聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その7)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

前回に引き続き、聞くということを分類していきます。

 

聞くという言葉は日本語でも英語でもひとつではありません。

英語だとhearとlistenの二つがあります。それぞれ

  1. hear  受動的な聞き方(自然に耳に入ってる)
  2. listen 能動的な聞き方(意思を持って聞く)

という意味合いが強いです。

音楽を聞くのはhereなので、listenは言葉を意識的に聞くということになります。

 

日本語では、聞く、聴く、があり同じ音では、効く、利く、訊く、尋くというのもあります。

聞くよりも聴くほうがより聞いている感がありますね。

聴くという字から「十四の心の耳を使って聴く」とも言われています。

「聞く」よりも「聴く」のほうがより聞いているという意味合いで使ったりもします。

ここまで前提条件です。

 

新しく「聞く」を相談業の視点から分類してみます。

一般的な定義とは異なると思いますが、僕の中ではこのように整理しています。

分類はこうなります。

  1. コンサルティング
  2. コ・クリエイティビング
  3. コーチング
  4. カウンセリング
  5. セルフ・カウンセリング

前回の話し方の言葉を使って変換すると

  1. 教える(要望に答える)
  2. 対話(共同で答えを見つける)
  3. 反応(質問をする)
  4. 独り言
  5. 独り言

となります。

 

コンサルティングは、教えることが基本です。

何を教えて欲しいのかを知るために話を聞きます。

 

コ・クリエイティブは、話し手と聞き手の役割が変わります。

自分自身が時に話し手となり聞き手になります。

相手も話し手になったり聞き手になったりします。

話し手と聞き手の脳を使って、一人一人の脳ではできなかった新しい答えを導き出すのがコ・クリエイティビティングです。

僕の造語です。

それは、話し手からの視点だと対話です。

 

コーチングは、質問をすることで答えを見つけます。

脳は、質問をすると答えがでるという性質を持っています。

質問に脳が反応するのです。その答えを引き出します。

 

カウンセリングは、話を聞くことです。

聞くことで、話し手の意識と潜在意識の対話を手伝います。

 

セルフ・カウンセリングを最後につけたしました。

それは、瞑想や内観は自分で自分と対話をするという要素があるからです。

 

絵を鑑賞したり、映画をみたり、本を読んだり、演劇を見たり、自然の中で過ごすことは、外部の刺激を受けて内側から答えをだすのは、コーチングに分類します。

質問というのは外部の刺激です。

 

カウンセリング的な聞き方は特殊なことがわかります。

クライアントさんの意識と潜在意識の対話を手伝うことがカウンセリングだからです。

クライアントさん本人が自分で気づくこと、つまり意識と潜在意識がつながることがカウンセリングなのです。

そのために、話を聞くという行為が大切になります。

カウンセリングは、クライアントさんの自己との対話を深く深くしていく技術です。

内面を掘り下げていく作業なんです。

 

普段の会話は、掘り下げない工夫が無意識にされています。

暗黙のルールがあります。

自分の内面を表現することは時として傷つきやすいものだから。

 

カウンセリングで大切な技術は3つあります。

次回からはその3つの技術について書いていきます。

お楽しみに。

 

 

一般的なキネシオロジーの基本はカウンセリング的な技法です。

僕の使うキネシオロジーは王道から外れていて、コ・クリエイティビングなキネシオロジーに発展していっています。

話し手と聞き手で新しい世界を創りだすことを意図しています。

ここで書いたコンサルティングからセルフ・カウンセリングまですべての技術が統合されています。

聞く講座をまとめていてハッキリとわかりました。

みんなと違うと感じていたのが悩みだったんだけど、ワンアンドオンリーな強みに変わりました。

こういうのがライティングによるセルフ・カウンセリングです(笑)

 
■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
http://www.yoriyoku.com/source/

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方を個別にサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

■セラピスト起業コンサルティング
10年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
セラピストなど相談業向けで独立起業したい方向けのプログラム。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その6)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

