医療者向けにセミナー出張開催

今年で3年目になります。呼んでいただけるって有難いことです。そして、毎年会える人がいるということは、この感覚が帰省なのではないかと思ったり。

昨年とは違い、すんなりと到着できて一安心です。当たり前って大事ですね。電車の定時運行ってやっぱりすごいよ。

個人セッション

個人セッションでは、皆様、大きな気づきがあったのようで良かったです。テーマがハッキリしなくてどうしようかと言われましたが、それでいいんですよね。話を整理して問題を見つけるのは僕の仕事です。話していれば自ずと課題が見えてくるものなのです。脳内で考えているよりも話すことでわかることがあるんですよね。

そして、セッションでの変化は穏やかなので、自分や周りの人たちを観察していると良いかもしれません。自分自身の変化って気づかないものなので、誰かの発言を気にしているとわかることもあります。この穏やかな変化があるので、意識の抵抗がなく変われるのです。ストレスを解放するって大事なことだと思ったりします。

院内セミナー

歯科医院の院内セミナーをやっています。院長先生の話では、スタッフの才能がわかり、チームワークもよくなってきている。スタッフも周りのみんなのことがわかって働きやすい職場になって仕事に来るのが楽しくなったとフィードバックをいただきました。仕事ができるスタッフに囲まれて院長が治療に集中できる環境ってステキだなと思ったりしています。そんな場に優秀なスタッフが集まるんでしょうね。

今年は「観察」と「対話」をテーマにセミナーを開催。観察は鏡のワークでゲームをしているような感覚で観察力をあげるようにしました。もうひとつは、院内のクオリティ・タイムをあげるための作戦会議。そして結果を演じるところまでやってみました。自分の頭で考えて、動ける人たちが多いんですよね。発表やプロセスを見ているとそれぞれの持ち味がよくわかります。個性が融合していくと院内の雰囲気がよくなって仕事が捗ることになるのでしょうね。

早速、院長は笑顔で仕事をしているらしいという噂が流れてきました。患者さんにも良い影響がいく予感がしています。

ザ・パートナーシップ

今回の医療者向けセミナーのタイトルは「ザ・パートナーシップ」。リーダーシップ、チームワークに続き、あえてパートナーシップというテーマをいただきました。パートナーシップという関係性は、家族関係、友人関係、職場関係などの様々な関係性の中でも一番難しいとされています。なぜなら理性ではコントロールできないセクリャリティが関係しているから。そして、パートナーシップはこの世に生まれてきたからには逃げられないテーマでもあります。両親がパートナーシップを築いたからこそ生まれて来たのが自分自身だからです。もちろん夫婦関係を選ぶか選ばないかの自由もあります。時代と共にパートナーシップも形を変えています。

パートナーシップをテーマにすると参加者が減るというジンクスが僕らの業界にはあります。なぜなら、パートナーシップについて深く自分を見つめることって楽ではないからです。よくぞ覚悟を決めてやってきてくれた人たちなんです。拍手を送りたいです。「男らしさ」とか「女らしさ」とか男女の役割に縛られていたりするのもあるんですよね。どちらも自分の中にあって良いというのが僕の考え方です。そのバランスが自分らしさを作っていると言っても過言ではありません。

みなさん積極的に参加してくれて、お互いの経験をシェアしたり、誰の問題をみんなで取り扱ったり、自分の傷ついた子供時代を癒したり、未来のパートナーシップについて考えて演じてみたり、多くのチャレンジをしてくれました。僕も勇気をもらいました。

自分の経験が他の人の役に立つということがよくわかったのではないでしょうか。そして、タブーとされている話も真摯に聞き、正直に話すこと。もちろん、話せることだけ話すという安全な場での体験は新鮮だったのではないかと思います。

僕は、みなさんの個性がより強く発揮されて来たなと思っています。大学を卒業してからも学び続け、治療家としても優秀な人たちなのですが、一人一人が違う才能を持っているのが印象的でした。医療者として技術も上がるし、院内も変わっていくかと思います。根源的なストレスを解放しているので、どこに影響がでるのかわからないのです。深層心理の不思議なところです。説明ができないことも多いのです。

今後、どのようになっていくのか楽しみです。ありがとうございました。

すみません。写真ないんです。それくらい集中していたんです。全行程終了後の一服の写真のみ。

■フリースタイル・コンテンツ紹介

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感情を入り口に潜在意識から様々な問題を解決し、人生の目的に気づいていきます。
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自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
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■ハンモックフルネス
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そのセラピーのルーツはどこにあるのか?

「まぁちゃんのセミナーは、うちの社長が傾倒してる自己啓発セミナーと違うのですが、それはなぜですか?」

という質問を受けて考えました。

よく話を聞くと、「いつまでにやるのか?」「それは成長するのか?」「目標が低いのではないか?」と追い込まれる感じがして苦しいというものです。

僕は歴史を調べるとわかりやすいんじゃないかと思うのです。そのセミナーのルーツはどこにあるのか?ということ。科学史などの学問も非常に面白いですね。

古代を見れば、火を囲んで語り合う、祭り、演劇などがセラピーのルーツだと感がられます。心理性だけでなく身体性や集団性、霊性なども大きく関係しています。この辺りは飛ばします。

大きくわけると第一次世界大戦頃の価値観と、第二次世界大戦以降の価値観の違いだと考えています。どちらも戦争がからんでいるのは、人々の価値観が大きく変わるキッカケになるのが戦争なのでしょう。

前者は「人が死なないように鍛えよう」という価値観が根底にあります。だから生徒にがんばることを強制します。いわゆる体育会系的なノリがあるのです。これは父性のエネルギーですね。

