聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その12)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

今日が最終回です。

話を聞くことで一番大切なことをお伝えします。

シンプルです。それは・・・

 

話を聞くことにくつろぐこと、リラックスして話を聞くことです。

 

リラックスの反対は緊張です。

話をしていて緊張する時はどんな時なのでしょう?

 

「話し手のことをなんとかしてあげなくちゃ」

そんなことを思っていると緊張します。

アドバイスなんてしてもしなくてもいいのです。

究極的には、役立たなくてもいいのです。

そんな意志が強すぎると緊張を生み出します。

すると聞けなくなってしまうんですね。

何もしなくてもいい、ただ聞いているということに価値があるのです。

 

相手が、笑っていたり、怒っていたり、泣いていたり、悲しんでいたりすると、緊張することがあります。

相手の感情が自分に影響されて感情が揺れ動く時があります。

そうすると緊張するのです。

相手は相手、自分は自分なのです。

相手の感情の嵐に巻き込まれないこと。

台風の目の中心に自分がいれば安全なのです。

リラックスして聞くことが大切です。

 

台風の目に入れない時は、どんな時なのでしょう?

聞き手であるカウンセラーが自分の問題を見つめていない未消化の部分があるからです。

プロになるなら自分を見つめて解消しておく必要があります。

この自分を見つめる作業に終わりはありません。

どこまで自分自身を深く見ているかがカウンセラーとしての技量と関係しています。

 

普通の聞き手の人はそこまでは必要ありません。

ただただリラックスして話を聞けばいいのです。

話を聞くことにくつろぐのです。

 

そのために様々な考え方やテクニックを伝えてきたのです。

話を聞くことって簡単そうで難しいし、難しそうで簡単です。

聞くことって受動的なようで能動的でもあるのです。

 

積極的に話を聞いていみましょう。

それぞれの人のそれぞれの物語はとても魅力的です。

世界は美しいんですよ!

 

全12回に渡った聞くことが楽しくなるカウンセリング講座はこれでお終いです。

ご質問などがあれば番外編があるかもしれません。

お気軽にして下さい。

また、講座などもご希望があれば開催します。

読んでくれてありがとうございました!

 

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自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その11)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

前回は絵を描くように聞くという話をしました。

今回は聞き手が何を聞いているかということをお話しします。

カウンセラーって何を聞いているのでしょうか?

僕は話し手の物語を聞いています。

 

話し手がどんな両親の元に生まれて、どんな環境に育って、どんな出会いをして、どんな体験をして、どんなことを夢見て、どんな経験をしてきて、この世界をどのような視点で見ているのかという物語を聞いています。

今、この場で話していることは、その人のすべての集大成で話されていることです。

聞き手は想像力を働かせるのです。

言葉がすべてではないのです。

表情、髪型、服装、装飾品、声の出し方、話し方、雰囲気、振る舞い・・・

すべてがそのヒントになっています。

五感をフルに使って話し手を感じることが大切になります。

相手を見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わうのです。

実際にするんではないですよ。

日本語では香りを聞くとか感覚を味わうとかあるでしょ。

様々な感覚を使って感じるのです。

 

さらには、話し手の未来や可能性についてのこれからの物語を聞いています。

不思議なもので聞くことができるんだと信じていると聞こえたりするのです。

今この瞬間に話していることが、過去や未来の時間軸、個人から周りにいる人達そして社会さらには宇宙までの空間軸、その2つの広がりを感じるのです。

それを縦糸と横糸を紡いでいるのが物語です。

物語がない人は存在していません。

人の内面は物語でできていると言っても過言ではないのです。

様々な物語が人を形成しているのです。

それぞれの物語があるからこそ共感もできるのです。

 

すべての物語が人間の中にあるものだと僕は考えています。

もし、今の生きている物語が気に入らないなら他の物語に変えることができるのです。

読む絵本を変えるようなものです。

 

ネガティブな物語の裏にはポジティブな物語が必ず隠れています。

気に入らない物語の裏には、心から望んでいる物語が必ず隠れています。

最初からそれがわかっていれば楽なのにと思いますが、精神の構造ってどうやらそんな心から望んでいる物語の周りにネガティブな物語の層がある構造になっているんですね。

聞き手の僕は面白いもので、望んでいる物語が見え隠れするのを感じるのです。

そこに耳を傾けているとだんだんと聞こえてくるようになるのです。

 

それぞれの話し手の物語はとても貴重なものです。

その物語はあなたしか話せないことだから。

唯一無二のものなんです。

 

聞き手としては、とても贅沢な時間ですね。

 

