某附属中学校の中学一年生にキャリア教育の授業をしてきました。
伝えたメッセージを一言でいえば「好きなことを追求しよう!」ということ。
具体的には、自分の好奇心が仕事につながっているかもしれないということ、仕事の種類は無限にあるということ、新しく仕事は作れることということをワークショップ形式で伝えました。
何年かワークショップをさせてもらっているのだけど、新しい試みも試しました。
ワークショップだからと言って、教えないというのが良いことではないのです。
教える側も教わる側も自分が持ちうる経験や知識を出し合い、その先の何かを見つけることが大事だと思っているから。
こちらが教えたらいい知識は一つの情報として伝えることは大切だと思っています。
正解を与えることが目的ではなく、正解がないことに自分なりの答えを見つけることが重要だからです。
つまり僕にとってのワークショップってクリエイティブであるということなんです。
参加者も僕も新しい答えを見つけることなんです。
伝えたいことをワークショップ形式でやることではないのです。
で、僕の挑戦は「将来の夢が公務員になる」ということの幻想を打ち砕くこと(笑)
公務員という仕事はないのです。公務員って働き方です。
公務員って国が国民に提供しているサービスであり、その仕事は多種多様です。
公務員という仕事はないのです。
例えば、水害からみんなを守る都市計画をしたいから公務員になりたいというのはいいのです。
仕事の本質は、自分自身が価値を提供して、周りの人から報酬をもらうことです。
僕はこれを「自分が好きなことを提供することで、周りを笑顔にすること。」を好きなことを仕事にする定義としています。
いろんな仕事の仕方はあるんですよ。
嫌なことを仕事にしたり、できることを仕事にしたり、喜ばれることを仕事にすることも可能です。
価値を提供すれば仕事になるからね。
価値を提供する仕事の方法には4種類があって、労働力を提供する従業員、サービスを提供する自営業、雇用を提供するビジネスオーナー、資金を提供する投資家があるのです。
先ほどの公務員は、この中では従業員になります。
これをキュッとコンパクトにして伝えたら、理解してくれたようで、ホッとしています。
子供達って大人が思っているよりも賢いよね。
今わからなくても、わかる時がくるかもしれないしね。
サポートに入ってくれた人たちにもチャレンジをお願いしました。
自分の好きなことを仕事にしている要素を提供してもらったのです。
中学生の時にフルートに出会いフルーティスとになった方には、実際に演奏してもらったりね。プロの演奏を生音で聴けるって貴重だわ。そして音楽家になるために、学校の授業では体育や物理が役だったという話も面白かったわ。もちろん留学には英語は役だったと。まぁ実際の留学先はドイツだったのだけどね。
演劇やりたかったんだけど、あきらめて普通に就職したんだけど、やっぱりあきらめきれずに声優さんになったりして挫折して、今は研修講師をしている方には、感情表現とは何かと実演してもらったりね。
学生時代って、大人との接触があんまりないからね。親と先生くらいしか大人が仕事しているサンプルがいない。
子供時代には何に興味を持って、それがどう仕事につながっていったのかという過程の話を聞く機会はほんとないんですよ。
どうやって大人になるのか道標があるといいですね。
特に楽しそうに仕事をしている大人たちの話を聞くことが大事です。
僕自身が、いろんな人に子供の頃から今にいたる物語を聞くのが好きなのです。
このことが、好きなことを仕事にするサポートというカウンセリングの仕事に役立っているのです。
サポートに入ってくれた人からこんなことがあったという話を聞きました。
生徒「仕事したくない。ずっと遊んでいたい。」
大人「だったら、まぁちゃん(進行役である僕)みたいになったらいいんじゃない?
あの人、仕事でもずっと遊んでいるみたいだよ。」
生徒「なんかわかる気がする。」
僕は仕事するの嫌いだから、仕事を遊びのようにできないかとずっと考えてきたのです。
遊びを仕事にするか、仕事を遊びにするかということなんです。
遊びって、楽しいし、真剣だし、またたやりたくなるしで良いことづくしです。
動物の中で遊びができるのは人間だけ。
人間とは何かという大きなテーマでもあるんですよね。
もっと子供たちとワークショップしたいなと思った時間でした。
ありがとうございます。
みんな好きなことトコトン追求してね!
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