前回は聞く時のメンタリティについて語りました。 

第6回目は聞き方の理論的なことを考えてみます。

演劇の世界を知り、書き言葉と話し言葉の違いを知り、話し言葉にもたくさんの種類があることに驚きを覚えました。

劇作家演出家の平田オリザさんの著書である演劇入門は、演劇の本ながらに人から話を聞くことが大切な職業にオススメな1冊です。

演劇入門に話し言葉の地図があります。

「意識」という視点で話し言葉を分類されています。

上に行くほど意識的に話をしていて、意識しているとは、簡単に言うと「話す前に、どのくらい話す内容を決めて話しているか」の違いだそうです。

その一部を抜粋します。

  1. 演説 (address)
  2. 談話 (speech)
  3. 説得・対論 (debate)
  4. 教授・指導 (teach)
  5. 対話 (dialog)
  6. (挨拶) (greeting)
  7. 会話 (conversation)
  8. 反応・叫び (reflection)
  9. 独り言 (monologue)

上から下に社会的な話し方から個人的な話し方になっています。

人の話を聞く人が使う言葉は、(4)教授・指導から(9)独り言です。

 

強引に分けるとすると

コンサルティングは(4)教授です。

カウンセリングの場合は(9)独り言です。

コーチングは(8)反応・叫びです。

 

(5)の対話は非常に難しい扱いです。

使っているけれど必要不可欠なものでもないのです。

対話はお互いの中で共感が生まれて新しい価値が生まれるのが対話だからです。

インタビューや対談は、この対話が起こらなければつまらないものになる場合も多いです。

僕の好みは分野が違う人たちが対話をすることで、何かが生まれることに価値を感じるからなんですね。

 

(7)の会話はわかりあっている人たちとの話し方です。

お互いがわかっているからこそ、必要最低限の言葉のやり取りになります。

「あれどこいった」

「あぁ、あれね。」

で話がついてしまう。

第三者からはわからないのが会話だったりします。

 

他人に話をする人が苦手な人は、この会話しかできていないからだったりします。

自分のことをわかってくれる人としか話すことがないからです。

前提を説明しなくてもわかってくれるから話す必要がないからです。

文脈を理解してくれているし、コンテキストが同じだと説明は不要になります。

社会的になると前提条件が変わります。

初めから全部話をしないと伝わらないことがでてくるのです。

これはだんだんと大人になる過程で、自分と知らない人と話す機会が増えていくと自然に身につく場合もありますが、意識しないと身につかないところでもあります。

 

日本は明治になるまでは、同じ土地で生まれて同じ土地で死ぬ人がほとんどでした。

人間の移動は、ほぼなかったのです。

そうなるといちいち自分のことを説明しなくても、みんな自分のことを知っている人たちばかりだったのです。

言葉によるコミュニケーションは最低限で良い社会でした。

ところが鉄道が走り、車が走り、多くの人が移動できる社会になりました。

生まれた土地が違えば、言葉も違うし、文化も違う。

そこで混乱が起きるので、標準語が生まれ、全国放送や教育が同じように行われるようになりました。

 

さらに今は国際社会になり、他の言語があり、他の文化あり複雑になっています。

日本も成熟社会になっていき、みんな同じから、みんな違うという多様性の生活増えてきています。

日本人というだけでわかりあえると信じていた時代が終わりました。

お互いの当たり前が当たり前ではなく違うものになってしまったのです。

だから今、コミュニケーションが大事だと言われているのです。

 

ちなみに夫婦というパートナーシップもコミュニケーションが重要です。

大好きという恋の時代では、相手のことが見えているようで見えていない。

結婚して共に暮らすと自分と相手の違いが見えてくる。

自分の当たり前が相手の当たり前と違うことに呆然とします。

違いが我慢できずに離婚する人もいるくらいです。

例えば、歯磨き粉のチューブを、真ん中から絞るか、端っこから絞るかで大げんかになることもあるんですよ。

成田離婚なんてのも流行った時代があるのは、お互いの違うを受け入れることができなかったんでしょうね。

 