次回は最終回です。

いろいろとテクニックやコツがはあります。

トレーニング方法もあります。

枝葉のことは置いておいて、本当に大切な幹や根っこの部分。

聞き手にとって、もっとも大切な本質的なことを1つ書いて終わりましょう。

 

 

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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その10)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

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プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

この連載もすぐに終わるのではないかと思ったら、すでに10回目を迎えてしまいました。

書いているうちに僕自身のセッションのネタばらしをしているようで、とても恥ずかしい気持ちもでてきました。

これからの時代は秘密がなくすべてをオープンにすることが大事なのかなと思っています。

すべてオープンにしてもそこに秘密が生まれます。

オープン・シークレットという言葉好きで、オープンにしてもそれは決して奪われるものではないのです。

すべてをオープンにして分かち合って、それでも伝えられないもの。

最後に残ったものが僕の才能であり宝物でありオリジナリティなのです。

 

さて、講座に戻りましょう。

カウンセリングの基本は聞くということです。

それを前回まで書き続けてきました。

基本の基本は受動的な聞き方のようにみせた能動的な聞き方です。

さらに能動的に質問することがあります。

 

それは聞き手が聞きたいことを質問するのではありません。

これは試験にでるところです(笑)

話し手の話したいことを明確化するために質問をするのです。

 

人は自分が話したいことを全部わかって話しているわけではありません。

話しながら頭を整理しているのです。

そして、自分の口からでた言葉を自分で聞いて「あぁ、そうか」と理解することもあるのです。

 

では、どんな質問が聞き手として効果的か。

今、話している話をクリアにすることがポイントになります。

それには2つの方向性があります。

ひとつは、イメージを具体的にするようなハッキリさせる左脳的アプローチ。

もうひとつは、思考が凝り固まってしまったものをほぐして広げていく右脳的なアプローチです。

あくまでも話し手さん主体です。

話し手さんの思考を整理しやすいように、話しやすいように聞き手は質問をします。

 

イメージとしては、カウンセリングで話し手と聞き手でひとつの絵を完成させる感じ。

話し手が話したことは、全体像のイメージを話す人には、細部の細かいところがわかるように質問します。

細部にこだわって話す人には、全体像がどんなものかを質問します。

この質問の方向性は全く反対です。

細部を聞いて具体化していくのか、全体を聞いて抽象化していくのかという違いがあります。

 

ぼんやりしている場合は現実をハッキリさせることで明確になることがあります。

現実を 事細かに説明するだけでなく、どう感じたかを話すことで明確になることもあるのです。

 

左脳的アプローチは、

太郎くん「世界を平和にしたいんだよね」
次郎くん「そうなんだ。どうなっていたら世界は平和なの?」
太郎くん「戦争がなくなることだね。」
次郎くん「戦争がなくなることなんだ。今身の回りに戦争はあるの?」
太郎くん「それはないんだけどね。」
次郎くん「えぇ。」
太郎くん 「あぁ、両親がよくケンカしてたし、奥さんともケンカしてるわ。」
次郎くん「ケンカしているんだ。」
太郎くん「身の回りの人がケンカしていない平和な状態にしたんだ。」
次郎くん「それが望んでいることなんだね。」

というものです。世界平和。あまりにも大きすぎて具体的ではありません。

戦争も今の日本では起きていないので、きっと何かが具体的なものがあるはずなのです。

頭の中のイメージではなく、具体的に体験していることがあるのです。

なので自分に関係あることで何かあるのか質問をしてみました。

等身大のテーマにすると見えてくることがあります。

 

右脳的なアプローチの例は

太郎くん「結婚さえできれば幸せになれるんだよな」
次郎くん「なれるんだ。」
太郎くん「そう!それ以外に問題は何もないんだよ。」
次郎くん「ないんだね。誰か結婚したい人いるの?」
太郎くん「花子ちゃん。」
次郎くん「花子ちゃんとはどんな関係なの?」
太郎くん「ふられちゃったんだよ・・・」
次郎くん「そうなんだ。」
太郎くん「花子ちゃんと結婚さえできることができれば幸せになれるんだ。」
次郎くん「そう感じているんだね。」
太郎くん「俺はなんて不幸な男なんだ。」
次郎くん「そう感じているんだね。何をしている時が幸せなの?」
太郎くん「えっ?」
次郎くん「好きなことは何かないのかなぁと思って」
太郎くん「サッカーが好きなんだよ。もう見ているだけで最高な気分になれるんだ。」
次郎くん「最高な気分なんだね」
太郎くん「幸せなんだよ。」
次郎くん「幸せなんだ。」
太郎くん「あっ!」

