体ってとても繊細であるのと同時に寡黙です。
声を発しているんだけれど、とても小さいのです。
なぜか?
それは大きな声を発している人がいるからです。
それは、頭の声です。自分の頭の中にある言葉です。
実際に声をだしてなくても、言葉が頭の中にグルグルと渦巻いていたりします。
この言葉が大きくて体の声が聞こえないというパターンがあります。
もうひとつのパターンとしては、体の声が嘘をつく場合もあるんです。
ずっと不健康な生活をしていたり、ずっと我慢をしていたり、ずっと過去の傷をひきずっていたり、ずっと未来に対して不安を感じていたり、ずっと希望を持てなかったりすると、体がおかしな言葉を発したりします。
それを自分の体の声だと信じていることがあります。
また、体の声といってもその声を聞くのは頭です。頭の翻訳機能が麻痺している場合もあります。
この場合も体の声を聞くことができません。
僕が体の声を大事にするのは、動物の進化学的に、まず体があって、それから頭ができたから。頭というのは脳のことです。
人間が卵だった時代に内胚葉という内蔵系、中胚葉という筋肉系、外胚葉という神経系という進化の過程がこの順番に見られます。
動物的な欲求としては体のほうが頭よりも先なのです。
体がメッセージを発して頭がそれをキャッチする。
体の声を聞く方法はいろいろとあります。
瞑想をしてみたり、何かに没頭してみたり、好きなことをしたり、リラックスしたり、自然の中に行ったり、本を読んだり、好きなものを食べたり、運動したり。
僕がセッションで使う方法は、筋反射テストというもの。
体の反射を使って体を聴くのです。
カウンセリングは頭の声を聞きます。その先の世界もあります。
大事なことは、どちらが正しいかというよりも、体の声と頭の声が一致した時に、その人が本来持っている力を発揮するのです。
体の声が聞こえているか。
判断方法のひとつとしては、今この瞬間が幸せかどうか。
1日のうちでどれから幸せを感じていれるか。リラックスしているかどうかです。
もし、違うなら、体の声を聞いているのもいいかもしれません。
■個人セッション
ネガティブな感情の裏にあるポジティブな感情。
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm