ダメになっていいんです。

ストレスマネージメント

緊急時に大切なのはメンタル。
ストレス・マネージメントの考え方を紹介しています。

心理セラピスト上田正敏です。
今日は、ストレス・マネージメントの技法を紹介する10回目です。

最終回の今日は、緊急時の究極のあり方についてお伝えします。

ダメになっていいんです。

これを自分に許可することです。
言葉に出して言えるでしょうか?
これがわかると本当に楽になります。

covet-19が世間を騒がせています。
今現在は、パンデミックが起きないように自粛をしています。
健康的な命の恐怖を味わっているかもしれません。
東京、日本のみならず世界中でパニックが起きています。
これはこれで緊急事態です。

今後さらに経済的な緊急事態が起きることが予想されます。
世界的な大恐慌が起きるのではないかと予想されています。
リストラにあったり、会社が倒産したり、明日食う米に悩むことになるかもしれません。

この時に起きるのが自らの死を選ぶことです。
特に女性よりも男性にその危険性が高いことがわかっています。

心理学的な側面を言えば、社会は男性の象徴です。
仕事をしているというのは男性にとってアイデンティティになっています。
男の子は特子供の頃から社会にでて活躍を期待されながら育ちます。
勉強をがんばったり、得意なことをがんばったり、競争したり、才能を探したり、才能を伸ばしたりすることに努力をしてきたのです。

がんばって、がんばって、時には無理をしながら、歯を食いしばりながらがんばってきた。

それが一瞬でなくなってしまう。

そんな体験をすると自分自身が崩壊したかのように錯覚してしまう。
すると夢も希望もなくなり、ちっぽけなプライドを守る自分と向き合うことになります。

正直しんどいです。死んだほうが楽かもしれません。
なんでもない自分と向き合うこと。

なんでもない自分を受け入れることがとても重要です。
何もない自分、がんばれない自分、情けない自分、どうしようもない自分。
それでもいいのだという姿勢。

その時に思い出して欲しい言葉が、

ダメになってもいいのです。

特に、まじな人、努力してきた人、自立している人、優秀な人が危険です。

ダメな自分をなかなかに受け入れられません。

今までやってきたことを手放した時に残る自分。
それが本当の自分です。

過去の自分は過去の自分です。
記憶があるから過去の自分と今の自分を無意識に比べてしまう。
それで苦しむのです。

過去の自分を手放し、今の自分を受け入れて、未来の希望を思いを描くこと。

希望って大きなことではなく、小さなことでいいのです。

ダメになってもいいんです。

これは悟りの境地にも近い感覚かもしれないので、これを受け入れられる人は少ないかもしれません。

みなさんにお願いしたいのは、
先ほどにも書いた、まじめな人、責任感が強い人、自立をしている人に声をかけてあげて下さい。

そんな人たちは、ダメになってはいけないと自分を律しているのです。
ダメにならないように、がんばってしまいます。
これは一見良いように思えるのですが、過度のストレスがかかる時には要注意です。
ポキっと簡単に心は折れます。
ピンチになればなるほど、がんばるので、心はもっとピンチになっていきます。

本当にメンタルが強い人というのは、頑なではなく、柔軟な人たちです。
かんばるって漢字だと頑張るなんです。かたくななんです。

がんばっている人の特徴は孤独を感じています。
本人も気付いていない場合も多いのですが、孤独なんです。

まじめな人、責任感が強い人、自立をしている人たちを孤独にさせてはいけません。

がんばろうというエネルギーは孤立に向かいます。
がんばらないというエネルギーは周りとつながることに向かいます。

ダメになっていいのです。

どんな言葉をかけていいのかわからないかもしれません。
ただ共にいるということでもいいです。
第1回〜9回目のワークをやってみることもオススメです。

ストレスがある時ほど、自分自身を労わり、ねぎらいましょう。

そして、周りの人たちにも労わり、ねぎらいましょう。

ひとまずこのシリーズはお終いです。
読んでくれてありがとうございました。

本格的にストレス・マネージメントを導入したい方はこちらのサービスで。

ストレス・マネージメント技法の紹介シリーズ

第1回 深呼吸
第2回 感情ストレス解放テクニック
第3回 バランス調整テクニック
第4回 水を飲む
第5回 ブレイン・バランス・テクニック
第6回 セルフケアとは?
第7回 話を聞くこと
第8回 感情とつながるアイコンタクト
第9回 人に与える
第10回 ダメになっていいんです ←今ここ