すごく長くなりそうなんで途中ショートカットしました。

あまり良い例ではないかもしれません。

何かに執着していると周りが見えなくなります。

木を見て森を見ずという盲目的な状態になっている時には、そこから抜ける質問をしたりします。

視野を広げるような質問です。

この例の場合、「花子ちゃんのどんなところが好きだったの?」と質問をしてもいいですね。

どこが好きだったのかがわかれば、その好きな要素を持った人が他にいるかもしれないということがわかるかもしれません。

花子ちゃんだけが太郎くんを幸せにする人とは限らないのです。

まぁ、男性はね、恋愛をひきづる場合あるよね。

女性は「はい次」と潔さを感じる時が多々あります。

パートナーシップ論はまたいつか。

 

絵をイメージしながら、質問をしてみましょう。

細部に焦点が当たっている人には全体像がわかるような質問を、全体に焦点があたっている人は細部について質問をしてみる。

そして絵を完成させていくと話し手の理解がググッと深まります。

 

もうひとつ、質問をする時に大事にしていることがありました。

それは物語です。

次回は、物語を聞くということを語ります。

 

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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その9)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

前回は、カウンセリングで大切な3つの技術のうちの1つ目であるおうむ返しについて書きました。

人の話を聞くときに大切なのは、共感です。

話し手の感じていることを、聞き手も同じように感じる力です。

人間は共感力を持って生まれてきます。

相手と同じように自分も同じ感情を感じる力です。

音叉のように相手と同じように共鳴することができます。

これは群れを作るために必要不可欠な要素のひとつであり、進化の過程で身につけたのでしょう。

 

演劇、芝居、映画、テレビドラマ、漫画、本を読んで泣いたり笑ったりした経験はありますか?

シンプルにいうとこれが共感です。

この感覚は大切です。

以前に共感という才能を書きました。参考までに。

 

ここで大切になるのは、自分と相手を区別することです。

自分と相手と同じになることではないのです。

その感情が誰のものなのか見極めている必要があります。

 

話を聞いていると相手の話に同意できないこともあります。

話し手のことを受け入れられずに反感を感じることもあります。

聞き手も人間なので感情は揺れ動きます。

いつも話し手の感情と同じというわけにはいきません。

持って生まれた資質と経験が違うからです。

 

太郎くん:「あの映画、最高だったよ!」
次郎くん:「ほんと最高だったね!」

と同じ時は、おうむ返しもやりやすいです。

 

でも、同じように思えない時には、どうしたらいいでしょう?

 

太郎くん:「あの映画、最高だったよ!」
次郎くん:「えっ、あぁ、最高だったね!」

と同じように感じたフリをする。

 

太郎くん:「あの映画、最高だったよ!」
次郎くん:「そう?全然面白くなかったよ。」

と正直な感想をいう。

 

これは聞き下手さんの反応の仕方です。

前者は聞いていて楽しくない(笑)後者は話が続きません。

 

優秀な聞き手が興味を持っているのは、なぜ話し手がその話をしているのかということです。

いろんなことがあったとしても話し手がどう見ているのか?何を感じているのか?何を望んでいるのか?話し手の内面で起きていることを聞いているのです。

 

相手を尊重し、自分も正直にいる反応は

太郎くん:「あの映画、最高だったよ!」
次郎くん:「最高だと感じたんだね。」

というものです。

感じているのは、話し手ですねということをフィードバックします。

この「〜と感じているのですね。」というのも魔法の言葉です。

聞き手の感情が同じでも違っても使える技術です。

私は違うように感じています。私は同じように感じています。

どちらでも無理なく使えます。嘘はありません。

「あなたは〜感じているのね。」ということをただ返しているのです。

 

聞き上手さんは、自分と相手の感情を区別しています。

これはとても大切なことです。

そして、なぜ話し手がその感情を持ったのかに焦点を合わせています。

 

会話はこう続いていくことでしょう。

太郎くん:「あの映画、最高だったよ!」
次郎くん:「最高だと感じたんだね。」
太郎くん:「そうなんだよ。」
次郎くん:「どんなところが最高だったの?」
太郎くん:「それはね。(理由話す)」

 

最後に書籍わかりあえないことからにあったクイズをだして終わります。

 

あなたがお母さんで、小学校1年生くらいの子供がいるとします。

その子が学校から嬉しそうに帰ってきて

「お母さん、お母さん、今日、僕、宿題やっていかなかったんだけど、田中先生、全然怒らなかったよんだよ。」

と言ったとします。

 

あなたは子供にどう共感して、どのように答えますか?