僕のセッションでは、初めて会った方にはカウンセリングの時間を長く取ります。

それは、相手の話している日本語の文脈を理解するためです。

同じ日本語でも意味が違う場合がありますからね。

どんな言葉を話し、どんなことに価値を感じ、どんな思考を持ち、どんな振る舞いをするのか。

相手と調和をするためなんですね。

 

長くなってきたので、次回に続きます。

話し言葉の地図から聞き方の地図を作ります。

英語だとlistenとhearです。

日本語だと聴くと聞くです。

言語って面白くて決して同じ意味ではなくブレがあるのです。

文化的な微妙な差があるのです。

これを話し言葉と合わせて新しい分類を試みます。
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ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その5)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

相づちについて、バリエーションだったり(第1回)、ジェスチャーだったり(第2回)、リズムだったり(第3回第4回)とこれは、テクニック的なことを伝えました。

聞くということを意識的に感じてもらうために技法を伝えました。

人間というのはそれそれ感受性を持っているので、実際に意識してやってみて感じることがとても大切です。

聞くという行為は当たり前にできると思っているからこそ、実際にやってみることが大切になります。

講師が嘘を言っているかもしれないから自分で確かめることが大切です(笑)

自分でやってみて感じて考えることに価値があります。

 

今回は、相づちも含めて、聞き上手になるために必要な3つのメンタリティについてお話しします。

1つ目は、話し手に対して、興味を持つことです。

どんな話なんだろう?

どんな人なんだろう?

何が伝えたいのだろう?

どんなことでもいいのです。話し手に興味を持つのです。

聞き上手の人は、他者に興味を持っています。

 

話し下手な人はどうなっているかというと他者に興味がないのです。

自分に興味を持っているのです。

自分に興味関心がある人は、話を聞いているうちに、いつの間にか自分が話し手になっていることが多いです。

他者の話を聞くのではなく、自分の話をしたがるのです。

 

自分に興味関心がある人は、人の話を聞いていません。

昨日のテレビ面白かったな、次に何を食べようか、自分の空想を楽しんでいます。

相手の話始めを聞いて、自分だったらこう思うということや、自分だったらこう話すとか考えている場合もあります。

自分のことを考えていると相手の話を聞く余裕は少なくなっていき全くなくなります。

 

以前にファーストフードで隣に座っている女の子達の会話がすごかった。

3人の人が別々な話をしているのです。誰も聞いていない。

会話として成立していなのです。

同じ空間にいながら、別の話をしている。

そして、相手が何も反応していないことを気にしている様子もないのです。

三者三様の青年の主張をしているような不思議な空間でした。

そんな話にもついつい興味を持って、なんでこんな話し方になるのだろう?と色々と推測をしてしまいました。

結論としては同じ場に仲間がいることだけで満足しているらしいということです。

これはお互いをよく知っているからこそ成り立つ会話です。

 

長年連れ添った夫婦でもこんなことがあります。

お父さんがほとんど何も言わないのに、お母さんはちょっとした仕草から察して、お茶をだしたり、リモコンをとったり、新聞を差し出したり。

 

家族でもありますね。

子供があれが欲しい、これが欲しいと言わないのに、両親が察して、ケーキやジュースをだしたりします。

会話がなくても望むものが手に入る。

そうすると自己主張が健全にできなかったり、コミュニケーションがとれない人に成長するという研究報告もあったりします。

 

話す必要もなければ聞く必要もない人たちの会話3例でした。

話が脱線しています(笑)

 

話し手に興味を持つことが大切です。

興味を持つことで、話をよく聞くことができます。

 

2つ目は、自信を持つこと。

相手の話を聞くことができるという自分に確信を持つことです。

話を聞くのが苦手だとか、話を聞くことができないとか、恐怖の感情にのっとられないことです。

怖がっていると興味の関心は自分自身に向けられます。

相手がいるのに相手のことが見えなくなってきます。

つまり人の話を聞けない状態になるのです。

できると信じることも大切です。

 