<現在提供中のサービス>

■zoomを使った個人セッション。
カウンセリングとストレスマネージメント技術を提供しています
https://www.yoriyoku.com/zoomSession.html

■自分自身をストレスを外して望む未来を手に入れるために
個人セッション
https://www.yoriyoku.com

■自分の本当にやりたいことを見つけたい人へ
ソース・ワークショップ
https://www.asobilife.com


人に与える

緊急時に大切なのはメンタル。
ストレス・マネージメントのやり方を紹介しています。

心理セラピスト上田正敏です。
今日は、ストレス・マネージメントの技法を紹介する9回目です。

今日は、シンプルで誰にでもできることですが、人によってはハードルが高いかもしれません。
これをやるとストレスで視界狭くなったものが、広がる可能性があります。

ストレスがある時に、人は自分自身のことだけしか考えられなくなります。
これは緊急事態の時に身を守ることに集中するために起きる現象です。
体のシステムは自分の命を守ることが何より最優先されます。

こんなことがありました。

3.11の時に僕はインフルエンザで寝込んでいました。
地震が起きた時に、熱が上がったのかなと思っていたんだけど、あまりの異常な揺れにビックリして飛び起きて机が倒れないように支えました。
揺れが収まると助かったと安心してそのまま寝ました。

しばらく寝ていると、そういえば、うちのかみさんは隣駅の歯医者に行っていることを思い出しました。
電車止まっているかもしれない。
診療中に地震があったのかも。
そんなことが思い浮かべてスマホは通じず。
歩いて無事に帰って安心して、また寝ました。

しばらく寝ていると、そういえば、離れて暮らしているうちの親父が遠いところにマッサージを受けに行っている日だということを思い出します。
どうしているのかと電話を入れたら、やっぱり通じない。
外出先の近くの小学校の緊急避難所に一晩泊まったらしい。

それを聞いて安心して寝ていると、東北の親戚はどうしているんだと心配になって、何日か立った後に電話を入れました。
無事だったんですけどね。

これストレス反応時に僕に起きた変化です。

ストレスがあることが起きると、まず自分のことしか考えられなくなります。
そして、ストレスが落ち着いてくるとだんだんと空間が広がっていきます。
他人のことまで考えられるということ。

ストレスがある時って、自分だけに焦点があたります。

周りのことに気づかう余裕なんてものはありません。
安心を感じると余裕がでてきて、周りにも優しさを配ることができるようになります。

今日のメソッドは、この現象を逆手にとる方法です。

周りの人たちに与えるということ。

人はストレスがあると他者から与えられることしか考えられなくなるので、逆に与えることを考えて実行することです。

思考が先か?行動が先か?
どうも人は行動が先なようなんです。
行動をすれば思考が変わるんですね。

与えるって大袈裟なことではありません。

困っている人に声をかけたり街に落ちているゴミを拾ったり家族を笑わせたりすることだって、与えることです。

周りを見て、自分にできることはありませんか?

与える時に邪魔をする思い込みは

私なんて誰かの役に立つわけがない。

というような自分を低く見積もる言葉なんです。

僕は、人が存在するということは、誰かの役に立っているという前提を持っています。
存在することは価値があるということです。

私は誰かの役に立っているかもしれない。

このくらいの気持ちに変えてみてはどうでしょうか?