 

次回は、相づち、おうむ返しに続く技術です。

カウンセリングでも質問はするのです。

 

 

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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その8)

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前回予告したカウンセリングで大切な3つの技術について話します。

その3つとは、

  1. おうむ返し
  2. 左脳的アプローチ(収束、具体化)
  3. 右脳的アプローチ(発散、抽象化)

です。

 

相づちは、基本技術として、その1その2その3その4その5で書きましたのでこの3つの技術に入っていません。

相づちができれば、それだけで完璧な究極の技術です。

相づちの他にも大切な技術がありますので、その3つも使うと効果的になります。

 

一つ目はおうむ返しです。

相手の話をそっくりそのままマネるのです。

鳥のおうむと同じようにです。

 

太郎くん:「今日いいことがあったんだよ。」
次郎くん:「今日いいことがあったんだね。」

 

こんな感じです。

そっくりそのまま返します。

 

おうむ返しの利点は2つあります。

  1. 聞き手は相手の話をよく聞くようになること
  2. 聞き手が自分の意見を言わなくなること

ここです。

 

おうむ返しをすることによる効果は2つあります。

  1. 話し手が聞き手に理解や共感されている安心感をえる
  2. 話し手が自分で話している言葉に自覚する

ことです。

 

おうむ返しの欠点もあります。

それは、話し手がうっとしくなることがあるのです。

 

カウンセラーの友人は、もう無意識になんでもおうむ返ししてくるのです。

だんだんそれが可笑しくなってきて話ができなくなったことがあります。

「おうむ返しは癖になっているんだね」
「そう癖になっているんだよ。」
「あっ、また」
「あぁ」

みたいな会話で爆笑でした。

使い方が重要になります。

それは、適度に使うということです。

 

コツとしては、感情の言葉に対して使うのをオススメします。

「楽しかったんだよ」
「楽しかったんだね。」

「本当に頭に来ちゃう。」
「頭に来ちゃうよね。」

「もう悲しくて悲して・・・」
「悲しいよね。」

相手の気持ちや感情を聞くように心がけることが重要です。

 

おうむ返しの応用で、こんな言葉もあります。

「今、なんと言いましたか?」

 

話し手が核心に迫る言葉を話した時に使うと効果的です。

自分が何を口にしたのかハッキリと自覚するのに使います。

太郎くん:「もう、本当に大変で大変で。」
次郎くん:「大変なんだね。」
太郎くん:「こんなにがんばってきたのにもうダメだと思って」
次郎くん:「ダメだと感じているのですね。」
太郎くん:「そうなんです。でもね、今までもなんとかやってきたし・・・」
次郎くん:「今、なんとおっしゃいました?」
太郎くん:「えっ?」
次郎くん:「今、なんと言いましたか?」
太郎くん:「・・・今までもなんとかできてきた・・・」
次郎くん:「今までもなんとかできてきたんですね。」
太郎くん:「できてたんですね。」
次郎くん:「そう言いましたよね。」
太郎くん:「はい。」

 

答えは話し手がすべて持っています。

話し手が自分の答えをつぶやいた時に、このおうむ返しは効果を発揮します。

本人がそう言ったことさえも自覚がなかったりするから、人間の心理は興味深いです。

指摘されて、答えを言っているということに気づくのです。

 

このおうむ返しには、1つの大切なことがあります。

それは共感です。

でも、相手の意見に共感も同意もできない時があります。

そんな時には自分に嘘をついてでも共感をしたほうがいいのか。

次回は、共感とは何について語ります。

 

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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その7)

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前回に引き続き、聞くということを分類していきます。

 

聞くという言葉は日本語でも英語でもひとつではありません。

英語だとhearとlistenの二つがあります。それぞれ

  1. hear  受動的な聞き方(自然に耳に入ってる)
  2. listen 能動的な聞き方(意思を持って聞く)

という意味合いが強いです。

音楽を聞くのはhereなので、listenは言葉を意識的に聞くということになります。

 

日本語では、聞く、聴く、があり同じ音では、効く、利く、訊く、尋くというのもあります。

聞くよりも聴くほうがより聞いている感がありますね。

聴くという字から「十四の心の耳を使って聴く」とも言われています。

「聞く」よりも「聴く」のほうがより聞いているという意味合いで使ったりもします。

ここまで前提条件です。

 

新しく「聞く」を相談業の視点から分類してみます。

一般的な定義とは異なると思いますが、僕の中ではこのように整理しています。

分類はこうなります。

  1. コンサルティング
  2. コ・クリエイティビング
  3. コーチング
  4. カウンセリング
  5. セルフ・カウンセリング

前回の話し方の言葉を使って変換すると

  1. 教える(要望に答える)
  2. 対話(共同で答えを見つける)
  3. 反応(質問をする)
  4. 独り言
  5. 独り言

となります。

 

コンサルティングは、教えることが基本です。

何を教えて欲しいのかを知るために話を聞きます。

 

