意識はどこから来るのか?

心はどこにあるのか?

意識はどきにあるのか?

自分を自分と認識している自分はどこにいるのか?

 

プロセラピストの上田正敏です。

目に見えない世界は、本当にあるのでしょうか?

サンテグジュペリは星の王子さまで「大切なものは目に見えない(Le plus important est invisible)」と言いました。

 

すべての物質は原子でできていて、原子は陽子と分子でできている。

陽子と電子の距離は離れている。ということは、その密度はスッカスカだったりするので、本当は透けて見えるはずなのに、ちゃんと見えるんですよね。

しかもすり抜けもしません。触れます。

この陽子と電子の間にある空間が虚空と考え、仏教と科学を融合させて考えている人たちもいます。

色即是空 空即是色。

世の中のすべてのもは空という幻想であるってね。

 

アンドロイド演劇なるものも見たことがありますが、アンドロイドにも心があるように見えるのです。

本物の役者さんとなんら変わらなかったりもします。

人間そっくりではないロボットでも、心があるように見える。

 

見えないものなのに、日本語の表現としても見えるという言葉も使っていますね。

感じるではなく、「見える」という表現。

五感は視覚以外は見えないはずなのに、見えるという表現を使ったりします。

視覚だって、脳科学的にいえば、太陽光が物質に当たって反射して、その光を網膜でとらえて情報を処理して脳に絵として認識されているだけだから。

本当に見えているかといえば、光がなければ見えないのです。

ダイアログ・イン・ザ・ダークなんかだとまるっきり光のない闇を体験できたりします。

見えなければ、音がよく聞こえるようになったり、空気感を読むようになります。

ここでも「読む」という視覚的な言葉がでてきますね。

空気感は触覚が感じているのでしょうか。

聴覚も鼓膜の振動を脳が認識するので、聴覚の延長ととらえてもいいですね。

真っ暗闇で食事をしたりすると、味覚や嗅覚も鋭敏になります。

普段、人は視覚に頼っているので、それが遮断された時に様々な感覚が活性化されて驚くことがあります。

 

人はこの感覚がなければ、外の世界を認識できません。

感覚を通じて世界を知っているように錯覚しているに過ぎないのです。

ということは、人間は徹底的に孤独なんです。

人が人をわかるなんて傲慢なことに過ぎないのです。

徹底的な孤独を受け入れることができなければ、何かに依存をする以外に道はないのです。

 

共感も相手が共感していくれたと自分が思うからこそ共感が生まれるのです。

共感もまるっきり錯覚にすぎません。

 

恋愛も同じです。

美しいとかカッコイイとか誤解しているに過ぎません。

自分の理想を相手に勝手に見ている。

だから、別れて正気に戻った時に、どこが好きだったのだろう?と疑問に思うことだってあるのです。

科学や哲学を追求していくとロマンティックな感じはまるっきりなく、無味乾燥な世界が広がっています(笑)

 

芸術がそれを補ってくれますね。

ないものをあるものとして捉えるのが芸術と言ってもいいかもしれません。

科学の世界でも量子力学なんかはその領域に足を突っ込もうとしていると思っています。

 

そうそう、意識はどこから生まれるのか?

今の科学ではわかっていません。

わかっていないけれど、芸術や哲学の分野では使われています。

我思うゆえに我あり(Je pense, donc je suis)。

なんてデカルト言っていますが、これを訳した人も凄いですよね。

 

頭に意識がある?

では脳のモデルを再現してコンピュータに移植することができたら、意識や心はコンピューターに宿るでしょうか?

大学時代にはそんな研究をまじめにしていました。

多分無理。

頭だけではなく体もなければ意識は出現しないでしょう。

 

持論ですが、心を扱う人に身体性がなければ、心を扱うことは本当にはできない。

逆に、体を扱う人は、哲学や芸術などの心の豊かさがなければ、体を扱うことはできないと思っています。

 

意識はどこから生まれるのか?

心はどこにあるのか?

秋の夜長に思索にふけるのも一興です。

 
■自分らしく生きる最初のステップ!ソース・ ワークショップ
http://www.yoriyoku.com/source

■よりよい人生を歩みたい方へ!ライフチェンジ・プログラム
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm

■心と体を統合することで今が変わり未来が変わる個人セッション
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

 


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