではもうちょっと。

噂の秘密の場所です。ここでビックリしたのは、タープを張ると普段の休憩と変わらないんです。これにはビックリ。タープで雨を凌ぐって快適なんです。それぞれがお昼を食べて、ロープワークの講習があって、体が冷えてきたので撤収して帰ります。

無事に到着

傘をさしていたのもあるんだけど、靴と手袋以外はほとんど濡れていません。すごいよ雨具たち。みんな無事に凌げました。みなさん、ありがとうございます。

帰りの電車でお二方との対話が楽しかった。遊び方とかギアとかイベントの情報をたくさん教えてもらいました。もっとゆっくりと話をしたかったな。

欲しいものリストができました。これがあればシノギング を120%楽しめます。

サンタさんよろしくお願いします。

アウトドアの道具ってヘビィデューティーの時代からウルトラライトの時代にシフトしてきたんだけど、さらに快適に遊べるというようになってきているみたいなんですよね。軽さだけにこだわるとガマンする必要がでてくるからね。ゴキゲンに遊ぶために軽いのを選べたらいいんだよなと思うのです。遊び道具を持って山に入るというシノギングの考え方って好き。ちなみに遊び道具が細分化されているから何が正しいとかではないのです。人によって目的が違うから。ただ僕の基準は楽しくて自由という価値観が好きだということ。快適さは人それぞれ違うからね。

厳しい条件の元に道具を使うと良し悪しがわかります。そして自分の弱いところとかもね。たまには雪の中もいいなと思ったシノギング でした。今度はソロで行ってみようかな。

ウェアメモ

  • モンベル ジオラインLW(薄手)ラウンドネックシャツ
  • デサント スキー用のフリースみたいなの(30年もの)
  • モンベル クロスランナージェケット
  • モンベル バーサライトジャケット
  • モンベル シャミースグローブ
  • モンベル スーパーメリノウール L.W. トランクス
  • ユニクロ エアリズムパフォーマンスサポートタイツ
  • ユニクロ 7分丈夏用のスポーツ用パンツ
  • アクシーズクイン クナイ
  • モンベル バーサライトパンツ
  • アクシーズクイン ツユハラヒ
  • モンベル メッシュのキャップ(10年もの)
  • ユニクロ 五本指ソックス(綿混合)
  • アシックス トレランシューズ

僕の山用のウェアの基本的な考え方は、最初はユニクロで充分。使ってみて足りないと思ったらモンベル。ウェアは消耗品なのでコスパ重視でいい。雨具と寝袋と靴は良いものを。あとは有名ブランドやガレージブランドお好みで。

手が一番寒かったので、水をはじくオーバーグローブが欲しいのと、問題はないが30年もののスキー用のフリースは引退かな。化繊中心で良かったかなと。

シノギング式地図の作成の方法
http://www.morikatu.jp/article/401422194.html

アクシーズクインさんのイベントレポート

イベント主催:アクシーズクイン
ゲスト:低山小道具研究家森勝氏


初シノギング体験

シノギングって知ってますか?

知っている人はまずいないでしょ。これは新しい山での楽しみ方です。

凌ぐ+現在進行形(トレッキング、ハイキング)=シノギング 。

アクシーズクインさんが発案したコンセプトです。

僕が実際にやってみて感じたシノギング とは、近所の裏山で少ない道具を使いどれだけ贅沢できるかをする遊びだということです。つまりは、自分にとっての豊かさとは何かを追求するということ。

高尾山って年間に300万人の登山者がいると言われていますが、その周りには、ほとんど人が通らない道も数多くあります。以前は登山道だったのだけれど、今は使われていない道だったり、林業関係者が使っている道が山には無数にあります。

神社の裏には山に入っていく道があるんです。

電車1本で行ける手軽さからダイエットするのにマラソンを始め、そのトレーニングの一環として山登りを再開し高尾山に通い、飽きてきたので高尾で遊べる方法がないかと探していた時に出会ったのがシノギングでした。

小学校の頃から山に行っていて、高校の時はワンゲルで部長なんぞやっていた身としては、山の世界って偏屈な考え方が多いということを痛感していました。昔の遊び方やルールに縛られている人たちが多いということ。人は生まれた時にあったものは当たり前であり、10代〜30代くらいにでてきたものは革新的なものが生まれたと喜び、40代以降にでてきたものは害悪だと感じるような傾向があるそうです。戦後の登山ブームの影響が30年前にもあり、今でもその傾向が残っているんだなと思ったりしたのでした。新しい遊びに寛容なる心を持って見守りたいものだと思っています。後世のためにという人に持続することをやろうという人がいますが、何もせずに邪魔さえしなければいいのではないかと思っています。

シノギングって新しい遊びが、こっそりと広がっていくといいな。

金毘羅様ってなんの神様でしょうか?

