問題解決思考の2つのパターン

人間関係の問題が起きた時に、無意識の力学が働く。

加害者と被害者という関係性を作る。

上下関係、親と子、上司と部下、男と女、国家と個人、、、

前者が加害者で、後者が被害者になる。

問題と感じるのは被害者だ。

被害者は問題解決する責任を持つのは加害者だと考える。

加害者側が被害者側に寄り添うことを求めようとする。

これは依存している人の思考なのだ。

そして依存は被害者意識を持つ。

もちろん被害者なのかもしれないが、その思考では問題は解決しない。

なぜなら加害者は問題とすら思ってもないからだ。

被害者がリーダシップをとって解決する必要がある。

ところが、被害者はフォロワーなので、リーダーシップをとるのが苦手。

だからずっと加害者が変われば良いと思っているので、問題は解決しない。

プロセラピスト上田正敏です。

人は被害者になりやすい。

誰かのせいにしている時は、99%被害者意識にやられている。

もちろん被害者なのかもしれない。

でも、被害者を演じていても被害者でいるだけで何も変わらない。

運良く加害者側が変わってくれれば変わるのにと思っているが、1%も起きれば幸運だ。

加害者側が変わる方法を考えても、無駄だ。

もしかしたら自分が加害者側になった時に役立つかもしれない。

それを実行するためには、自分が加害者である自覚を持つことができるかが鍵を握るが、加害者は蜜の味なので難しいのが実際だ。

問題意識なんてないからね。

加害者側が変わろうと変わるまいが、被害者のポジションになれば、自分が変わることを考えて、選択し、動くことが大切となる。

被害者とは、問題意識を持っているということだ。

問題を問題と意識できる人だけが、問題を解決できるのだ。

誰もが問題解決者になれるわけではない。

被害ポジションにいれば、革命を起こすくらいに勇気を持つ決断が必要かもしれない。

もしかしたら革命に成功したとしても、今度は被害者から加害者に変わっただけかもしれない。

それを老害というのだろう。

時代は動いていく。

被害者、加害者を経験して、無害者になる道もあるが、この道に進める人はごく一部だ。

失敗する人の多くは被害者のポジションから無害者にいこうとするから。

これをするといてもいなくてもいい人になる。

これは無害者ではない。

問題意識を持ったのがあなたなら、あなたが解決する人になるのだ。

このシンプルな法則を知っていた方がいい。

そして解決する力を持って生まれてきているはずなのである。

僕はこのことを確信しているのだ。

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