コ・クリエイティブは、話し手と聞き手の役割が変わります。

自分自身が時に話し手となり聞き手になります。

相手も話し手になったり聞き手になったりします。

話し手と聞き手の脳を使って、一人一人の脳ではできなかった新しい答えを導き出すのがコ・クリエイティビティングです。

僕の造語です。

それは、話し手からの視点だと対話です。

 

コーチングは、質問をすることで答えを見つけます。

脳は、質問をすると答えがでるという性質を持っています。

質問に脳が反応するのです。その答えを引き出します。

 

カウンセリングは、話を聞くことです。

聞くことで、話し手の意識と潜在意識の対話を手伝います。

 

セルフ・カウンセリングを最後につけたしました。

それは、瞑想や内観は自分で自分と対話をするという要素があるからです。

 

絵を鑑賞したり、映画をみたり、本を読んだり、演劇を見たり、自然の中で過ごすことは、外部の刺激を受けて内側から答えをだすのは、コーチングに分類します。

質問というのは外部の刺激です。

 

カウンセリング的な聞き方は特殊なことがわかります。

クライアントさんの意識と潜在意識の対話を手伝うことがカウンセリングだからです。

クライアントさん本人が自分で気づくこと、つまり意識と潜在意識がつながることがカウンセリングなのです。

そのために、話を聞くという行為が大切になります。

カウンセリングは、クライアントさんの自己との対話を深く深くしていく技術です。

内面を掘り下げていく作業なんです。

 

普段の会話は、掘り下げない工夫が無意識にされています。

暗黙のルールがあります。

自分の内面を表現することは時として傷つきやすいものだから。

 

カウンセリングで大切な技術は3つあります。

次回からはその3つの技術について書いていきます。

お楽しみに。

 

 

一般的なキネシオロジーの基本はカウンセリング的な技法です。

僕の使うキネシオロジーは王道から外れていて、コ・クリエイティビングなキネシオロジーに発展していっています。

話し手と聞き手で新しい世界を創りだすことを意図しています。

ここで書いたコンサルティングからセルフ・カウンセリングまですべての技術が統合されています。

聞く講座をまとめていてハッキリとわかりました。

みんなと違うと感じていたのが悩みだったんだけど、ワンアンドオンリーな強みに変わりました。

こういうのがライティングによるセルフ・カウンセリングです(笑)

 
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その6)

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前回は聞く時のメンタリティについて語りました。 

第6回目は聞き方の理論的なことを考えてみます。

演劇の世界を知り、書き言葉と話し言葉の違いを知り、話し言葉にもたくさんの種類があることに驚きを覚えました。

劇作家演出家の平田オリザさんの著書である演劇入門は、演劇の本ながらに人から話を聞くことが大切な職業にオススメな1冊です。

演劇入門に話し言葉の地図があります。

「意識」という視点で話し言葉を分類されています。

上に行くほど意識的に話をしていて、意識しているとは、簡単に言うと「話す前に、どのくらい話す内容を決めて話しているか」の違いだそうです。

その一部を抜粋します。

  1. 演説 (address)
  2. 談話 (speech)
  3. 説得・対論 (debate)
  4. 教授・指導 (teach)
  5. 対話 (dialog)
  6. (挨拶) (greeting)
  7. 会話 (conversation)
  8. 反応・叫び (reflection)
  9. 独り言 (monologue)

上から下に社会的な話し方から個人的な話し方になっています。

人の話を聞く人が使う言葉は、(4)教授・指導から(9)独り言です。

 

強引に分けるとすると

コンサルティングは(4)教授です。

カウンセリングの場合は(9)独り言です。

コーチングは(8)反応・叫びです。

 

(5)の対話は非常に難しい扱いです。

使っているけれど必要不可欠なものでもないのです。

対話はお互いの中で共感が生まれて新しい価値が生まれるのが対話だからです。

インタビューや対談は、この対話が起こらなければつまらないものになる場合も多いです。

僕の好みは分野が違う人たちが対話をすることで、何かが生まれることに価値を感じるからなんですね。

 

(7)の会話はわかりあっている人たちとの話し方です。

お互いがわかっているからこそ、必要最低限の言葉のやり取りになります。

「あれどこいった」

「あぁ、あれね。」

で話がついてしまう。

第三者からはわからないのが会話だったりします。

 

他人に話をする人が苦手な人は、この会話しかできていないからだったりします。

自分のことをわかってくれる人としか話すことがないからです。

前提を説明しなくてもわかってくれるから話す必要がないからです。

文脈を理解してくれているし、コンテキストが同じだと説明は不要になります。

社会的になると前提条件が変わります。

初めから全部話をしないと伝わらないことがでてくるのです。

これはだんだんと大人になる過程で、自分と知らない人と話す機会が増えていくと自然に身につく場合もありますが、意識しないと身につかないところでもあります。

 

