インからアウト

地域の物語ワークショップを受けていての番外編。

演劇やダンスなどの身体表現系のワークショップにでていて思うことがある。

感性を研ぎすましたり、新しい視点を手に入れたりするメソッドは多々ある。

つまりインプットの部分。インプットやアウトプットの扉といってもいいか。

その部分を磨く方法はあるんだけど、そこからインプットからアウトプットに切り替わるメソッドが少ないように思う。

インプットとアウトプット間には、日本海溝くらい深い溝がある。

何かスイッチみたいなものが人間の中にないのだろうか。

表現するという行為は本来、自然に備わっているものなのだろうか。

ただ、過去の体験から封印してしまっただけなのだろうか。

 

 

僕の興味は、自己表現をするためにはどうしたらいいのか?

その方法を知りたいし、表現そのものに興味があるのです。

 

仕事というのも自分を表現する場だと思っています。

好きなことを仕事にするために表現って最高に面白いテーマだと思うんですよね。

何を社会に表現したいのか。

 

すべてはここから始まる。


話を聞けない大人たち

地域の物語ワークショップ6日目。

今日は参加者がいつもよりも少ない。

地域の物語総合プロデューサーである なるさん が来ている。

いつもとはまたちょっと違う雰囲気なのも良い。

 

今日も体ほぐしからスタート。

重力とイメージを使って体全体をほぐす。

最初は床に寝てアメーバーのようにゴロゴロ。

地面に対して体の接地面積をなるべく増やして体を動かす。

体って不思議なもので、外側に伸ばすだけでなく、内側に寄せることでリセットされる。

「寝相が悪いのは良いこと。なぜならそのことで体を調整している。」と言ったりしていることが腑に落ちる。

必要以上に骨がでている部分がちょうどひっこむ。

様々な筋肉は絶妙にストレッチされる。

感じたままに動かすことで、普段伸ばさない所も伸びていく。

いつも正しいとされているフォームとは違い野性的なストレッチにもなる。

 

進行役のたっちゃんの誘導で、この低い姿勢から、中くらいの姿勢、高い姿勢で、またゆったりと動く。

今度はイメージも使う。

例えば、右手を伸ばしていく。

さらに伸ばしていく。

空間を感じて伸ばしていく。

部屋の壁にふれるくらいに伸ばしていく。

劇場の外の空間にも伸ばしていく。

 

脳はイメージを理解する。

自分の体の外側のものも自分のものとして認識をしていく。

 

目で見ると限界を感じて、イメージが崩れてしまう。

目で見ることが脳を現実に引き戻す。

するととたんに体は縮んでいく。

実物よりも小さくなってつまらなく見えてくる。

イメージで遠くを感じて動いている時には、枠を外して自由に見えるのだ。

 

人の感じる意識は球体だ。

見ていない世界を感じることができるとその反対側の空間も自分のものになる。

そして、上からも自分を俯瞰することができる。

ゾーンやフロー状態に入ることができる。

脳って面白い。

話を元に戻します。

 

30分くらいやったのか。汗だくになる。

僕は体を感じて動かすとエネルギーを大量に使うのだ。

周りをみるとみんな風呂上がりのような気持ちが良い顔をしている。

誰かがヨガを存分にやった時と同じような状態だと言った。

まさにその通りだ。動く瞑想状態のような感覚だ。

 

この一連の動作を見ていた人の感想で「たっちゃんの指示に従わないで自由に気持ち良さそうに動いていた。それぞれの動きが面白くそれぞれが良かったし、全体的にもつながりが見えたりもした。」というようなことをおっしゃっていた。

そうだ。

みんなを見ていて思っていたことがあってそれは

「みんな話聞いてないな。」

ということ(笑)

話を聞いている途中で、自分の世界がパァーっと広がり自由に動いている人が多い。

きっと学校や社会で苦労することもあるかもしれない(笑)

それが許される場なんだ、ここは。

表現の世界はキャパが広い。それとも地域も物語だからか。

 

そして、昨日のパフォーマンスを制約を増やして行う。

5本の平行をラインを引いてその上でのパフォーマンス。

僕は動きというよりも直立不動で詩を読む。これが気に入っている(笑)