3つ目は、調和すること。

相手にチューニングを合わせることです。

呼吸が合うといいますが、人は他者と調和する力を持っています。

呼吸を合わせていくためにも相手をよく観察することです。

息づかい、言葉の選び方、振る舞い、態度など、よく見るのです。

聞くためには見ることがとても大切なのです。

体全体の感覚すべてを相手に合わせるのです。

これは相手への興味にもつながっていきます。

 

まとめると、聞き上手になるための3つのメンタリティは興味と自信と調和です。

相手に興味を持つこと、自分に自信を持つこと、相手と調和することです。

この3つに焦点を合わせると聞く力がグッと増します。

どれか1つに絞れというならば、相手に興味を持つことが聞き上手への第一歩です。

 

次回第6回は、話し方、聞き方について考えてみます。

 

■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
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体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その4)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

第4回は前回に引き続き「相づちの音楽学(その2)」です。

聞くことは相づちに始まり相づちに終わるというくらいに深いところです。

 

この相づちのリズムは、テンポだけでなくタイミングもあります。

実際に例をだします。

横軸を時間と考えてみてくださいね。

次郎くんが話し始めるタイミングに注目です。

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」

次郎くん:            「そうだね。」

言葉を聞いてからのタイミングで相づちを打っています。

普通はこんな感じ。

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:                      「そうだね。」

相づちをゆっくりにすれば、こんな感じになります。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:       「そうだね。」

これは、話が終わらないうちに相づちを打つ例です。

いわゆる食い気味というやつです。

話し手は、どう感じるでしょうか?

 

聞き手は話し手が終わったことを確認して相づちを打つのです。

話し手の相づちを打つタイミングが決まると、どんどん気持ちが良くなって、どんどん話したくなります。

つまりタイミングの良い相づちは、会話の気持ち良さが断然違います。

 

相づちのリズムは話し手の心理に影響を与えます。

気持ちよく歌っている気分になるかのようです。

歌いやすくなっていきます。

話し手が歌っているのを、聞き手が手拍子をとって聞いているのです。

気持ちがゆるんで、心が開いていきます。

話し手も聞き手も、どんどん気持ちよくなって歌が続いていきます。

会話は共同創造になります

 

聞き手のテンポとタイミングが会話のリズムを作り出します。

すべては聞き手しだいといっても過言ではありません。

 

話し手の人がリードして会話を作っていると思いがちですが、実際はそうではないのです。

聞き手の人が対話を作り出しているのです。

主導権は聞き手の人が握っているのです。

 

聞く人がいるから話す人がいることができるのです。

だって聞く人がいなくなったら、それはただの独り言です。

そういう会話をしている人もいますが・・・

 

他者がいても無視して自分の言いたいことを言っている人は演説ですね。

駅とかにいますね・・・

 

会話は聞き手が創りだしています。

これはクリエイティブなことです。

 

相づちのタイミングをいろいろと試して下さい。

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:         「そうだね。」
次郎くん:          「そうだね。」
次郎くん:           「そうだね。」
次郎くん:            「そうだね。」

この相づちのちょっとの差のタイミングで話しやすさが大きく変わります。

話し手が気持ちよさそうに話せるように相づちを打ってみてくださいね。

相手が気持ち良くなっているかの目安としては、自分が気持ち良く聞けているかがカギとなります。

これが積極的な聞き手の姿勢です。

話しを聞くのが楽しくなるコツのひとつです。

 

次回第5回は、相づちを打つ時のメンタリティについてお伝えします。

 

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
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■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方を個別にサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

■セラピスト起業コンサルティング
10年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
セラピストなど相談業向けで独立起業したい方向けのプログラム。
自分らしく確実に起業したい方にオススメです。
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■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
http://www.yoriyoku.com/source/


聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その3)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