日本は明治になるまでは、同じ土地で生まれて同じ土地で死ぬ人がほとんどでした。

人間の移動は、ほぼなかったのです。

そうなるといちいち自分のことを説明しなくても、みんな自分のことを知っている人たちばかりだったのです。

言葉によるコミュニケーションは最低限で良い社会でした。

ところが鉄道が走り、車が走り、多くの人が移動できる社会になりました。

生まれた土地が違えば、言葉も違うし、文化も違う。

そこで混乱が起きるので、標準語が生まれ、全国放送や教育が同じように行われるようになりました。

 

さらに今は国際社会になり、他の言語があり、他の文化あり複雑になっています。

日本も成熟社会になっていき、みんな同じから、みんな違うという多様性の生活増えてきています。

日本人というだけでわかりあえると信じていた時代が終わりました。

お互いの当たり前が当たり前ではなく違うものになってしまったのです。

だから今、コミュニケーションが大事だと言われているのです。

 

ちなみに夫婦というパートナーシップもコミュニケーションが重要です。

大好きという恋の時代では、相手のことが見えているようで見えていない。

結婚して共に暮らすと自分と相手の違いが見えてくる。

自分の当たり前が相手の当たり前と違うことに呆然とします。

違いが我慢できずに離婚する人もいるくらいです。

例えば、歯磨き粉のチューブを、真ん中から絞るか、端っこから絞るかで大げんかになることもあるんですよ。

成田離婚なんてのも流行った時代があるのは、お互いの違うを受け入れることができなかったんでしょうね。

 

僕のセッションでは、初めて会った方にはカウンセリングの時間を長く取ります。

それは、相手の話している日本語の文脈を理解するためです。

同じ日本語でも意味が違う場合がありますからね。

どんな言葉を話し、どんなことに価値を感じ、どんな思考を持ち、どんな振る舞いをするのか。

相手と調和をするためなんですね。

 

長くなってきたので、次回に続きます。

話し言葉の地図から聞き方の地図を作ります。

英語だとlistenとhearです。

日本語だと聴くと聞くです。

言語って面白くて決して同じ意味ではなくブレがあるのです。

文化的な微妙な差があるのです。

これを話し言葉と合わせて新しい分類を試みます。
■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
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■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方を個別にサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
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■セラピスト起業コンサルティング
10年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その5)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

相づちについて、バリエーションだったり(第1回)、ジェスチャーだったり(第2回)、リズムだったり(第3回第4回)とこれは、テクニック的なことを伝えました。

聞くということを意識的に感じてもらうために技法を伝えました。

人間というのはそれそれ感受性を持っているので、実際に意識してやってみて感じることがとても大切です。

聞くという行為は当たり前にできると思っているからこそ、実際にやってみることが大切になります。

講師が嘘を言っているかもしれないから自分で確かめることが大切です(笑)

自分でやってみて感じて考えることに価値があります。

 

今回は、相づちも含めて、聞き上手になるために必要な3つのメンタリティについてお話しします。

1つ目は、話し手に対して、興味を持つことです。

どんな話なんだろう?

どんな人なんだろう?

何が伝えたいのだろう?

どんなことでもいいのです。話し手に興味を持つのです。

聞き上手の人は、他者に興味を持っています。

 

話し下手な人はどうなっているかというと他者に興味がないのです。

自分に興味を持っているのです。

自分に興味関心がある人は、話を聞いているうちに、いつの間にか自分が話し手になっていることが多いです。

他者の話を聞くのではなく、自分の話をしたがるのです。

 

自分に興味関心がある人は、人の話を聞いていません。

昨日のテレビ面白かったな、次に何を食べようか、自分の空想を楽しんでいます。

相手の話始めを聞いて、自分だったらこう思うということや、自分だったらこう話すとか考えている場合もあります。

自分のことを考えていると相手の話を聞く余裕は少なくなっていき全くなくなります。

 

以前にファーストフードで隣に座っている女の子達の会話がすごかった。

3人の人が別々な話をしているのです。誰も聞いていない。

会話として成立していなのです。

同じ空間にいながら、別の話をしている。

そして、相手が何も反応していないことを気にしている様子もないのです。

三者三様の青年の主張をしているような不思議な空間でした。

そんな話にもついつい興味を持って、なんでこんな話し方になるのだろう?と色々と推測をしてしまいました。

結論としては同じ場に仲間がいることだけで満足しているらしいということです。

これはお互いをよく知っているからこそ成り立つ会話です。

 

長年連れ添った夫婦でもこんなことがあります。

お父さんがほとんど何も言わないのに、お母さんはちょっとした仕草から察して、お茶をだしたり、リモコンをとったり、新聞を差し出したり。

 