ただ、立っているだけだと人と絡めないし、参加できない。

これをできるだけ崩さずに人と出会えるか。

頭をフル回転で考え、体もフル回転で感じる。

今回のテーマは「ふたり」。

僕は「ふたり」を意識したら「ひとり」の感覚が強くなった。

でも、どこかで「つながり」を求めている自分もいる。

何かが生まれるからだ。

出会って分かれる。

その一瞬の輝きが「ふたり」の良さなのかもしれない。

 

制約からアイデアが生まれる。

それが楽しい。人間が持っている能力なのかもしれない。

制限を楽しむこともできる。

そこから何かが生まれ、自由になれるのかもしれない。

作品を鑑賞中 写真はこのダンスを映像で見る会。立ち方で誰がダンサーかわかるかも。

 

そうそう、途中で何回か輪になって話をした。

僕自身は劇場での発表でどうするか全く考えていない(笑)

でも、考えている人が多いようだ。どうするのかを。

僕はただただ楽しんでいるだけ。

まとめるのは進行役や学芸の人がなんとかするでしょう、みたいな。

ふと、思ったのはブレインストーミングと同じだ。

いろいろとアイデアをだして可能性を探る段階と、だしたアイデアを取捨選択する段階の2段階がある。

今は、アイデアをだして可能性を探る段階だと思っている。

その時のポイントは楽しむことだ。

楽しければ体がゆるみ頭も柔らかくなりアイデアが生まれやすい。

自分も他者の否定せずに肯定のエネルギーはアイデアを生み出すのだ。

 

最初から完成形をイメージしすぎると予定調和になる。

イメージと同じでどれくらい広げられるかは鍵となる。

それにはゴールをあえてみない勇気も必要なんだろう。

 

あっ宿題のメールがきた。

竜也さんより ・・・・・・・・・・
1)「ふたり」からイメージする「短い動き(振り)」を3つ考えてきてください。
具体的な動きでも、抽象的な動きでもかまいません。
次回のワークショップで、一人ずつ発表する時間を設けます。

2)前回の宿題で出していただいたアウトプットの形をかえたいという方がいらっしゃいましたら、つくりかえて次回発表していただければと思っています。
・・・・・・・・・・

そんもんできるかっ!と思いながらもきっとマジメに作っていくだろう僕(笑)


100%与えるという勇気

先日、某所の集まりで久々に耳を疑う話を聞いた。

その方はコンサルタントの人なんだけど・・・

「お客さんに自分が知っていることをすべて教えてできるようになったら、お払い箱になってしまう。だから全部教えることはできない。」

と。

「そ、そ、そうなんですか。」絶句してしまいました。

 

僕はメンターに

「クライアントさんには、100%与えることが大切。良くなってもらって、卒業していってもらうのも大切なんだよ。勇気がいるけれどね。」

と言われて実践していたからです。

なぜ勇気がいるのか?

それは「新しいクライアントさんに選んでもらえない。」という恐怖があるから。

だからこそ「今までのクライアントさんを手放してはいけない。」という強迫観念があるんです。

生きるか死ぬかに近い本能的な恐怖にしばられて無意識に束縛をしている人もいるのです。

 

「出し惜しみなく100%与えたら気持ちが良いよ。そのほうがどちらも幸せになれるから。」と伝えたかったです。

タイミングを逃してしまいお伝え出来なかったのが心残りです。

 

入学があれば卒業もあるのです。自然な流れに逆らわず、いつも全力でいたいものです。

 

好きだからこそ100%できる。
■2月16日(土)17日(日)ソース・ワークショップ
自分のワクワクを発見し、好きなことを仕事に、好きな人をパートナーに、好きなライフスタイルを送りたい方に
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ふたり(地域の物語WS5日目)

地域の物語ワークショップ5日目。

今回は宿題がでていた。

街なかの「ふたり」をじっくり観察してきてください。
そして、自分の好きな形でアウトプットしてきてください。

う〜ん。難しい宿題でした。パスしようかなと思ったり(笑)

朝ちょっと早くでてドトールで1人作戦会議。

「ふたり」でいる人がイメージよりも少ない。そして、「ふたり」でいるのに「ひとり」を感じることを詩を作りました。

詩を作るなんて・・・夢にも思わなかったわ・・・

 