第3回は前回に引き続き「相づち」です。

聞くことは相づちに始まり相づちに終わるというくらいに深いところです。

相づちの言語学行動学に続き今日は音楽学です。

 

話すことはリズムを持っています。

ラップは話すことを音楽として楽しんでいますね。

もともとはマルコムXやキング牧師の演説が音楽のように聞こえるというところから始まったみたいですね。

日本でもラップは最初は違和感があったんだけど、今は日本語ラップも確立されてきました。

民族的特有のリズムや言語的にもリズムが違うので、それをそのまま当てはめても音楽にならないのです。

英語は3拍子だし、日本語は2拍子だったりもします。

世界の音楽のリズムの違いは、言葉によるものがとても大きいです。

 

話す言葉は、リズムを持っています。

その人独自のリズムを人は持っています。

話す速度のことをテンポと呼びます。

テンポが早い人、遅い人がいますね。

「こんにちは」

「こ ん に ち は」

「こ  ん  に  ち  は」

文章でリズムを表現しました。

なんとなくイメージつきますよね。

ちなみにだんだん遅くなってきています。

 

人によっては

「こん にちは」

みたいなテンポを持つ人もいます。

 

相づちもリズムが大切です。

聞くことは話す人がいるから成り立ちます。

聞き手と話し手の共同作業なんです。

 

音楽学的にいえば、話し手はメロディを作り、聞き手はリズムを作ります。

ふたりで作品を作るのと同じです。

 

一人で話すときにはテンポが関係してきます。

二人で話すときにはタイミングも関係してきます。

聞き手の相づちをうつタイミングがカギとなります。

では、具体的に相づちのタイミングを考えていきましょう。

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ う だ ね。」

これはふたりのテンポが同じの相づち。

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そうだね。」

聞き手のほうがテンポが早いです。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ  う  だ  ね。」

聞き手のほうのテンポが遅い時もあります。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

どのテンポが話し手が気持ちよいでしょうか?

 

テンポが同じ方が話しやすいのです。

つまり最初の

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ う だ ね。」

これです。

自然と会話が上手くいく時には、自然とテンポが同じになります。

同調していくのです。

話し手のテンポに合わせて相づちを打つのが気持ち良く話してもらうコツです。

話し手の話すテンポに合わせることは、聞き手が話し手を尊重していることになるのです。

 

テンポを合わせているうちに、呼吸があってきたり、心臓のリズムも同じように同調していくのです。

すると話し手と聞き手の心理的な壁がだんだんと薄くなっていきます。

話しやすい雰囲気になっていきます。

 

話し手のテンポがゆっくりな時には、聞き手のゆっくりと合わせていく。

話し手のテンポが速い時には、聞き手もそれに合わせて速く話していく。

これが聞き上手への道ですね。

 

あまりも相手が緊張していて速く話しがちだなと思ったら、聞き手はちょっとゆっくりに相づちを打っていく。

すると話し手もゆっくりと話すようになっていきます。

落ち着いていくのです。

これは上級技ですね。基本は相手に合わせたテンポで話すことをオススメします。

 

人はそれぞれ独自のリズムを持っています。

まばたき、呼吸、心臓、体内時計、シナプス、神経、リンパ、生理、脳脊髄液・・・様々なバイオリズムがあり、太陽、月、波の音、四季などの外部の周期リズムの影響を受けています。

調べていくと興味深いものがあります。

 

その相手のリズムに自分のリズムを合わせることは、相手と自分を調和同調していくことにつながります。

共感とつながっていくのです。

相手を感じやすく理解しやすくなるのです。

 

誰かと話しを聞くときに相手のテンポを意識してみて下さい。

思わぬ発見があるかもしれません。

 

長くなってきたので、音楽学(その2)に続きます。

リズムのタイミングについて語ります。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その2)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

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聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

第2回は前回に引き続き「相づち」です。

前回は相づちの言葉について考えてみました。

「うん」「はい」「なるほど」「そうなんだ」「ふむふむ」・・・

たくさんありますね。

 

前回は相づちの言語学とすると今回は相づちの行動学です。

つまり、相づちの態度です。

 

話を聞いている時に、どんな行動をしますか?