シノギングをする時のコツとして、神社を見つけるのがいいらしいのです。山の中になぜ神社があるのか?それは林業の入り口として使われていたそうなのです。山に入る前に祈りがあったのでしょうね。それは自然への信仰だけではないのです。なぜなら日本の山には自然がないから。ほとんどすべての山は植林です。弥生時代から人間が定住を始めた頃から人間の管理がスタートしています。杉は家を建てる材料だったり、楢は料理をしたり暖をとるための薪や炭になったりしていました。山が宝物だった時代は数十年まであったのです。

道がないように見えますが、慣れたら道が見えるようになります。

シノギングは尾根道を歩くのが基本です。尾根を歩いていると山という存在が見えてきます。尾根を境に、左側が杉林で、右側が薪炭林というところがあるのを見ると、植林なんだなということがわかります。原生林になれば、人間に役に立たない植物が溢れていくそうです。僕らがイメージするような美しい林や森は人間が作ったものだと考えていい。だって人間にとって有効だから美しいという感じる感性を持っているということだから。また、自然のままにまかせていると最終的には竹林になるという話もあります。山に手を入れる必要があるのです。

左が杉林、右が薪炭林。人間がなせる技。その境界に道がある。

シノギングに参加して衝撃だったのが、地図の読み方です。山関係の雑誌にも地図の読み方が特集されますが、全く意味不明でした。ワンゲル時代にも、冒険教育を学んだOBSのJALTでも地図読みは学びましたができるようにはなりませんでした。というより地図を読むのは楽しくなくやりたいとも思えませんでした。きっと理論化しすぎだったのでしょう。使えない知恵というかなんと言うか、、、

もしもの時のためにファットウッドを使い方を学んだり。山ではどこにでもあります。

地図読みで、今回学んだことは3つ。立派なコンパスなんて要りません。簡単なコンパスだけでいいのです。方角なんてざっくりと分かればいいのです。地図も山の形を見ることができればいい。それは尾根と谷がわかればいい。そして地図を見るのではなく、実際の形を見ること。座学よりも実際の山で教わる方が何倍もわかりやすかったです。あとは時間を把握しておくこと。何分で何キロ進めるかその時々でわかるようにしておくと便利です。この3つがあれば地図は読めるのだと、同行者である低山小道具研究家森勝さんから教わりました。ありがとうございます。

地図で確認と答え合わせ

シノギングの醍醐味は、やっぱりお昼にのんびりとすることでしょう。

和のものは落ち着きます。ちゃぶ台を山の中で使う日が来るなんて・・・
台の上に食べ物を置くと急に文化的な香りが立ち上ります。

使ってみたかったシノギチャブダイ。

ハンモックに包まれると時間を忘れそうになります。なんて気持ちがいいのだ。

ハンモックいいですね。エクスペッドか。

来ているアウターは、アクシーズクインさんが貸し出してくれたものです。この日本的な色合いがたまらない。一つ揃えるとまた一つとコーディネートしていく楽しみがあります。えぇ、沼にはまっている人達がたくさんいましたが皆それぞれ幸せそうでした。

木があればハンモックは張れるのでイスやテントよりも楽かもしれない。

アクシーズクインのウェアは日本独自の目線が良かったです。西洋から入ってきたものは西洋の文化や気候風土にあったもの。ただマネをするのではなく、日本独自に改良されていってもいいのではないかと思います。ウェアの形がとても日本出来であり、現代的のウェアとマッチしていて、とっても使い心地が良かったのです。古来の伝統文化と現代の融合されたのがシノギングなのかもしれません。

お借りしたものリスト

  • ヤマニノボッタカモシレナイ rain shell
  • ツユハラヒ
  • クナイ
  • シノギチャブダイ
  • Travel Hammock Lite Plus
自分のペースで歩くのがシノギング流

帰りもこんな感じのところを降りていきます。人が歩いていないから落ち葉だらけです。赤テープが道につけられているので分かりやすいですね。これは地元の登山グループがつけているものらしいです。人がどんなところにも入っているんだなという安心感。猟をしている人も使っているのかもな。鹿や猪の痕跡があちこちにありました。

下山中に自分が歩いているところを確信を持って下っていたのだけど、「ここは違う場所ではないか?」と疑問を言った人がいました。「あれ?俺が間違っているかな?」と瞬時に自分を疑ったのです。これは僕の癖ですね。ちなみにGPSで記録していたので家に帰ってから答え合わせをしたら僕が正解でした。まずは自分を信じたままで、人の意見を聞ける人になりたいな。感覚と事実を比べながらね。

ここが一般道にでたところ。どこから降りて来たかわかります?

いやぁシノギングは、学びが多い遊びでした。もしも山で何かあったらというサバイバル的なことを学んだし、ロープワークも原理を知れば実は簡単だということもわかりました。必要最小限で最大限の贅沢をする遊びでもありますね。山での新しい遊び方。そして、和のテイストのウェアのデザインと着心地と機能性もステキでした。ちなみにウェアは貸してくれるので実際の現場で試せるのが嬉しいですね。

ありがとうございました。

シノギングを体験したい、アクシーズクインのウェアを実際に試したい、シノギングで大切なことを学びたい人は、シノギングイベントオススメです。アクシーズクインさんでのブログでチェックを。超人気イベントなので参加できたらラッキーらしい。来月も参加予定。

アクシーズクインさんによるイベントレポート

■アクシーズクイン
https://www.axesquin.co.jp
シノギングイベント告知はblogから
https://blog.goo.ne.jp/axesquin

■アドバイザー森勝さん
http://www.morikatu.jp
youtubeの動画での道具紹介もわかりやすいです。
https://www.youtube.com/user/roopsj