今日は、るいるいの先導で体ほぐしからスタート。

ぐるっと輪になって隣の人の足を揉みます。

自分の目の前にで揉み解している足は隣の人の足。自分が揉まれているのはその逆隣の人。

目の前にあるのが自分の足でない不思議。自分が揉んでいるのとは違う反応が起きている。3つの足が脳内で解け合っている感じでした。

ぐるっと輪になっているので、全員が全員の脳に影響を及ぼしているんだろうな思ったり。

不思議な一体感でした。

 

そして各自の宿題の作品を見合いました。

あみだくじでトップバッター。

何も説明せずに、ただ詩を読む。

説明しちゃうとつまらなくなるんだよね。言葉にひっぱられてその場を見るのが難しくなる。

説明は後でもいいし、なくてもいいと思うのだ。

 

発表は、十人十色。何を観察しているのか、どう表現するのか、バリエーションは無限にありますね。

見ていて思ったのは、自分の目で観察して表現した人と、イメージや記憶を膨らませて表現した人の差があったこと。

自分の目で観察して(インプット)、表現をする(アウトプット)人の作品は、つながれた感じがあったんです。

その場にその人そのものがいたという感じ。

ところが、記憶から表現する(アウトプット)人のは、何か分離している感じがしたのです。

その人の中のイメージの中で、その人のイメージが演じているので、何か別世界の僕にとって関係ない話に見えたのです。

演じられているのは記号化された無機質なもの。

同じように感じたのは、人の目を通したものを見て、表現をした人も同じように感じたのです。

その人がその場にいない感覚。いるのにいない感覚。

 

「リアルに体験したことしか伝わらない。」という言葉を思い出す。

 

自分が経験したことって思っていた以上に重要なことではないかと再認識しました。

演劇全く関係ないですね(笑)

 

その後、それぞれの作品を同時多発で行なったり。演出をつけていろいろと試したり。

かなり面白かったみたい。自分では全く見えないから。

 

これはビデオで撮影していたので明日見るらしい。

また何をするのか楽しみだ。

もらったチョコ

「ふたり」って何だろう?

これも考え続けたい。


起業支援(その6)

ワークショップデザイナー育成プログラムの同窓会に参加してきました。

そこでグループワークがあって、「ビジネス系ワークショップ」で集まり話をしました。

企業研修が仕事の人、人事系の人、アーティスな人たちがいたりしました。

対話の中でふと違和感を感じたのです。

 

あれっ?仕事を楽しいと感じている?

 

ということを。

社会通念として「仕事は大変だ」と思っている人が多いように思えます。

自分を犠牲にしてお金をいただいている感覚があるのではないでしょうか。

僕も会社員時代はそうでした。

我慢代としてお金をもらっているんだとどこかで感じていたのです。

それがわかったのは、会社を辞めて好きなことを仕事にして、しばらくしてからわかったことです。

 

仕事はその人の価値観を現しているので興味深いものがあります。

 

起業支援でしたいことは、「仕事は楽しい!」ということを知っ実感してもらいたのです。

仕事は大変、遊びは楽しい。

ではないのです。

 

楽しいことを仕事にする。仕事を楽しいものにする。

 

どちらもあるのです。

楽しいだけじゃない?そういう人もいるでしょう。

もしかしたら楽しく仕事はできるかもしれません。

そう考えてみるのもスタートです。

 

僕は仕事は楽しくするものだと思っています。

いろいろあるかもしれないけれど、前提に仕事は楽しいとするほうが楽しいです。

僕はものぐさな面も持っているので、楽しくなければ仕事はできないのです。

このものぐさな自分にやる気スイッチを入れるのがワクワクという感覚なんですよね。

 

起業支援を通じて、仕事を楽しいと心から思っている人を増やしていきたいと思っています。

 

まずはワクワクのスイッチを見つけましょう。
■2月16日(土)17日(日)ソース・ワークショップ
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起業支援(その5)

サラリーマン脳と経営者脳があることにある時に気づきました。

サラリーマンと経営者の考え方があきらかに違うのです。

会社にいる時にも、管理職ではない人でも経営者のふりをして分析して語っている人は多いです。

僕もそうでした(笑)

実際に会社を辞めて、個人事業主として活動したら、いかにその時の考え方が幼かったのはよくわかります。

ここでのキーワードは考え方、つまり思考法です。

 