首や手など体を動かします。

どんな動きをしながら話を聞いているかです。

この動きには表情も入ります。

どんな筋肉の使い方をしているかが、相づち行動学です。

 

「うん」という時には、首を縦に振りますね。

「いいえ」という時には、首を横に振ります。

何も動かないという人もいますが、これも行動のひとつです。

 

試しに人の話を聞くときに首を横に振りながら聞いてみましょう。

きっと嫌がられます(笑)

首を横に振るのは、否定的な態度です。

とても話しづらいです。

無言で動かないのも否定的な態度です。

これも話しづらい。

 

首を縦にふる。

これは肯定的に受け入れる態度です。

本能的なのか、文化的なものなのか、その両方なのか、首を縦にふるのは「イエス」という態度であり需要的なのです。

赤ちゃんをみるとご機嫌な時には首を縦にふるし、イヤイヤという時には横に動いているので本能的な部分もあるでしょう。

文化的なお約束として、肯定的な時には首を縦に振ります。

 

話しやすい人は、どんな動きをしているでしょうか?

 

ぜひ、観察してみてください。

固まっていないはずです。何かしら動いているはずです。

もし、そんな人に話しかけやすいとしたら、壁に向かって話をするのと同じなのです。

 

聞き上手な人は、どんな動きをしているのか?

聞き上手な人は、どんな表情をしているのか?

聞き上手な人は、どんなリアクションをとるのか?

 

基本は、うなづきです。首を縦にふる。

様々なうなづきを探してみてくださいね。

 

相づちの話は、3回目に続きます。

 

質問がある方はぜひコメント欄に!

 

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<発見編>12月 6日(土) 7日(日)
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その1)

聴くことが楽しくなるカウンセリング講座を開講します。

講師の上田正敏です。

プロの心理セラピストとして13年間、気軽な話から誰にも話したことのない話まで様々な話を聞かさせていただきました。

カウンセリングは特別なことではありません。

誰もが毎日「聞く」ということをしています。

生まれてから当たり前に耳から音が入ってくるので、特別に学ばなくても話を聞けると信じています。

話し上手という人に比べて聞き上手と言われる人が少ないのは、なぜなのでしょう。

そんなこともお伝えしながら聞くことって面白いといっていただけるような講座にしていきます。

話を聞くことで豊かさが増していくのです。

聞き方のテクニックから心がけまで様々な視点から書いていこうと思います。

 

第1回のテーマは「相づち」です。

これが聞くことの基本であり奥義でもあるのです。

あなたは、どんな相づちを打ちますか?

ちょっと考えてみてください。

 

人の話を聞いているときに「はい」「うん」「そうそう」「えぇ」「あぁ」「ほぉ」「へー」「そう」「はぁ」「うーん」「で」などというような相づちを打つ言葉を使っています。

これが話をしていて気持ちが良い人とそうでない人がいます。

 

違いはなんでしょうか?

 

肯定的な言葉と否定的な言葉で違うのです。

「はい」と「いいえ」ですね。「イエス」と「ノー」です。

人は相手が受け入れてくれていると話しやすいのです。

「イエス」と言ってくれると話す許可をもらっているのと同じなので、どんどんと話したくなるのです。

「ノー」と言われると話してはダメなんじゃないかと思い話をすることをやめてしまうか話を変えることしかできなくなります。

話を聞くのが上手い人は、相づち上手です。

 

この相づちを打つのが、聞き上手の始まります。

まずは、自分がどんな相づちを打っているのかについて考えてみましょう。

 

人と話をしている時に、自分がどんな相づちを打っているのか?

話しやすい人は、どんな相づちを打っているのか?

話しにくい人は、どんな相づちを打っているのか?

 

これに気づくことが最初の一歩です。

 

相づちの話は2回目に続きます

 

質問がある方はコメント欄に!

 

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