家族でもありますね。

子供があれが欲しい、これが欲しいと言わないのに、両親が察して、ケーキやジュースをだしたりします。

会話がなくても望むものが手に入る。

そうすると自己主張が健全にできなかったり、コミュニケーションがとれない人に成長するという研究報告もあったりします。

 

話す必要もなければ聞く必要もない人たちの会話3例でした。

話が脱線しています(笑)

 

話し手に興味を持つことが大切です。

興味を持つことで、話をよく聞くことができます。

 

2つ目は、自信を持つこと。

相手の話を聞くことができるという自分に確信を持つことです。

話を聞くのが苦手だとか、話を聞くことができないとか、恐怖の感情にのっとられないことです。

怖がっていると興味の関心は自分自身に向けられます。

相手がいるのに相手のことが見えなくなってきます。

つまり人の話を聞けない状態になるのです。

できると信じることも大切です。

 

3つ目は、調和すること。

相手にチューニングを合わせることです。

呼吸が合うといいますが、人は他者と調和する力を持っています。

呼吸を合わせていくためにも相手をよく観察することです。

息づかい、言葉の選び方、振る舞い、態度など、よく見るのです。

聞くためには見ることがとても大切なのです。

体全体の感覚すべてを相手に合わせるのです。

これは相手への興味にもつながっていきます。

 

まとめると、聞き上手になるための3つのメンタリティは興味と自信と調和です。

相手に興味を持つこと、自分に自信を持つこと、相手と調和することです。

この3つに焦点を合わせると聞く力がグッと増します。

どれか1つに絞れというならば、相手に興味を持つことが聞き上手への第一歩です。

 

次回第6回は、話し方、聞き方について考えてみます。

 

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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その4)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

第4回は前回に引き続き「相づちの音楽学(その2)」です。

聞くことは相づちに始まり相づちに終わるというくらいに深いところです。

 

この相づちのリズムは、テンポだけでなくタイミングもあります。

実際に例をだします。

横軸を時間と考えてみてくださいね。

次郎くんが話し始めるタイミングに注目です。

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」

次郎くん:            「そうだね。」

言葉を聞いてからのタイミングで相づちを打っています。

普通はこんな感じ。

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:                      「そうだね。」

相づちをゆっくりにすれば、こんな感じになります。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:       「そうだね。」

これは、話が終わらないうちに相づちを打つ例です。

いわゆる食い気味というやつです。

話し手は、どう感じるでしょうか?

 

聞き手は話し手が終わったことを確認して相づちを打つのです。

話し手の相づちを打つタイミングが決まると、どんどん気持ちが良くなって、どんどん話したくなります。

つまりタイミングの良い相づちは、会話の気持ち良さが断然違います。

 

相づちのリズムは話し手の心理に影響を与えます。

気持ちよく歌っている気分になるかのようです。

歌いやすくなっていきます。

話し手が歌っているのを、聞き手が手拍子をとって聞いているのです。

気持ちがゆるんで、心が開いていきます。

話し手も聞き手も、どんどん気持ちよくなって歌が続いていきます。

会話は共同創造になります

 

聞き手のテンポとタイミングが会話のリズムを作り出します。

すべては聞き手しだいといっても過言ではありません。

 

話し手の人がリードして会話を作っていると思いがちですが、実際はそうではないのです。

聞き手の人が対話を作り出しているのです。

主導権は聞き手の人が握っているのです。

 

聞く人がいるから話す人がいることができるのです。

だって聞く人がいなくなったら、それはただの独り言です。

そういう会話をしている人もいますが・・・

 

他者がいても無視して自分の言いたいことを言っている人は演説ですね。

駅とかにいますね・・・

 

会話は聞き手が創りだしています。

これはクリエイティブなことです。

 

相づちのタイミングをいろいろと試して下さい。

太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん:         「そうだね。」
次郎くん:          「そうだね。」
次郎くん:           「そうだね。」
次郎くん:            「そうだね。」

この相づちのちょっとの差のタイミングで話しやすさが大きく変わります。

話し手が気持ちよさそうに話せるように相づちを打ってみてくださいね。

相手が気持ち良くなっているかの目安としては、自分が気持ち良く聞けているかがカギとなります。

これが積極的な聞き手の姿勢です。

話しを聞くのが楽しくなるコツのひとつです。

 

次回第5回は、相づちを打つ時のメンタリティについてお伝えします。

 

■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
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■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方を個別にサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
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10年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
セラピストなど相談業向けで独立起業したい方向けのプログラム。
自分らしく確実に起業したい方にオススメです。
http://homepage2.nifty.com/f-style/enjoystarbusiness.htm