例えば、

問題があって、それに愚痴を言うことはバイトでもできる。

解決策を提案することができるという考え方もある。

解決に向けて自ら行動してリーダーシップを発揮する方法もある。

 

言動から自分がどの段階でいるかでその人の在り方がわかるのです。

 

僕自身は、サラリーマン脳から経営者脳に変わるまでに3年くらいかかっています。

そしてそれからも進化を続けています。終わりがない成長ですね。

 

考え方って学んでわかることもあります。知識として知っている段階。

実際に体験をして、腑に落ちたという智慧の段階もあるんです。

さらには、人に伝えることができる段階もあります。

この伝えるという行為も深いです。

どのように伝えたり教えたりするかはとても難しいことです。

それは人それぞれの経験が違うからなんです。

 

わからなくても学んでおくということの必要です。

この時には受取力が必要になりますね。

素直な心です。

 

全部自分の中に取り入れてから、疑問を抱んです。自分の体験から検証することが大切です。

ただ、疑っているのもサラリーマン脳なんですね。

言葉って便利なようで不便。

伝わっているようで伝わっていないのです。

真意は何か、本質は何か、それに耳を傾けることも重要です。

 

サラリーマン脳から経営者脳に変わるためには学べばいいのです。

そして実体験で経験を積むことです。


起業支援(その4)

起業というのは起業する人だけが関係しているのでしょうか?

そうでもないんです。

会社に勤めている人も起業家精神は必要なんです。

起業家精神を持っている人を会社に例えると「自分株式会社」という言葉に象徴されます。

 

仕事のやり方を考えると、会社員か自営業というように2つに分けられます。

この違いは何でしょうか?

仕事の成り立ちを考えれば、全員が自営業だったのではないでしょうか?

1人で仕事をするよりも集団でやったほうがいいと誰かが気づいて組織を作ったのでしょう。

それが会社の原型です。1人でやるよりも複数でやったほうがいいという利点があるからです。

仕事の種類によっては、個人でやるほうがいいのか、会社という集団でやったほうがいいのか。違うのです。

例えば、ダムを造ったりするのは、きっと個人では無理でしょう。

様々な技術を駆使している製品を初めから作るのも難しそうです。

役割分担をしてお互いが得意なことをして協力しあえるのが会社の最大のメリットです。

会社に属していてもいなくても自分株式会社は成り立ちます。

 

会社内でも自分株式会社でいるというのはどういうことでしょうか。

僕が会社に勤めている時に感じていたのは、時間を会社に売っているという感覚。

時間給のバイトと同じでした。

これは、自分株式会社の考え方ではありません。

では、自分株式会社を自覚している人はどんなメンタリティなのでしょうか。

自分が会社に対してもサービスを提供しているという感覚です。

与えられた仕事をするだけでなく、自分から仕事を作っていくような。

自分が他者に与えられるか考えられるかがポイントになります。

僕は会社員の時には、「会社は何もしてくれない」という不満を持っていたんですが、今となっては恥ずかしい話です。

 

これからの時代は、もしかしたら会社もなくなるかもしれません。

会社がなくなってしまったとしても、仕事をしていくことができるのか。

会社から離れたとしても誰かから仕事を頼まれるとか、誰かを集めて仕事を立ち上げていけるとか、何もできないかもしれないけれどいつも呼ばれる存在であるとか、会社に関わらず仕事ができる能力は必要になるでしょう。

雇われなくても仕事ができるという力が必要になることでしょう。

そんな人が会社にいたら。会社にいても自分らしく仕事をしている人もたくさんいます。

会社の垣根をこえて活動している人もいるのです。

これからは個人が活躍できる時代となり、プロジェクト毎に人が集まり、プロジェクトが修了すれば解散する。

一人でも仕事ができるし、大勢でも仕事ができる。

そんな力が必要な時代がきていると思います。

自分株式会社。自分で選択して責任をとることができるような力が必要になると思っています。

僕の起業支援は生きる力を養うサポートです。

#起業支援のサービスの案内はもうちょっと待って下さいね。

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起業支援(その3)

僕の想定している起業支援どんな人が対象かいうと、「好きなことを仕事にしたい」という人です。

好きを仕事にできるというのは、今の時代の今の日本だからできることです。

親の世代などの先人のお陰で物質的にとても豊かになりました。

ありがたいことです。

次の世代に僕を含めて今の大人が何ができるかといえば、仕事に生き甲斐を持ち、人のために役立つ仕事をし、多くの時間を笑顔でいることではないでしょうか。

人生の中で一番時間を使っているのは仕事です。

英語で忙しいはbusyであり、仕事は Businessです。ビジーとビジネス。仕事とは忙しくしていること、つまり多くの時間を過ごしていることです。

多くの時間を過ごすのであれば、好きなことを仕事にして、好きなことに時間を投入したほうがいいと思いませんか。

ただ、自分が好きなことだけしていればそれは仕事になるのか?