後者は「自分の信じ込んできた価値観を手放す」という考え方が根底にあります。僕自身は自分が影響を受けてきたセラピーについて調べたことがあります。そのことについて簡単に書こうと思います。

ビートニックから始まり、ヒッピー文化がアメリカに広がったのは東洋思想が西洋に入ってきたから。西洋文化が男性性であるならば、東洋文化は女性性のように質が違うモノです。陰陽の関係にあるもの。

その文化が生まれたのもベトナム戦争ともつながりを持っています。戦争帰りの兵士がPTSDを発症し、それを解決しようとしたのが現代セラピーの始まりだと僕は考えています。

ラブ&ピースという言葉が生まれたのもこの頃ですね。LSDなどのドラッグも人の心理を解き明かす目的の人もいました。変性意識状態になった時に人は芸術的な才能を発揮したり、通常では考えられないことが起きたりするのです。セラピーの技術もドラックを使わずに変性意識状態にして安全な状態で治療ができないか研究されてきたということでもあります。

どの時代でもそうなんですが、「今時の若者は…」と言われ続けています。古き価値観から新しい価値観への転換するために、思い込みを手放す必要があるのです。

人も変われば時代も変わります。時代の空気感が変われば人も変わらなければならない。パワハラとかセクハラは昭和の時代には何ら問題があることではありませんでした。それが令和の今は大問題になるのです。それは人と共に時代も変わっていくので、人が時代に合わせる必要があるということ。前時代の価値観を手放し新しい価値観を取り入れることが重要になります。

親から受け継がれた価値観、時代から与えられた価値観、それから自由になることが目的のセラピーを僕は学んできました。一言でいえば「手放すこと」を重要視している価値観ですね。

前者は「強いること」、後者は「手放すこと」ですね。

それが違うのではないかと話をしたら、とても深く納得をされていました。

これはどちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。本当は両方必要なんです。エネルギー的に見れば、前者は父性で、後者は母性です。どちらのエネルギーも子供には必要なのです。

ただ適切に見極めてこのエネルギーを使わなければ、ただの暴君になってしまいます。特に父性の使い方を気を付けていないとただの迷惑な人にしかなりません。時代は父性の時代から母性の時代に大きく変換しているところです。僕が学びを深めていた20年前頃は、母性的な考え方はマイナーな考え方でした。「24時間戦えますか?」というコピーがあったくらいですから。

セミナーで学んだこととか、セラピーの技術とかは道具に過ぎません。便利な道具にもなるし凶器にもなるのです。使い方が大事なんですよね。

今は第三次世界大戦と考えている人たちもいます。世界中が巻き込まれた混乱に突入しています。また価値観の変化が起きる時だと僕は考えています。今、転換が始まりかけていて、流行に敏感な方が発見するにはこの混乱機を抜けた後でしょう。

新しい変化を機敏に受け取り表現するのはアーティストの役割。ビジネス的な世の中の中心を補完するのがアートの役割です。どんな価値観が生まれるのか注意深く見守っています。

新しい時代ってワクワクするんですよね。ただ変化は優しいものか厳しいものかはわかりませんが。キャッチアップはずっと続けていきます。

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隠すから盗まれる

人の心理は面白い。
隠しているものを見たいのだ。
これは好奇心という本能なのかもしれません。

お店でモノを盗むのは犯罪ですが、アイデアや技術は盗むことが可能。
職人の技術は教えるのが難しいので、盗めとよく言われる。
上手くいっている人を徹底的に真似ろともいう。
師匠と弟子の関係でも弟子は師匠の技術を真似ながら学んでいく。

たまに聞くのです。
師匠に当たる人が「盗まれた」とか、ナンバーツーにすべてを取られたとかね。

ほとんどの場合、師匠が教えず、隠す傾向があるようです。

「盗まれる人は、隠しているからですよ」

その言葉を聞いて、目からウロコが落ちました。
いや、ほんと、そうだって。

僕が学んでいたセラピーでは「オープン・シークレット」なんだとよく言っていた。
「秘密はすべてオープンにしている。自由に技術を持って行ってくれ。」
というように僕は理解していた。

特許とか知的財産が大切なのはわかる。
僕はこの分野は、トレーサビリティがしっかりしていれば良いと考えています。
誰かが誰かの影響を受けているので、その流れはわかっているほうが良い。

なので、オープンソース的な考え方が好きだ。
コンピューターのプログラミングの世界で、プログラムコードが公開されていて、自由に改造が可能であり、その新しく発展したものもオープンに分かち合うものだ。

そのほうが科学も文化も発展するような気がしているのです。
実務家の人たちはどこでお金を稼ぐのかと言われそうです。

これもバランスなのかもしれません。

隠すから盗まれる。

これは僕の中で名言になりそうです。

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共にいる学び

セミナーやワークショップで学ぶのはとても役立つ。
知識や体験が手に入るのだ。

共にいることで学ぶことがある。
同じ空気を吸い、同じ飯を食らう。
それでしか手に入らないこともある。

ただこの学びには観察が必要だ。
目に映っているだけでは観察にはならない。
脳は低燃費が好きなので目に写った情報のほとんどを捨てる。

見た気になっている性質を持っているのだ。
過去の記憶から情報を拾って見えていないものを見ていることもある。
そのまんまを見るというのは難しいのだ。

知覚とは事実とが同じことはない。
「今、ここ」が大事と言われているが、過去や未来が幻想を見せる。
そのまんまを見ることはできないのかもしれない。

ただ共にいる。

その中に学びがあることを覚えておきたいモノだ。

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