■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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聞くことが楽しくなるカウンセリング講座(その3)

聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。

聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。

聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。

プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。

 

第3回は前回に引き続き「相づち」です。

聞くことは相づちに始まり相づちに終わるというくらいに深いところです。

相づちの言語学行動学に続き今日は音楽学です。

 

話すことはリズムを持っています。

ラップは話すことを音楽として楽しんでいますね。

もともとはマルコムXやキング牧師の演説が音楽のように聞こえるというところから始まったみたいですね。

日本でもラップは最初は違和感があったんだけど、今は日本語ラップも確立されてきました。

民族的特有のリズムや言語的にもリズムが違うので、それをそのまま当てはめても音楽にならないのです。

英語は3拍子だし、日本語は2拍子だったりもします。

世界の音楽のリズムの違いは、言葉によるものがとても大きいです。

 

話す言葉は、リズムを持っています。

その人独自のリズムを人は持っています。

話す速度のことをテンポと呼びます。

テンポが早い人、遅い人がいますね。

「こんにちは」

「こ ん に ち は」

「こ  ん  に  ち  は」

文章でリズムを表現しました。

なんとなくイメージつきますよね。

ちなみにだんだん遅くなってきています。

 

人によっては

「こん にちは」

みたいなテンポを持つ人もいます。

 

相づちもリズムが大切です。

聞くことは話す人がいるから成り立ちます。

聞き手と話し手の共同作業なんです。

 

音楽学的にいえば、話し手はメロディを作り、聞き手はリズムを作ります。

ふたりで作品を作るのと同じです。

 

一人で話すときにはテンポが関係してきます。

二人で話すときにはタイミングも関係してきます。

聞き手の相づちをうつタイミングがカギとなります。

では、具体的に相づちのタイミングを考えていきましょう。

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ う だ ね。」

これはふたりのテンポが同じの相づち。

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そうだね。」

聞き手のほうがテンポが早いです。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ  う  だ  ね。」

聞き手のほうのテンポが遅い時もあります。

話し手はどう感じるでしょうか?

 

どのテンポが話し手が気持ちよいでしょうか?

 

テンポが同じ方が話しやすいのです。

つまり最初の

太郎くん:「今 日 は 天 気 が い い ね。」
次郎くん:「そ う だ ね。」

これです。

自然と会話が上手くいく時には、自然とテンポが同じになります。

同調していくのです。

話し手のテンポに合わせて相づちを打つのが気持ち良く話してもらうコツです。

話し手の話すテンポに合わせることは、聞き手が話し手を尊重していることになるのです。

 

テンポを合わせているうちに、呼吸があってきたり、心臓のリズムも同じように同調していくのです。

すると話し手と聞き手の心理的な壁がだんだんと薄くなっていきます。

話しやすい雰囲気になっていきます。

 

話し手のテンポがゆっくりな時には、聞き手のゆっくりと合わせていく。

話し手のテンポが速い時には、聞き手もそれに合わせて速く話していく。

これが聞き上手への道ですね。

 

あまりも相手が緊張していて速く話しがちだなと思ったら、聞き手はちょっとゆっくりに相づちを打っていく。

すると話し手もゆっくりと話すようになっていきます。

落ち着いていくのです。

これは上級技ですね。基本は相手に合わせたテンポで話すことをオススメします。

 

人はそれぞれ独自のリズムを持っています。

まばたき、呼吸、心臓、体内時計、シナプス、神経、リンパ、生理、脳脊髄液・・・様々なバイオリズムがあり、太陽、月、波の音、四季などの外部の周期リズムの影響を受けています。

調べていくと興味深いものがあります。

 

その相手のリズムに自分のリズムを合わせることは、相手と自分を調和同調していくことにつながります。

共感とつながっていくのです。

相手を感じやすく理解しやすくなるのです。

 

誰かと話しを聞くときに相手のテンポを意識してみて下さい。

思わぬ発見があるかもしれません。

 

長くなってきたので、音楽学(その2)に続きます。

リズムのタイミングについて語ります。
■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ライフチェンジプログラム
人生をスムーズに変えたい局面にいる方を個別にサポートします。
体系的に自分自身を見つめることで在り方が変わり未来が変わります。
自分らしく生きることを選びたい方にオススメです。
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

■セラピスト起業コンサルティング
10年愛されるプロのセラピストになるための個人向けサービスです。
セラピストなど相談業向けで独立起業したい方向けのプログラム。
自分らしく確実に起業したい方にオススメです。
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■ソース ワークショップ
好きなことを仕事にし、好きなパートナーと共にいて、好きなライフスタイルを送るためのワークショップです。
ワクワクという自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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