そんなことはありません。趣味ということもあるでしょう。

 

僕にとっての仕事を定義すると、

「仕事とは他者の役に立つこと」

です。

 

仕事といった場合には他者が関係してきます。

他者をどれだけ喜ばすことができるのか。

当たり前なことなのですが、忘れがちになることも多いことです。

自分だけのことを考えているだけでは仕事にならないのです。

いつでも他者の存在も感じる必要があるのです。

さらには、その先にある社会も感じる必要がでてきます。

自分が笑顔でいて、自分と関わる他者が笑顔でいて、その先にある社会の人たちの笑顔を想像することができるのかが鍵となります。

 

好きなことをしているとワクワクしてきます。

このワクワクという感情がとても大切です。

このワクワクという感情が他者に伝染していきます。

ワクワクしている人の話って興味を引かれるのです。

ワクワクしている人を見ているとこちらも楽しくなってきます。

そして、やってみようかと思ってしまうのです。

 

子供たちに「どんな仕事をしたい?」という質問をすると元気に答えてくれます。

その答えを聴いていると、楽しそうに仕事をしている大人を見ることで、その仕事がいいなと思うようなんです。

子どもが憧れを持つのは楽しそうにしている大人なんです。

 

僕も楽しそうに仕事をしている人を見るのは好きで、何がいったい楽しそうなんだろう?と興味をひかれます。

仕事にするくらい好きなことをしている人ってそれだけで魅力があるんです。

そんな人にいろいろと教えてもらいたいのです。

 

例えば、僕の場合、大人になってから演劇に興味を持ちました。

演劇って当たり外れがあって、ほとんどが外れで面白くないという話も聞いていました。

興味を持ったことは好きでありたい。そう思ったんです。

幸いにも演劇を楽しそうに仕事にしている友人が多々いました。

どんな演劇を見たらいいのだろう?相談をしました。

すると、「こういうのがいいんじゃないかな」と教えてくれます。

「この演劇はね・・・」と見る前から前のめりで語ってくれます。

作家さんや俳優の背景の話まで教えてくれます。

しかも観劇の後も一緒に飲みに行ってくれたりして、いろいろと教えてくれました。

劇場のバックヤードまで見せてくれたりもしました。

僕は思ったんです。

好きな人が語る話には力が宿る。

と。

お陰で演劇が好きになりました(笑)

楽しみ方も知ったし、ご縁がご縁を生んで舞台に立つこともできたり。

 

好きなことを好きなだけして、他者にも喜ばれる。

子どもに憧れられるような大人になる。

そんな起業をする人を応援しようと立ち上がりました。

 

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起業支援(その2)

自己成長も僕のライフワークのひとつです。

起業と自己成長って関係あるのでしょうか?

 

僕は学びが好きなので本を読む他にも様々なコミュニティで出入りしていました。

実際にいろんなことで学びを深めていきました。

そこで、様々な人たちを観察していてわかったことがあるのです。

成長する人と同じところに留まっている人がいるのです。

その人たちは、基本的にはよりよくなりたいと思っている人たちです。

でも、2通りの人たちがいるのです。

人の状態を3つに分けて考えます。

1)マイナス状態
2)ゼロ状態
3)プラス状態

です。この状態から目的別に書くと以下の3つのような人がいます。

1)マイナス状態からゼロ状態を目指す人たち。
2)ゼロ状態からプラス状態を目指す人たち。
3)マイナス状態からプラス状態を目指す人たち。

そういう人たちが学びの場にいます。

ところが実際にはどうなっているかというと・・・

1)プラス状態の人がさらにプラスになっていく。
2)ゼロ状態の人がゼロ状態に居続ける。
3)マイナス状態の人はマイナス状態に戻っていく。

というようなことが多いのです。もちろん例外はあります。

特にマイナス状態の人でゼロ状態に近づくとマイナス状態に戻っていくパターンが多くあるのです。

このパターンは現代における苦行ではないかと思っています。

 

プラスをプラスにできる人とそうではない人の差は何か?