これは奥義でもあるんですが、感謝も与えることになるのです。
誰かに何かをやってもらった時に、「ありがとう」と言う。
ご飯を食べたら、「ごちそうさま」と言う。
助けてもらったら「助かりました。」と言う。
街で掃除をしている人に「ご苦労様」と声をかける。
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」と挨拶も自分からすることで与えることになります。

納豆が売り切れてるとtwitterでつぶやいたら京都の友人が納豆を送ってくれました。

これをもらった時に、どれだけ嬉しかったか。
夫婦でニッコリしました。

もう感謝しかないです。

自分を気にかけてくれている人がいると思うだけで人は勇気をもらえるんです。

あなたも勇気を与える人になってみませんか?

あたえたものが自分に返ってきます。
他者に勇気を与えたら、自分の中に勇気があふれてくるんですよ。

これがストレス・マネージメン。

ストレス・マネージメント技法の紹介シリーズ

第1回 深呼吸
第2回 感情ストレス解放テクニック
第3回 バランス調整テクニック
第4回 水を飲む
第5回 ブレイン・バランス・テクニック
第6回 セルフケアとは?
第7回 話を聞くこと
第8回 感情とつながるアイコンタクト
第9回 人に与える ←今ここ
第10回 ダメになっていいんです

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感情とつながるアイコンタクト

緊急時に大切なのはメンタル。
ストレス・マネージメントのやり方を紹介しています。

心理セラピスト上田正敏です。
今日は、ストレス・マネージメントの技法を紹介する8回目です。

今日伝える方法は劇薬です。
ワークで伝えてもすこぶる評判が悪い。
なぜなら感情が揺さぶられるからです。
感情を感じたくないのが人間なのですが、感情が麻痺をしている状態は、とてもストレスが多い状態です。
抑圧した感情が表出することがありますので、無理をしてやらないようにして下さい。

今日紹介する方法は、アイコンタクトです。

目と目で通じ合う♪という歌がありました。
目は感情の扉です。
目から感情が出て、目から感情が入ってきます。

アイコンタクトは感情の交流です。
前回のワークは思考の交流です。
その他にも肉体の交流や魂の交流もあります。
人と人がコミュニケーションするチャンネルは多様性にあふれています。

アイコンタクトは、自分の感情を感じるために、そして自分の観念を見るのに非常に有効な2人でおこなうマインドフルネス的なワークです。

感情を扱えるセラピストになるためには必須のワークだと思っています。

夫婦などのパートナーシップ改善にも使うことができます。

目を見る行為って、動物ではタブーだったりします。
猿と目があうとケンカの合図ですからね。
動物同士も目を合わそうとしません。
人間にも眼をつけるなんて言葉がありますからね。
他者の目を見るってことを人はしてこないのです。
恋をしたもの同士でも目を見ることをしなかったりもします。

動物と違い人間に白目があるのはコミュニケーションのためと考えられています。
白目があると誰のことを見ているのかがちゃんとわかるからです。
方向性と焦点があるということです。
これも人間独自のコミュニケーション方法になっています。

そしてこのワークでは、言葉は使いません
昨日話をした言葉を使うと、ノンバーバル(非言語)なワークです。
言葉は思考であり、感情を感じる妨げになります。
言葉って自分を誤魔化すために使うことができます。
人が嘘をつく時に使うのは言葉です。
言葉は事実を伝える道具ではなく、個人の認知を伝える道具でしかありません。

自分の感情とは何か?

自分の思考とは何か?
思い込みとは何か?
観念とは何か?

そんなことがわかります。

それではアイコンタクトの方法を伝えます。

  • リラックスして向かい合って座ります
  • 最後まで言葉は発しないでください
  • 表情も作らないでください
  • 相手の目を見続けます
  • 時間は約5分
  • エモーショナルな曲を1曲分
  • これを3セット行います
  • 終わった後に、感じたこと、思ったことをシェアしあって下さい

このワーク中にかけるオススメ曲は

エモーショナルな曲がオススメです。
日本語の曲でもいいんだけど、外国語の曲のほうが自分自身と向き合いやすいです。

音楽は3分〜5分くらいあるので、時間の目安にするのに便利です。

ワークをしている最中に、様々な感情が浮かんできたり、思考が浮かんでくると思いますが、そのままでてきたものをただ眺めていて下さい。

泣いたり、笑ったり、怒ったり、涙がでたりしても我慢しなくても大丈夫です。そのままにしておいて相手の目を見続けて下さい。
言葉にならない声がでてきても大丈夫です。
ただ相手に危害を加えないで下さい。
物理的にも精神的にもね。