 

ずっと観察を続けてわかったことがひとつあります。

プラスをプラスにできる人は分かち合いをしている人なんです。

つまり、自分が得たプラスを社会に還元すると決めている人たちです。

 

自分と向き合い得たことを社会に還元していく。

社会に還元する時ということは社会貢献です。

社会に貢献するということは仕事になるということです。

 

実際に仕事として還元している人たちは、よりよくなるという方向性に進んでいました。

還元する方法としては、仕事が一番わかりやすく簡単なことです。

 

自分のためだけに自己成長をしようとする人たちはどこかでつまずいて元の状態に戻ることが多い。

ところが、他人のためにも自己成長しようとしている人たちは、自らも成長しながらも周りの人も成長させていくのです。

 

自分の問題を解決したらそれは社会に還元すべきことなんです。

それが健全な態度だと思っています。

 

起業するということも様々な問題は起きるのです。

その問題をひとつひとつ丁寧に向き合うことで成長が加速していきます。

起業することで、様々な壁にぶちあたります。

それを乗り越えていくことで成長するのです。

自分と向き合わなければならないこともたくさんでてきます。

感情的な問題、思考的な問題、行動的な問題、環境的な問題・・・

ひとつひとつ向き合って乗り越えていくことで自分が磨かれていきます。

また、その過程も周りの人たちに勇気や希望を与えることにもなるのです。

起業というのは新しい自分に出会う旅なのです。

それは挑戦しがいのあるの大切なことだと思っています。

 

起業という時をよくみると、業を起こすと書きます。

自分の業を見つめることで、精神的にも物質的にも豊かになる道だと僕は思っています。

起業することは自分の可能性を追求することであるし、社会貢献であるし、自分を磨いていくことにもなるのです。


起業支援(その1)

今年は起業支援に力を入れていく予定です。

なぜ起業支援なのか?

理由は大きく2つあります。

 

1つはセラピストとして起業して12年が過ぎました。

その中で、セラピストとして起業したいのだけれど起業できなかったり、起業しても失敗する人を数多く見てきました。

僕よりも腕が上だと思う人もかなりいました。

なぜなのか経験から考えました。

起業したての頃は、技術さえあれば起業できると思っていました。資格さえあれば起業できると思っていたのです。

ところが、実際には違いました。

良い技術を持っている人ほど「良いものは黙っていても伝わる」と思っていたりしますが、現実は違います。

技術があるのは当たり前。さらに何ができるかを人に伝えることが必要なのです。

言葉で人に伝えるということ。これが起業に不可欠です。

起業してから何に一番力を入れていたかというと、「仕事のやり方」です。つまりビジネスとは何かについて学びました。

会社員時代は研究所にいたので、ほとんどお客さんに接する機会はありませんでした。

会社にいたのだけれど、会社の仕組みはよくわかっていなかったのです。

一から勉強です。わからないことは学べばわかるようになります。

 

知らないことは知ればいいのです。

僕は試行錯誤しながら今でも仕事をさせていただいています。

技術向上はもちろんのこと、人に伝える技術も学び続けています。

自分が学んできたことを分かち合う必要があると去年くらいから強く思うようになりました。

12年前の僕自身に「何が欲しい?」と訪ねたらきっとこう答えるでしょう。

「今、何をすればいいのか道を教えてくれる人が欲しい」と。

全部、教えてくれる必要はないのです。そのキッカケが欲しいのです。

人それぞれ違うので、成功法則も人それぞれ違うのです。

なので、それを探すことになっていくのにはとっかかりが欲しかったです。

これからの社会は、個人をサポートしていくサービスが必要不可欠になります。

そんな仲間を増やしていきたいという想いもあるのです。

社会をよりよくするために活動をしていきたい。

それには個人の力を超える必要があると痛切に感じているのです。

 

人をサポートする人を応援したい。その人たちが起業する力になりたい。

これが理由のひとつです。

もうひとつは・・・僕のライフワークである自己成長に関係があります。

(続く)