「こんなことやることに意味があるのか!」と疑いがでてきても、そのままやり続けて下さい。

やることはシンプルです。

ただ、相手の目を見る。

それだけのワークです。

ノンバーバルなコミュニケーションを楽しんで下さいね。

このワークについて書きながら、夫婦関係についてのサービスを立ち上げないとなと思っています。

ストレス・マネージメント技法の紹介シリーズ

第1回 深呼吸
第2回 感情ストレス解放テクニック
第3回 バランス調整テクニック
第4回 水を飲む
第5回 ブレイン・バランス・テクニック
第6回 セルフケアとは?
第7回 話を聞くこと
第8回 感情とつながるアイコンタクト ←今ここ
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話を聞くこと

上田夫妻

緊急時に大切なのはメンタル。
ストレス・マネージメントのやり方を紹介しています。

心理セラピスト上田正敏です。
今日は、ストレス・マネージメントの技法を紹介する7回目です。

今日は二人でやる方法を紹介します。
それは、話を聞き合うことです。

人は話すことでストレスが軽減されます。
人は聞いてくれる人がいれば話したい性質を持っています。
話すのが苦手だという人は、聞いてもらえるという経験が少ない場合が多い。

ストレス・マネージメントにおいては、どんな話をするかということは、大切ではありません。
話し手が、聞いてもらえていると感じることがとても大切なのです。

そして、ただ話すだけ、ただ聞くだけでもダメなんです。
お互いに聞き合うことがとても大切です。

話をするというのは思考の交流です。
これは言語コミュニケーションと呼びます。
バーバル・コミュニケーションなんて専門用語あります。

ちなみに明日はノンバーバル・コミュニケーションについて話をします。

言葉でコミュニケーションをすることで、お互いを理解することができます。
この理解しあえたという瞬間に癒しが訪れます。

話し手のコツは、話したいことをただ話すことがコツです。
考えて話すのではなく、心に浮かんだことを話すことをオススメ。

聞き手のコツは

  • 相手の目を見る。
  • 相手の話に相槌を打つ。
  • 相槌は、うなづきという動作と「うん」など言葉の両方です。
  • 自分の意見や考えは言わない。
  • ただただ聞くことに専念する。

これが基本です。まずはこれだけでOKです。

これ聞き合いですので、ルールを作ってやってもいいかもしれません。

  • 話し手・聞き手を決める
  • タイマーを10分間設定し、スタートする
  • タイマーが鳴ったら交代する。

時間は、5分、10分など短いほうが良いです。
聞くことって案外難しかったりします。

何回か交代をして話をすることもオススメです。
テーマを決めてもいいですね。

例えば

  • 好きなもの
  • 興味があること
  • 今感じていること
  • 今やりたいこと
  • 不安に思っていること

こんなテーマはいかがでしょう。
疑問形にしたほうが答えやすいかもしれません。

  • あなたが好きなことは何ですか?
  • あなたが興味を持っていることは何ですか?
  • 今、何を感じていますか?
  • 今、やりたいことは何ですか?
  • 不安に思っていることは何ですか?

話を聞き合ってみましょう。

パートナーがいる人はパートナーと話をしてみましょう。
パートナーは、恋人でも夫婦でも友人でも仲間でもOKです。

近しい人がいいんじゃないかと思います。

それかプロに聞いてもらうのもいいですね。
僕らに話を聞いてもらいたい人は、こちらからご連絡
質問に話を聞いてほしいと書いて下さい。

ストレス・マネージメント技法の紹介シリーズ

第1回 深呼吸
第2回 感情ストレス解放テクニック
第3回 バランス調整テクニック
第4回 水を飲む
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第9回 人に与える
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